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第1部
ヴァルのお父さん
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王城の中をローセボームの先導で進んでいくが、どこまでも通路が続き、何度も角を曲がり、階段を下り、上る。
「王城、広いね。1人だったら迷子になる」
それでなくても体格のいいこの国の人たちが早足で歩くと、体力がまだ戻りきっていない梛央はついていくのがやっとだった。
「ナオ」
オルドジフがそっと声をかけ、リングダールごと梛央を抱き上げた。
「体裁は悪いだろうが、まだ無理してはいけないからね」
「ありがとう、ドーさん」
ローセボームとテュコの父子愛を目の当たりにした梛央は、血のつながりがなくても父親のような気づかいをしてくれるオルドジフを嬉しく思った。
「テュコ、だっ……」
その様子を見てローセボームが何かを言いかけたが、
「抱っこなんてさせませんっ。冗談でもやめてください。父上が早足なのでナオ様がお疲れになったじゃないですか。もっとゆっくり歩いてください」
何を言い出すんだ、一国の宰相ともあろう者が。と、テュコが険しい顔でローセボームを睨む。
「テュコ、世の中のCEOは忙しいんだよ。きっと王様も忙しいんだろうけど、僕たちを待っててくれてるんだよ」
「しーいーおーが何かはわかりませんが、ナオ様は聡いお方ですね。オルドジフ、すまないがそのままで頼むよ」
「はい。ナオ様のことはお任せください」
自分を抱いていても歩みの速度を落とさないオルドジフが頼もしい梛央だった。
やがて王城の中でもひと際大きな扉の前に来ると、オルドジフは梛央をそっと床におろした。
金細工の重厚なその扉の両脇には近衛兵が2人ずつ立っている。
「謁見の間です」
ローセボームが言うと、近衛騎士が流れるような敬礼をして扉を開けた。
足元には床一面に赤に金の模様の絨毯が敷かれ、左手に数段の段差があった。その最上段の側面は天蓋が下ろされており、内部は見えない。
部屋の中央に大きなシャンデリア。それを囲むように少し小ぶりなシャンデリアがいくつも下がっている。
天井には天使のような人物が優雅な衣装をまとって空を舞う絵が描かれている。精霊の姿を描いているのなら、この世界の宗教画のようなものかな、と梛央は天井を見上げながら考えていた。
一国の王の玉座のある室内は豪奢ではあるが、驕りのある贅沢なものではなく、その荘厳な空気感は梛央には好感が持てた。
「ナオ、行こう」
再び梛央と手をつないで、ヴァレリラルドはまっすぐ歩き出す。
部屋の中央で左に向きをかえると、正面に玉座があった。
そこに座っているのは、マントこそ身に着けているが、シンプルな白いシャツにオリーブグリーンのトラウザーズ、膝までのブーツ姿の三十半ばの精悍な美貌をした男だった。
王様というとトランプのキングのよう(ゴテゴテした服を着て髭を生やした気難しい顔をしている)だと、勝手にイメージしていた梛央だが、そういえば王様ってヴァルのお父さんだった、と改めて気づいた。
ヴァレリラルドは片膝をついて、
「父上、只今戻りました。愛し子様もご一緒です」
父親といえど一国の王に、声を張って口上を述べる。
梛央もそれに倣おうとするが、それを制し、
「お待ちしておりました。シルヴマルク王国国王、ベルンハルド・イルヴァ・シルヴマルクと申します。愛し子様、ようこそお越しくださいました。国王以下すべての国民が精霊の愛し子様のご出現を心より歓迎いたします」
ベルンハルドは玉座から立ち上がると梛央の前に進み出て片膝をつき、右手を胸にあてて頭を垂れる。
国王に頭を下げられて戸惑う梛央がヴァレリラルドを見ると、父王に倣って同じ態勢を向けていた。
「ヴァルもヴァルのお父さんも、立って?」
梛央が言うと、ベルンハルドは立ち上がる。が、オルドジフと同じくらいの長身から梛央を見おろすその顔は驚いた表情をしていた。
「初めまして。秋葉梛央です。これまでのお心遣い、感謝します」
梛央は頭を下げる。
そのしぐさには場慣れした優雅さがあったが、手に抱くリングダールとあいまって得も言われぬ愛くるしさがあった。
「ローセボーム、聞いたか? ヴァルのお父さんと初めて呼ばれたぞ。なんだろうな、この高揚感は。なんだろうな、この愛くるしい愛し子様は」
感動したようにベルンハルドはローセボームを見る。
国王があって王子(王太子)がある。という常識しかない世界で、国王を王太子のお父さんという敬称で呼ばれたのだ。
その斬新だが柔軟で愛情のこもった呼び方にベルンハルドは興奮していた。
「私も先ほど、テュコのお父さん、と呼ばれて感動いたしました。可愛い愛し子様の目線で言われるとくすぐったいような嬉しいような気がしますね」
ローセボームも笑顔で頷いている。
「僕、変なこと言った?」
梛央は不安げにヴァレリラルドとテュコを見る。
「ナオは変なこと言ってないよ。ナオはナオのままでいいんだ」
自信をもって言うヴァレリラルド。
「どちらも子煩悩だからなぁ」
仕方ないなぁ、と言いたげにケイレブが大きく咳払いをした。
「ああ、そうでありました。陛下、護衛騎士たちにお言葉を」
ローセボームに促されてベルンハルドは玉座に座りなおす。
「ケイレブ、サリアン、並びにヴァレリラルドと愛し子様の護衛騎士たちよ。2人をよく護り、王城に送り届けてくれたことに感謝する。特にフェルウルフの群れやボスフェル、飛竜との激戦での健闘は賞賛に値する。ローセボーム」
「はい」
ローセボームは革袋がいくつも載った黒檀のトレーを掲げた文官とともに、方膝をついて待機している梛央の護衛騎士のもとに行き、1つずつ革袋を渡す。
次にヴァレリラルドの護衛騎士にも革袋を渡していく。
「それはお前たちが倒した魔獣の魔石や素材を売った金だ。褒賞として受け取るがいい。今日はそれぞれの騎士団に帰還の報告をしたあとは速やかに解散して休養を取るように」
「ありがとうございます」
「我々は場所を移そう。こちらへ」
ベルンハルドが立ち上がると、意を汲んだ国王の護衛騎士が玉座の間の奥のドアを開け中に入り、一行を招き入れる。
梛央はヴァレリラルドに手を引かれて奥の部屋に向かいながら、もう追従してくれないクランツやフォルシウスを少し寂し気に見ていた。
「王城、広いね。1人だったら迷子になる」
それでなくても体格のいいこの国の人たちが早足で歩くと、体力がまだ戻りきっていない梛央はついていくのがやっとだった。
「ナオ」
オルドジフがそっと声をかけ、リングダールごと梛央を抱き上げた。
「体裁は悪いだろうが、まだ無理してはいけないからね」
「ありがとう、ドーさん」
ローセボームとテュコの父子愛を目の当たりにした梛央は、血のつながりがなくても父親のような気づかいをしてくれるオルドジフを嬉しく思った。
「テュコ、だっ……」
その様子を見てローセボームが何かを言いかけたが、
「抱っこなんてさせませんっ。冗談でもやめてください。父上が早足なのでナオ様がお疲れになったじゃないですか。もっとゆっくり歩いてください」
何を言い出すんだ、一国の宰相ともあろう者が。と、テュコが険しい顔でローセボームを睨む。
「テュコ、世の中のCEOは忙しいんだよ。きっと王様も忙しいんだろうけど、僕たちを待っててくれてるんだよ」
「しーいーおーが何かはわかりませんが、ナオ様は聡いお方ですね。オルドジフ、すまないがそのままで頼むよ」
「はい。ナオ様のことはお任せください」
自分を抱いていても歩みの速度を落とさないオルドジフが頼もしい梛央だった。
やがて王城の中でもひと際大きな扉の前に来ると、オルドジフは梛央をそっと床におろした。
金細工の重厚なその扉の両脇には近衛兵が2人ずつ立っている。
「謁見の間です」
ローセボームが言うと、近衛騎士が流れるような敬礼をして扉を開けた。
足元には床一面に赤に金の模様の絨毯が敷かれ、左手に数段の段差があった。その最上段の側面は天蓋が下ろされており、内部は見えない。
部屋の中央に大きなシャンデリア。それを囲むように少し小ぶりなシャンデリアがいくつも下がっている。
天井には天使のような人物が優雅な衣装をまとって空を舞う絵が描かれている。精霊の姿を描いているのなら、この世界の宗教画のようなものかな、と梛央は天井を見上げながら考えていた。
一国の王の玉座のある室内は豪奢ではあるが、驕りのある贅沢なものではなく、その荘厳な空気感は梛央には好感が持てた。
「ナオ、行こう」
再び梛央と手をつないで、ヴァレリラルドはまっすぐ歩き出す。
部屋の中央で左に向きをかえると、正面に玉座があった。
そこに座っているのは、マントこそ身に着けているが、シンプルな白いシャツにオリーブグリーンのトラウザーズ、膝までのブーツ姿の三十半ばの精悍な美貌をした男だった。
王様というとトランプのキングのよう(ゴテゴテした服を着て髭を生やした気難しい顔をしている)だと、勝手にイメージしていた梛央だが、そういえば王様ってヴァルのお父さんだった、と改めて気づいた。
ヴァレリラルドは片膝をついて、
「父上、只今戻りました。愛し子様もご一緒です」
父親といえど一国の王に、声を張って口上を述べる。
梛央もそれに倣おうとするが、それを制し、
「お待ちしておりました。シルヴマルク王国国王、ベルンハルド・イルヴァ・シルヴマルクと申します。愛し子様、ようこそお越しくださいました。国王以下すべての国民が精霊の愛し子様のご出現を心より歓迎いたします」
ベルンハルドは玉座から立ち上がると梛央の前に進み出て片膝をつき、右手を胸にあてて頭を垂れる。
国王に頭を下げられて戸惑う梛央がヴァレリラルドを見ると、父王に倣って同じ態勢を向けていた。
「ヴァルもヴァルのお父さんも、立って?」
梛央が言うと、ベルンハルドは立ち上がる。が、オルドジフと同じくらいの長身から梛央を見おろすその顔は驚いた表情をしていた。
「初めまして。秋葉梛央です。これまでのお心遣い、感謝します」
梛央は頭を下げる。
そのしぐさには場慣れした優雅さがあったが、手に抱くリングダールとあいまって得も言われぬ愛くるしさがあった。
「ローセボーム、聞いたか? ヴァルのお父さんと初めて呼ばれたぞ。なんだろうな、この高揚感は。なんだろうな、この愛くるしい愛し子様は」
感動したようにベルンハルドはローセボームを見る。
国王があって王子(王太子)がある。という常識しかない世界で、国王を王太子のお父さんという敬称で呼ばれたのだ。
その斬新だが柔軟で愛情のこもった呼び方にベルンハルドは興奮していた。
「私も先ほど、テュコのお父さん、と呼ばれて感動いたしました。可愛い愛し子様の目線で言われるとくすぐったいような嬉しいような気がしますね」
ローセボームも笑顔で頷いている。
「僕、変なこと言った?」
梛央は不安げにヴァレリラルドとテュコを見る。
「ナオは変なこと言ってないよ。ナオはナオのままでいいんだ」
自信をもって言うヴァレリラルド。
「どちらも子煩悩だからなぁ」
仕方ないなぁ、と言いたげにケイレブが大きく咳払いをした。
「ああ、そうでありました。陛下、護衛騎士たちにお言葉を」
ローセボームに促されてベルンハルドは玉座に座りなおす。
「ケイレブ、サリアン、並びにヴァレリラルドと愛し子様の護衛騎士たちよ。2人をよく護り、王城に送り届けてくれたことに感謝する。特にフェルウルフの群れやボスフェル、飛竜との激戦での健闘は賞賛に値する。ローセボーム」
「はい」
ローセボームは革袋がいくつも載った黒檀のトレーを掲げた文官とともに、方膝をついて待機している梛央の護衛騎士のもとに行き、1つずつ革袋を渡す。
次にヴァレリラルドの護衛騎士にも革袋を渡していく。
「それはお前たちが倒した魔獣の魔石や素材を売った金だ。褒賞として受け取るがいい。今日はそれぞれの騎士団に帰還の報告をしたあとは速やかに解散して休養を取るように」
「ありがとうございます」
「我々は場所を移そう。こちらへ」
ベルンハルドが立ち上がると、意を汲んだ国王の護衛騎士が玉座の間の奥のドアを開け中に入り、一行を招き入れる。
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