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調査、そして貴族アル
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ローラの調査方法は、いつも同じ流れになっている。まずは情報屋を活用し、ターゲットに関する情報を幅広く収集するのだ。ローラは馴染みの情報屋がいる店を訪れる。王都の端にある、薄汚れたスーパーマーケットだ。
「いらっしゃいませ」
「情報を探しているのですが」
「ああ、そちらのお客様ですね。奥へどうぞ」
奥へ進むと小さいな部屋があり、そこに1人の小さな男がいる。
「ああ、ローラ様。いつもお世話になっています」
「新しい情報が必要になって来たの。今大丈夫?」
「ええ、問題ないです。どういった内容でしょうか?」
「2つあるわ。1つはフールー家長男のアンという人物について。そしてもう一つは最近流行している薬物、エックスについてよ。まず、アンという貴族がどのような人物なのか教えて欲しいわ」
「またとんでもない大物が出てきましたね。フールー家のアル、この方はフール家の様々な事業の経営陣として参画しています。でもそういった話を聞きたいのではないでしょう?」
「ええ、裏の仕事について教えてちょうだい」
「ですよね。では全体像から。彼はフール家の裏稼業の元締めです。裏稼業を行う組織は、規模はそれほど大きくはないのですが、極めて凶暴な組織で、自身の利益を害する場合一般人であっても躊躇なく殺害します。主な収益源は売春、ギャンブル、薬物、護衛でしょうか。組織的な犯罪行為の多くに手を染めていると言っても問題ないです」
「なるほど。アルはどういう人物なの?」
「彼は臆病なのか神経質なのかはわかりませんが、あまり表には出てきません。ただ内部での権力は絶大で、彼が指示すれば部下は自殺行為でも喜んで行うと言われています」
「わかった。まあ、いわゆる裏組織のボスね。じゃあ次はエックスについてだけど…… アルとエックスは関係ある?」
「おそらく、ですが関係ありますね。フール家の息がかかった売人が主にエックスを販売しています。他国から密輸しているのか、国内で製造しているのかはわかりません。ただ売人曰く極めて品質が良い薬物なので製造元は大きな組織だろうとのことです」
「なるほどね。ありがとう。一旦今はこれで十分よ。また話を聞きに来るかも」
「わかりました。ありがとうございます」
ローラは金貨を1枚手渡し、店を立ち去り次の情報屋へ向かう。同じ質問を最低でも5人以上の情報屋に確認し、情報の解像度を上げていくとともに精度を高めていくのはローラの流儀である。
情報屋に確認した後は、スパイ網を活用した直接的な情報収集である。ただし、今回の場合はアルの組織にスパイは潜り込ませていない。そこで王国の諜報部隊、および警察に所属する部下から情報を提供してもらう。これにより多角的に評価を行う。
ヨスバは正義を重んじるため、この調査で間違った結論を出すわけにはいかない。そのためヨスバの情報網は極めて広大かつ高品質になっている。ローラはその網を巧みに活用しながら自身なりの結論を出すことに努めている。
「アル様、エックスの件ですが少々警察側で騒ぎになっているようです。なんでも中毒症状が異常すぎるということで警戒されているとか」
とある日のアルの邸宅。部下がアルに報告をしている。無表情にワインに口をつけるアル。
「流通量について少々減らした方がいいのでは、という話も出ていますが、いかがいたしましょうか?」
「なぜ減らす必要がある?」
「は、はい、警察の注目を浴びないようにするためです」
「ふん、警察なんてどうでも良い。あいつらは何にもできないさ。何かあっても俺が握り潰してやるよ。引き続き製造と販売を進めてくれ」
「畏まりました。失礼します」
部下が退出すると、アルはため息をつきながらワインを再び飲む。
「ずいぶん臆病な部下が増えたものだ。採用ミスか?」
「申し訳ございません、アル様…… エックスがあまりにも素晴らしい効果を発揮しているため皆少々不安になっているのだと思います。このまま順調に行くのかと」
「上手くいっている時に不安になるのは臆病者の特徴だな」
「はい。しかし彼らが臆病なおかげで警察に尻尾を掴まれることもなくエックスを普及できる面もあると思います」
「そうだな、つまらないが」
フンとアルは鼻を鳴らす。
「稼げる時に稼ぐ、これがフールー家のモットーだ。このチャンスは逃してはならない。売れるだけ売るんだ。中毒者なんて出れば出るだけ売れるようになるから歓迎だ。どんどん出してやれ」
「畏まりました」
「他組織の横槍はないか?」
「末端の売人が他の売人にエックスを奪われるといったことは発生しているようですが…… その程度です」
「どうでもいいな」
「別件ですが、一点お耳に入れておきたいことが…… 新しく風俗店を作る計画ですが、地域住民の一部がその話を聞きつけ反対しているようです。治安が悪化するからやめてくれと」
「そうか、そいつらは黙らせろ。殺しても構わない」
「力ずくでいいでしょうか……?」
「ああ、どうせずっと文句を言ってくる。剣を頭に刺せば永遠に文句を言わなくなるさ。鉄砲玉の奴らを使って家を燃やすのでもいいな。とにかくどんな方法でもいいから永遠に口出しできないようにしておけ」
「畏まりました」
「いらっしゃいませ」
「情報を探しているのですが」
「ああ、そちらのお客様ですね。奥へどうぞ」
奥へ進むと小さいな部屋があり、そこに1人の小さな男がいる。
「ああ、ローラ様。いつもお世話になっています」
「新しい情報が必要になって来たの。今大丈夫?」
「ええ、問題ないです。どういった内容でしょうか?」
「2つあるわ。1つはフールー家長男のアンという人物について。そしてもう一つは最近流行している薬物、エックスについてよ。まず、アンという貴族がどのような人物なのか教えて欲しいわ」
「またとんでもない大物が出てきましたね。フールー家のアル、この方はフール家の様々な事業の経営陣として参画しています。でもそういった話を聞きたいのではないでしょう?」
「ええ、裏の仕事について教えてちょうだい」
「ですよね。では全体像から。彼はフール家の裏稼業の元締めです。裏稼業を行う組織は、規模はそれほど大きくはないのですが、極めて凶暴な組織で、自身の利益を害する場合一般人であっても躊躇なく殺害します。主な収益源は売春、ギャンブル、薬物、護衛でしょうか。組織的な犯罪行為の多くに手を染めていると言っても問題ないです」
「なるほど。アルはどういう人物なの?」
「彼は臆病なのか神経質なのかはわかりませんが、あまり表には出てきません。ただ内部での権力は絶大で、彼が指示すれば部下は自殺行為でも喜んで行うと言われています」
「わかった。まあ、いわゆる裏組織のボスね。じゃあ次はエックスについてだけど…… アルとエックスは関係ある?」
「おそらく、ですが関係ありますね。フール家の息がかかった売人が主にエックスを販売しています。他国から密輸しているのか、国内で製造しているのかはわかりません。ただ売人曰く極めて品質が良い薬物なので製造元は大きな組織だろうとのことです」
「なるほどね。ありがとう。一旦今はこれで十分よ。また話を聞きに来るかも」
「わかりました。ありがとうございます」
ローラは金貨を1枚手渡し、店を立ち去り次の情報屋へ向かう。同じ質問を最低でも5人以上の情報屋に確認し、情報の解像度を上げていくとともに精度を高めていくのはローラの流儀である。
情報屋に確認した後は、スパイ網を活用した直接的な情報収集である。ただし、今回の場合はアルの組織にスパイは潜り込ませていない。そこで王国の諜報部隊、および警察に所属する部下から情報を提供してもらう。これにより多角的に評価を行う。
ヨスバは正義を重んじるため、この調査で間違った結論を出すわけにはいかない。そのためヨスバの情報網は極めて広大かつ高品質になっている。ローラはその網を巧みに活用しながら自身なりの結論を出すことに努めている。
「アル様、エックスの件ですが少々警察側で騒ぎになっているようです。なんでも中毒症状が異常すぎるということで警戒されているとか」
とある日のアルの邸宅。部下がアルに報告をしている。無表情にワインに口をつけるアル。
「流通量について少々減らした方がいいのでは、という話も出ていますが、いかがいたしましょうか?」
「なぜ減らす必要がある?」
「は、はい、警察の注目を浴びないようにするためです」
「ふん、警察なんてどうでも良い。あいつらは何にもできないさ。何かあっても俺が握り潰してやるよ。引き続き製造と販売を進めてくれ」
「畏まりました。失礼します」
部下が退出すると、アルはため息をつきながらワインを再び飲む。
「ずいぶん臆病な部下が増えたものだ。採用ミスか?」
「申し訳ございません、アル様…… エックスがあまりにも素晴らしい効果を発揮しているため皆少々不安になっているのだと思います。このまま順調に行くのかと」
「上手くいっている時に不安になるのは臆病者の特徴だな」
「はい。しかし彼らが臆病なおかげで警察に尻尾を掴まれることもなくエックスを普及できる面もあると思います」
「そうだな、つまらないが」
フンとアルは鼻を鳴らす。
「稼げる時に稼ぐ、これがフールー家のモットーだ。このチャンスは逃してはならない。売れるだけ売るんだ。中毒者なんて出れば出るだけ売れるようになるから歓迎だ。どんどん出してやれ」
「畏まりました」
「他組織の横槍はないか?」
「末端の売人が他の売人にエックスを奪われるといったことは発生しているようですが…… その程度です」
「どうでもいいな」
「別件ですが、一点お耳に入れておきたいことが…… 新しく風俗店を作る計画ですが、地域住民の一部がその話を聞きつけ反対しているようです。治安が悪化するからやめてくれと」
「そうか、そいつらは黙らせろ。殺しても構わない」
「力ずくでいいでしょうか……?」
「ああ、どうせずっと文句を言ってくる。剣を頭に刺せば永遠に文句を言わなくなるさ。鉄砲玉の奴らを使って家を燃やすのでもいいな。とにかくどんな方法でもいいから永遠に口出しできないようにしておけ」
「畏まりました」
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