清く、正しく、美しく

桃瀬 叶七

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11.帰り道

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美「送ってもらわなくても良かったのに…」

流「ちょっと、話したいことがあって」

さっき言おうとしてたことかな?

美「そうだったんだ。
で、なんの話?」

流「青西潤先輩のことなんだけどさ…」

美「うん」

流「聞いた話だから本当かどうかわからないけど
あの先輩、本当は明るい人で今とは逆の性格だったらしい。過去になんかあって心を閉ざしたらしいんだけど…」

美「そうなの!?」

流「うん。でも、何があったかは聞けなかった…」

美「それ、誰から聞いたの?」

流「副生徒会長」

美「紫村しむら仁先輩?」

流「そう。」

美「わかった。ありがとう」

流「でも、聞きに行くと危険だと思うんだけど…」

美「あ、家着いた。」

流「うん。じゃあな。」

美「送ってくれてありがとう。」

さっきなんか危険って言ってたけどなんのことかな?

よし、明日

紫村先輩に聞いてみよ!
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