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ろく

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やがて ともくんは たちどまりました。
「あれ? こんどは はたけに でたよ。びゃっこくん。みち あってる?」
そこは いえと いえに かこまれた ちいさな ジャガイモばたけ でした。
びゃっこくんは ちずを しげしげと ながめて いいました。
「あってます。はたけで まちがいありません。ちずに よれば ここは かわかみ という ばしょです」
「かわかみ?」
「かわの うえの ほう という いみです」
「だけど あいかわらず かわは ないよ」
「そうですねえ」
びゃっこくんは うなずきました。
「だけど とにかく いってみましょう。ちずには ここから みぎに まがる みちが かかれています」
ともくんたちは みちを みぎに まがりました。
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