そのステップは必要ですか？ ～精霊の愛し子は歌を歌って溺愛される～

第１部

第１部の人物紹介

第１部の最終話時点での登場人物です。
ネタバレがあるかもしれませんので、自己責任でご覧くださいね。


秋葉　梛央　１６歳　黒目黒髪。
琉歌と薫瑠が短くすると怒るため長めのショートカット。
美人の母にそっくりなせいで父親似の薫瑠から意地悪されることもある。
ピアノとヴァイオリンを習っていたが、ダンスにのめり込む。
純粋培養で、姉よりも箱入り娘だった。天然なところがあり、テュコを嘆かせることが多々ある。
素直で感受性豊か。落ち込みやすいが自己完結でわりと立ち直りは早い。
綺麗な顔で天真爛漫のため、周囲の庇護欲をかきたてまくる。



ヴァレリラルド・イルヴァ・シルヴマルク　８歳　金髪碧眼。
シルヴマルク王国の第一王子で、王太子。成長が早く、８歳ながら梛央とはあまり変わらない身長がある。将来美丈夫になる片鱗がありありと窺える。
ちょっと大人しめだが、好奇心旺盛。正義感が強いが流されるところもある。
将来を期待されるほどの剣の使い手。空から降りてきた梛央を見て一目で恋に落ちる。


テュコ・ローセボーム　１２歳　ビスク色の髪、ガーネット色の瞳。
愛し子様に侍従として仕えるために王都から来た。当初はナオよりも少し身長が低かったが、旅の途中で梛央の身長を越してしまい、梛央から説教される。
精神面では梛央よりも大人。アイナとドリーンを指示して梛央の世話をする。ナオに淡い恋心を抱いており、ヴァレリラルドが梛央にアプローチするのが実はおもしろくない。


アイナ　１８歳　青い髪、紫色の瞳。
梛央付きのメイド。物静かで穏やか。実はサミュエルの娘。梛央に関することや護衛騎士たちの妙な言動を父に報告する役目を持つ。


ドリーン　１６歳　緑色の髪、はしばみ色の瞳。
梛央付きのメイド。明るく、おしゃべり好き。


エンゲルブレクト・イェイエル・シルヴマルク　２５歳　金髪碧眼
国王ベルンハルトの弟。シアンハウスの当主。長身痩身。眼鏡をかけている。聖域の森に隣接する領地を保有しており、領地にある城とシアンハウスを転移陣で行き来して執務を行っている。
梛央に好意を持っていることを隠さない。穏やかではあるが、飄々としていて何を考えているかよくわからない面がある。時々突拍子もないことを言うエンゲルブレクトの『提案』を周囲が警戒している。


サミュエル　５０歳過ぎている　灰色の髪、ブルーグレイの瞳。
シアンハウスの家令。元第一騎士団団長。シアンハウスの有事には指揮官になる。
『鬼の第一騎士団長』と呼ばれ、恐れられていたが、現在はスマートな家令としてシアンハウスを取り仕切る。梛央にだけは甘い。梛央に『あーん』するのを至福だと思っている。
ぬいぐるみ好きだと思われていることを甘んじて受け入れている。


ケイレブ　２７歳　キャメルブラウンの髪、ヘーゼルの瞳。
元第一騎士団副団長。第一騎士団時代はサミュエルとマフダルには相当しごかれてきた。
今は騎士団を辞めて冒険者となり、今ではサリアンとともに国を跨いだ活躍をしているS級冒険者。ヴァレリラルドがシアンハウスに滞在するにあたり、王城に戻るまでの期間の護衛をベルンハルドから依頼された。


サリアン・シェルクヴィスト　２３歳　ローズグレイの長髪、茶色の瞳。
子爵家の嫡男として生まれるが、ケイレブと運命の出会いをして家出同然でケイレブの伴侶になる。ケイレブが勝手にベルンハルドの依頼を受けてヴァレリラルドの護衛についたのを根に持っている。梛央に親身になるうちに母性に目覚め、ケイレブとの子どもを望むようになる。
お酒を飲むと素面の顔で酔う。伝説の『蹴り』の使い手。


シモン・ロヴネル　２５歳　スレートグレーの髪、赤みがかった茶色の瞳。
ロヴネル侯爵の三男。出来の悪い長兄と次兄に負けないように勉強も剣も頑張ったが、所詮三男なので自立を余儀なくされる。
王太子の侍従となり、仕事にはプライドを持って頑張っているが、プライドがありすぎて疎まれている。だがヴァレリラルドを護りたい気持ちは本物。


クランツ　２２歳　鈍色の髪、赤茶の瞳。
第一騎士団所属　梛央の護衛に選ばれる。
平民出身で、３人の弟と２人の妹がおり、家族の稼ぎ頭。長男気質。精霊の加護はないが剣と槍の使い手。動物好き。動物に異様になつかれる特技あり。愛馬はサンノキ（サンちゃん）。フォルシウスに恋心を抱いているが、フォルシウスが貴族なので本人には告白できないでいる。が、態度には示している。


フォルシウス・フリードリーン　２０歳　ベージュグレーの長髪、ブルーグレーの瞳。
精霊を見る力の強いフリードリーン侯爵家の三男。信仰心が厚い。すぐ上の兄は精霊神殿長補佐をしている。礼儀を重んじるためクランツとは気があわない。クランツに腹を立てているが、それを恋心とは気づいていない。傷を治すことのできる癒し手。愛馬はミトミナル（ミトちゃん）。


赤毛短髪のメランデル（イルジナ・イルるん）。紺色の髪のヨーラン（アダル・アダるん）。小柄でミルクティー色の髪のファルク（アルノシュト・あるのっち）。大柄でこげ茶色の髪のハンメルト（ゾルタ・ぞるっち）。
梛央の護衛騎士。第一騎士団所属。（）内は愛馬の名前と梛央がつけた愛称。


イクセル、クランツ、ダーヴィド、イスコ、カレヴィ、ラリ
ヴァレリラルドの護衛騎士。近衛騎士団所属。


ベルンハルド・イルヴァ・シルヴマルク　３７歳　金髪碧眼。
シルヴマルク王国国王。ヴァレリラルドの父。
国王でありながら服装などには頓着しないため、普段の執務はラフな服装の上から王のマントをつけて行う。梛央はトランプのキングの絵柄を思い描いていたが、軽くカルチャーショックを受ける。
おおらかで人の意見を聞くが、判断を人に委ねることはない。国民は大事だが、王族の安寧が国民を守ることと思っているため家族の絆を重視する。
精霊の愛し子である梛央を王城から手厚く保護する。


アルテアン　仕立て師　


ホルツ　梛央の乗る馬車の御者。コトニス（こっち）、ワニナ（わっち）を操る。


侍従ハハト、護衛騎士ヤルヴィ、ユティニ、カイラ、カイヴァント、キヴィレフ、スオルサ
エンゲルブレクトの侍従と護衛騎士（近衛騎士団）


マフダル　古都エンロートの古城の家令　元第一騎士団（サミュエルの後の）団長。尊敬する人物はサミュエル。第一騎士団時代はケイレブをしごいていた。


ショトラ　エンロートの女医　エンロートでの梛央の主治医となり、アイナ、ドリーンの憧れの人


オルドジフ・フリードリーン　フリードリーン侯爵家の次男。フォルシウスの次兄。精霊が見えるため精霊神殿の神殿長補佐を務める。梛央に異常になつかれている。梛央のこの世界での父親。


ロザンネ　夕凪亭の女将


ルーロフ　ロザンネの弟。夕凪亭の料理長。


ローセボーム　宰相　ビスク色の髪