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第4部
お散歩デート
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精霊の泉の視察にアシェルナオを同行させたい。
ヴァレリラルドの申し出にオリヴェルとテュコは、アシェルナオが出かけるのはまだ時期尚早。行き先が精霊の泉というのは今のアシェルナオにとって心の負担以外なにものでもない。と大反対だった。
だが、
「お散歩デートしたくて、頑張ってパン粥食べました」
偉い? ほめて? とばかりにアシェルナオがキラキラした瞳で報告すると、オリヴェルは折れるしかなかった。
なるべく心と体に負担をかけないこと。
視察が終わったらすぐに帰宅すること。
この2つを条件に許可をもらったヴァレリラルドは、アシェルナオと手を繋いで聖域の森を歩いていた。
馬を降りるまでは緊張していたアシェルナオだったが、足元の草花が訪れを歓迎するように揺らぎ、爽やかな風が緑の心安らぐ香りを運んでくると、自然に表情が柔らかくなった。
生い茂る枝葉の、重なり合う葉の隙間から差し込む日の光が、下生えの植物を色鮮やかな緑に浮かび上がらせる。
どこもかしこも生命力にあふれ、清涼な空気が森全体に溢れていた。
この前は瘴気を祓ったものの、どこかよそよそしく感じたのだが、今は記憶の中の17年前の森と同じ景色に見えた。
「17年前の森に帰ってきたみたい」
アシェルナオの声に、鳥の囀りが応える。
「聖域の森が生き返ったよ」
聖域の森の中にあっても一番の聖域であるアシェルナオの隣にいられる喜びに、ヴァレリラルドは握る手に力を込める。
「前の綺麗な森に戻って、嬉しい」
アシェルナオも握り返して、嬉しそうにヴァレリラルドを見上げた。
「ナオが頑張ってくれたおかげだ」
ヴァレリラルドが、繋いだ手を持ち上げて唇を寄せる。
くすぐったくて、ちょっとだけ恥ずかしいアシェルナオは、照れ隠しにフフフっと笑った。
アシェルナオの体調を気遣ってゆっくり歩く幸せそうな恋人たちに、
「お疲れではないですか? 疲れたら即帰りますよ」
後ろから歩くテュコが声をかける。
「大丈夫だ。ナオが疲れたら抱っこするから」
ヴァレリラルドが言うと、
「抱っこ、って。僕、子供じゃないよ、もう。僕、おんぶがいいよ」
拗ねるアシェルナオ。
「おんぶならいいんですか?」
「うん」
アシェルナオはおんぶは許容範囲だった。
ナオ様の好みは難しい。と独りごちるテュコ。
「ナオ様が元気になったのは殿下のおかげでもあるんだから、もう少しあたたかい目で見守ってもいいんじゃないか?」
それを見てフォルシウスは苦笑しながらテュコを諫める。
護衛はフォルシウス、侍従はテュコ。精霊の泉への視察兼お散歩デートの見守り役はこの前と同じだった。
『ナオ元気になってよかったー』
『精霊たちもいっぱい増えたー』
『ナオが嬉しそうだから』
『みんなも嬉しそうー』
『ちゅっちゅするー?』
精霊たちがアシェルナオの周りではしゃいでいた。
「ちゅっちゅはしない。テュコが見てるから」
ヴァレリラルドに聞こえないように、アシェルナオはそっと囁いた。
やがて森が開け、精霊の泉の全景が見えた。
2日前は瘴気に覆われて黒と消し炭色、薄墨色の景色だったが、今は緑の草原と優しい色合いの花々、シアンブルーの泉の、輝くような色鮮やかな天然色の景色だった。
「戻ってる……」
安堵と懺悔の入り混じった複雑な思いでアシェルナオは呟いた。
「ああ」
「……よかったんだよね」
「勿論」
短い言葉で、アシェルナオの心に寄り添うヴァレリラルド。
「うん、よかった」
それでも、心の中ではまだ少年たちの無念の思いに引きずられているところの大きいアシェルナオは、彼らと対峙するように清涼な水を湛える泉に向き直った。
「おっきいみっちー!」
アシェルナオが呼びかけると、泉の中から水色の髪の美女がふわりと舞い上がる。
『ウンディーネです。泉を浄化してありがとう、愛し子』
空中を移動したウンディーネは、綺麗だが表情の乏しい顔でアシェルナオの前に降り立つ。
「うーにゃん」
『ウンディーネです』
真顔で見つめるウンディーネに、アシェルナオは首をかしげる。
「ねぇ、うーにゃん。あの人たち、まだ泉の中にいる?」
『ウンディ……』
アシェルナオが死者を悼み、心を震わせているのが伝わったウンディーネは、
『いいえ、亡骸はすべて精霊の泉に落ちると同時に不浄の瘴気に変わりました。瘴気は浄化されて……』
うーにゃんを受け入れた。そして、天を見上げる。
「ずっと水の中にいるのなら可哀そうだと思ったけど……そか」
ウンディーネの言わんとしていることがわかって、アシェルナオは気がかりが少しだけなくなった気がした。
そして、すぅっと息を吸った。
明日の予定は決まっていた
明日は今日の先にかならずあると思っていた
けれど明日はこなかった
悲しい今日を何度も繰り返す君たち
私も一緒に泣いていい?
私は願う
静かな眠りにつきますように
安らぎが得られますように
精霊たちの見守る中
新しい明日がおとずれますように
この世にはもういない君たち
この世を去らなければいけなかった君たち
どうかみたまは安らかに
祈りと共に心は自由に舞い上がれ
悲しみの涙よ雨となれ
私は願う
静かな眠りにつきますように
安らぎが得られますように
精霊たちの見守る中
新しい愛がみつけられますように
アシェルナオの歌声が泉や森や空に広がる。
草や花が一瞬震えたかと思うと、優しい風が包み込むように吹き渡った。
※※※※※※※※※※※※※※※※
いいね、エール、ありがとうございます。
うちの職場がブラックなので、ここ最近うまく更新できずにすみません。
心がすさんでいるので、いいねとか、エールとかで応援してもらってないと、すぐに迷子になってすみません。
4月から一緒に仕事をしている再任用の方が、タイトすぎる日程の中で、4月から通算7日めの有休を明日消化するそうです。
労働者の権利ですものね。有休を取るなとは言わないですよ。
でもね、休みを取られるとね、私の超早出で少しだけ余裕ができた時間の貯金が、またもマイナスに……。
だから私は休めない……。
なんだか、私はずっと無限地獄にいる気がします……。
ヴァレリラルドの申し出にオリヴェルとテュコは、アシェルナオが出かけるのはまだ時期尚早。行き先が精霊の泉というのは今のアシェルナオにとって心の負担以外なにものでもない。と大反対だった。
だが、
「お散歩デートしたくて、頑張ってパン粥食べました」
偉い? ほめて? とばかりにアシェルナオがキラキラした瞳で報告すると、オリヴェルは折れるしかなかった。
なるべく心と体に負担をかけないこと。
視察が終わったらすぐに帰宅すること。
この2つを条件に許可をもらったヴァレリラルドは、アシェルナオと手を繋いで聖域の森を歩いていた。
馬を降りるまでは緊張していたアシェルナオだったが、足元の草花が訪れを歓迎するように揺らぎ、爽やかな風が緑の心安らぐ香りを運んでくると、自然に表情が柔らかくなった。
生い茂る枝葉の、重なり合う葉の隙間から差し込む日の光が、下生えの植物を色鮮やかな緑に浮かび上がらせる。
どこもかしこも生命力にあふれ、清涼な空気が森全体に溢れていた。
この前は瘴気を祓ったものの、どこかよそよそしく感じたのだが、今は記憶の中の17年前の森と同じ景色に見えた。
「17年前の森に帰ってきたみたい」
アシェルナオの声に、鳥の囀りが応える。
「聖域の森が生き返ったよ」
聖域の森の中にあっても一番の聖域であるアシェルナオの隣にいられる喜びに、ヴァレリラルドは握る手に力を込める。
「前の綺麗な森に戻って、嬉しい」
アシェルナオも握り返して、嬉しそうにヴァレリラルドを見上げた。
「ナオが頑張ってくれたおかげだ」
ヴァレリラルドが、繋いだ手を持ち上げて唇を寄せる。
くすぐったくて、ちょっとだけ恥ずかしいアシェルナオは、照れ隠しにフフフっと笑った。
アシェルナオの体調を気遣ってゆっくり歩く幸せそうな恋人たちに、
「お疲れではないですか? 疲れたら即帰りますよ」
後ろから歩くテュコが声をかける。
「大丈夫だ。ナオが疲れたら抱っこするから」
ヴァレリラルドが言うと、
「抱っこ、って。僕、子供じゃないよ、もう。僕、おんぶがいいよ」
拗ねるアシェルナオ。
「おんぶならいいんですか?」
「うん」
アシェルナオはおんぶは許容範囲だった。
ナオ様の好みは難しい。と独りごちるテュコ。
「ナオ様が元気になったのは殿下のおかげでもあるんだから、もう少しあたたかい目で見守ってもいいんじゃないか?」
それを見てフォルシウスは苦笑しながらテュコを諫める。
護衛はフォルシウス、侍従はテュコ。精霊の泉への視察兼お散歩デートの見守り役はこの前と同じだった。
『ナオ元気になってよかったー』
『精霊たちもいっぱい増えたー』
『ナオが嬉しそうだから』
『みんなも嬉しそうー』
『ちゅっちゅするー?』
精霊たちがアシェルナオの周りではしゃいでいた。
「ちゅっちゅはしない。テュコが見てるから」
ヴァレリラルドに聞こえないように、アシェルナオはそっと囁いた。
やがて森が開け、精霊の泉の全景が見えた。
2日前は瘴気に覆われて黒と消し炭色、薄墨色の景色だったが、今は緑の草原と優しい色合いの花々、シアンブルーの泉の、輝くような色鮮やかな天然色の景色だった。
「戻ってる……」
安堵と懺悔の入り混じった複雑な思いでアシェルナオは呟いた。
「ああ」
「……よかったんだよね」
「勿論」
短い言葉で、アシェルナオの心に寄り添うヴァレリラルド。
「うん、よかった」
それでも、心の中ではまだ少年たちの無念の思いに引きずられているところの大きいアシェルナオは、彼らと対峙するように清涼な水を湛える泉に向き直った。
「おっきいみっちー!」
アシェルナオが呼びかけると、泉の中から水色の髪の美女がふわりと舞い上がる。
『ウンディーネです。泉を浄化してありがとう、愛し子』
空中を移動したウンディーネは、綺麗だが表情の乏しい顔でアシェルナオの前に降り立つ。
「うーにゃん」
『ウンディーネです』
真顔で見つめるウンディーネに、アシェルナオは首をかしげる。
「ねぇ、うーにゃん。あの人たち、まだ泉の中にいる?」
『ウンディ……』
アシェルナオが死者を悼み、心を震わせているのが伝わったウンディーネは、
『いいえ、亡骸はすべて精霊の泉に落ちると同時に不浄の瘴気に変わりました。瘴気は浄化されて……』
うーにゃんを受け入れた。そして、天を見上げる。
「ずっと水の中にいるのなら可哀そうだと思ったけど……そか」
ウンディーネの言わんとしていることがわかって、アシェルナオは気がかりが少しだけなくなった気がした。
そして、すぅっと息を吸った。
明日の予定は決まっていた
明日は今日の先にかならずあると思っていた
けれど明日はこなかった
悲しい今日を何度も繰り返す君たち
私も一緒に泣いていい?
私は願う
静かな眠りにつきますように
安らぎが得られますように
精霊たちの見守る中
新しい明日がおとずれますように
この世にはもういない君たち
この世を去らなければいけなかった君たち
どうかみたまは安らかに
祈りと共に心は自由に舞い上がれ
悲しみの涙よ雨となれ
私は願う
静かな眠りにつきますように
安らぎが得られますように
精霊たちの見守る中
新しい愛がみつけられますように
アシェルナオの歌声が泉や森や空に広がる。
草や花が一瞬震えたかと思うと、優しい風が包み込むように吹き渡った。
※※※※※※※※※※※※※※※※
いいね、エール、ありがとうございます。
うちの職場がブラックなので、ここ最近うまく更新できずにすみません。
心がすさんでいるので、いいねとか、エールとかで応援してもらってないと、すぐに迷子になってすみません。
4月から一緒に仕事をしている再任用の方が、タイトすぎる日程の中で、4月から通算7日めの有休を明日消化するそうです。
労働者の権利ですものね。有休を取るなとは言わないですよ。
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