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27 父のグリッド男爵邸に到着し妹に迎撃される
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ウマ車が止まると外からドアが開きステップが下ろされる、
メイドのドリスが最初に降り、僕が最後に下車した。
父上、母上、妹が一列に並んで出迎えてくれている、
まずは挨拶だ「グリッド男爵閣下、一宿の、 ぶごっ!!」腹に強烈な衝撃を受けてしまった
「カインお兄様ああぁああ」 襲撃者は妹のセシルだった、
護衛の騎士たちも全く反応できない、セシル!恐ろしい子、
そして今の状態は首に両腕で抱き着かれがっしりとホールドされている
「セシル、ただいま、心配かけたね」すると母上がそばに来て「カイン、 お帰り・・・」
そう言うと僕はセシルと一緒に抱きかかえられた「母上、ただいま戻りました」
と小さな声でつぶやいた、シェアラがそっと寄り添い
「義母上、お初にお目にかかります、ヤーロー・・ カイン殿の妻のシェアラでございます。」
「貴女様がサザランド伯爵閣下」シェアラは母上の両の手を優しく取り見つめあった、
「義母上様 どうかシェアラと呼んでください」「そうですね、不敬にならないなら」
「親と子になるんですもの」そんな会話の途中「ん うん」と咳払いのような声がして見ると
父上が右腕を拳にして左胸に当て上位者に対する敬礼をしながら
「フェルリンド伯爵閣下、サザランド伯爵閣下ようこそ我がグリッド男爵家に 歓迎いたします」
「グリッド卿、神聖カーマイト帝国特使隊がお世話になります」
実際は貴族特有の時候の挨拶から始まりお役目なんタラかんたらと
冗長な言い回しが多いのだが大意はこの程度の中身なのであった、
正副特使の僕らと従者、メイド、護衛騎士長が随伴して邸内に案内される、
そういえば庭もしっかり手入れされていたしエントランスも見違えるよう、
短い期間でよくぞここまで、家令のザンダースよ、よくやったな後でこっそりほめてやらねば、
と廊下を歩いているのだがセシルが左袖を離してくれないのだが
「特使御一行様方、お疲れのことと思いますがまず茶などで喉を潤していただこうかと思います、」
全員分の茶が注がれるとシェアラ付きメイドのカレンが僕とシェアラのカップから
スプーンで茶を飲み「失礼いたしました」と目を伏せる
いうところの毒見である、メイド長(侍女)は大変なのである、
だが一つ問題がある、向かい側に座るべき妹が僕の隣に澄まして座っている、
そこはわが愛妻シェアラが座るべき場所 かと 思うんだが・・・
僕は国王陛下の王杓と宰相閣下の先祖の剣を羅王が見つけた話を脚本だらけで語って聞かせていた、
そしてセシルにはシェアラとの出会いの話をせがまれて詰まっていたところ コンコンとノックの音
男爵の応答でドアが開き
ザンダースが「旦那様、お食事の用意が整いました。」
父上には昔通りカインと呼び捨ててもらいたいのだけれど、一応ここは正式な場だ、
仕方がない、食堂に入ると昔とは席の並びが違っていた長めのテーブルがさらに長くなっていて
上座に当たる短辺側には席がなく全部が向かい合わせになっていた、
僕とシェアラが向き合い父母が向き合いといった具合だ
配膳は男爵家のメイドたち、すべて知った顔の者達なのだがなんか皆が微笑んでいた、
お約束の毒見の後、神に感謝の祈りを捧げ食事が始まった、
メインディッシュが終わったころ合いで父上が突然
「フェルリンド伯爵閣下、サザランド伯爵閣下、ぶしつけとは存じますがお願いがございます、
実は私に王宮からの召喚状が届いていまして、早急に発たねばなりません、
そこで出来ますれば御同道はかないませんでしょうか? 後尾につく形になりましょうが・・」
予想した通り、どうやら父は危うい立場だったようだ、
ギリギリ間に合ったかもしれない、何としても父より先にローザンヌ国王陛下に
拝謁しなければなるまいが同道したのでは面倒ごとをと父上の件を先に処理されかねない、
そこで僕は父に正直に提案した、
「父上、実は男爵家の危うい立場は把握していまして、
国王陛下に親書を手渡す件は私にとってはついででして
父上の男爵家の立場のとりなしが目的なのです、
王宮に同日に到着すれば父上の処分が先にされかねません、
そこで我々が出発した後、半日ほどたってから出発なさるとよろしいでしょう、
陛下に拝謁の場で一振りの剣を献上するつもりです、
そしてその場でおとりなしいたします」それを聞いた父上はまさに驚愕の表情、
母上もセシルも凍り付いていた。ドアの方ではザンダースが直立不動で 泣いていた、
鼻水が出てるよ・・・ ザンダース
翌朝早朝、まだ日も登らぬうちからベッドから出て身支度を整え、
心のこもった朝食をいただき、昼食のお弁当までいただいて男爵邸を後にした、
なぜか僕の隣には妹のセシルが座っている、昨日はシェアラと二人掛けだった座席が三人掛け、
まあもともと三人掛けなんですけど、出がけにいきなり父上から託された、
長く続いた食事制限と心労から痩せたセシルだったけど なんかはしゃいでいる
真ん中に座る僕を飛び越えて二人の会話の受け玉協議
「それでは義姉さまは公爵ご令嬢だったのですね、お兄様逆玉の輿ですわね?すごいです」
「いえ、そうはいっても廃された公爵家ですから平民と同じですよ、
わたくしがヤーローに一目惚れしたんですから・」 「キャー、すごいわ」
「当時どちらも貴族ではなかったからこういう結婚ができたと思いますわ」
頭上を飛び交う会話の玉を聞きながらたまに相槌を打ちながら僕が何をしているかというと、
弓矢の距離を進むたびに心の中で唱えるのは(来たれ金貨よ収納に」そして
「来たれ宝石、収納に」恩恵がさらにパワーアップしているのだ、
この調子だと王都に到着するまでには世界一の長者になっているのは間違いなし
使い道を考えなければ金銀財宝にうずもれる未来しか見えない
ん? 待てよ・・・・
もしここで死んだりしたらどういうことが起きる?
ウマ車の中で金銀宝石数多の剣、短剣その他もろもろが一気に・・・・・
口に出していないからフラグにはならないよね
メイドのドリスが最初に降り、僕が最後に下車した。
父上、母上、妹が一列に並んで出迎えてくれている、
まずは挨拶だ「グリッド男爵閣下、一宿の、 ぶごっ!!」腹に強烈な衝撃を受けてしまった
「カインお兄様ああぁああ」 襲撃者は妹のセシルだった、
護衛の騎士たちも全く反応できない、セシル!恐ろしい子、
そして今の状態は首に両腕で抱き着かれがっしりとホールドされている
「セシル、ただいま、心配かけたね」すると母上がそばに来て「カイン、 お帰り・・・」
そう言うと僕はセシルと一緒に抱きかかえられた「母上、ただいま戻りました」
と小さな声でつぶやいた、シェアラがそっと寄り添い
「義母上、お初にお目にかかります、ヤーロー・・ カイン殿の妻のシェアラでございます。」
「貴女様がサザランド伯爵閣下」シェアラは母上の両の手を優しく取り見つめあった、
「義母上様 どうかシェアラと呼んでください」「そうですね、不敬にならないなら」
「親と子になるんですもの」そんな会話の途中「ん うん」と咳払いのような声がして見ると
父上が右腕を拳にして左胸に当て上位者に対する敬礼をしながら
「フェルリンド伯爵閣下、サザランド伯爵閣下ようこそ我がグリッド男爵家に 歓迎いたします」
「グリッド卿、神聖カーマイト帝国特使隊がお世話になります」
実際は貴族特有の時候の挨拶から始まりお役目なんタラかんたらと
冗長な言い回しが多いのだが大意はこの程度の中身なのであった、
正副特使の僕らと従者、メイド、護衛騎士長が随伴して邸内に案内される、
そういえば庭もしっかり手入れされていたしエントランスも見違えるよう、
短い期間でよくぞここまで、家令のザンダースよ、よくやったな後でこっそりほめてやらねば、
と廊下を歩いているのだがセシルが左袖を離してくれないのだが
「特使御一行様方、お疲れのことと思いますがまず茶などで喉を潤していただこうかと思います、」
全員分の茶が注がれるとシェアラ付きメイドのカレンが僕とシェアラのカップから
スプーンで茶を飲み「失礼いたしました」と目を伏せる
いうところの毒見である、メイド長(侍女)は大変なのである、
だが一つ問題がある、向かい側に座るべき妹が僕の隣に澄まして座っている、
そこはわが愛妻シェアラが座るべき場所 かと 思うんだが・・・
僕は国王陛下の王杓と宰相閣下の先祖の剣を羅王が見つけた話を脚本だらけで語って聞かせていた、
そしてセシルにはシェアラとの出会いの話をせがまれて詰まっていたところ コンコンとノックの音
男爵の応答でドアが開き
ザンダースが「旦那様、お食事の用意が整いました。」
父上には昔通りカインと呼び捨ててもらいたいのだけれど、一応ここは正式な場だ、
仕方がない、食堂に入ると昔とは席の並びが違っていた長めのテーブルがさらに長くなっていて
上座に当たる短辺側には席がなく全部が向かい合わせになっていた、
僕とシェアラが向き合い父母が向き合いといった具合だ
配膳は男爵家のメイドたち、すべて知った顔の者達なのだがなんか皆が微笑んでいた、
お約束の毒見の後、神に感謝の祈りを捧げ食事が始まった、
メインディッシュが終わったころ合いで父上が突然
「フェルリンド伯爵閣下、サザランド伯爵閣下、ぶしつけとは存じますがお願いがございます、
実は私に王宮からの召喚状が届いていまして、早急に発たねばなりません、
そこで出来ますれば御同道はかないませんでしょうか? 後尾につく形になりましょうが・・」
予想した通り、どうやら父は危うい立場だったようだ、
ギリギリ間に合ったかもしれない、何としても父より先にローザンヌ国王陛下に
拝謁しなければなるまいが同道したのでは面倒ごとをと父上の件を先に処理されかねない、
そこで僕は父に正直に提案した、
「父上、実は男爵家の危うい立場は把握していまして、
国王陛下に親書を手渡す件は私にとってはついででして
父上の男爵家の立場のとりなしが目的なのです、
王宮に同日に到着すれば父上の処分が先にされかねません、
そこで我々が出発した後、半日ほどたってから出発なさるとよろしいでしょう、
陛下に拝謁の場で一振りの剣を献上するつもりです、
そしてその場でおとりなしいたします」それを聞いた父上はまさに驚愕の表情、
母上もセシルも凍り付いていた。ドアの方ではザンダースが直立不動で 泣いていた、
鼻水が出てるよ・・・ ザンダース
翌朝早朝、まだ日も登らぬうちからベッドから出て身支度を整え、
心のこもった朝食をいただき、昼食のお弁当までいただいて男爵邸を後にした、
なぜか僕の隣には妹のセシルが座っている、昨日はシェアラと二人掛けだった座席が三人掛け、
まあもともと三人掛けなんですけど、出がけにいきなり父上から託された、
長く続いた食事制限と心労から痩せたセシルだったけど なんかはしゃいでいる
真ん中に座る僕を飛び越えて二人の会話の受け玉協議
「それでは義姉さまは公爵ご令嬢だったのですね、お兄様逆玉の輿ですわね?すごいです」
「いえ、そうはいっても廃された公爵家ですから平民と同じですよ、
わたくしがヤーローに一目惚れしたんですから・」 「キャー、すごいわ」
「当時どちらも貴族ではなかったからこういう結婚ができたと思いますわ」
頭上を飛び交う会話の玉を聞きながらたまに相槌を打ちながら僕が何をしているかというと、
弓矢の距離を進むたびに心の中で唱えるのは(来たれ金貨よ収納に」そして
「来たれ宝石、収納に」恩恵がさらにパワーアップしているのだ、
この調子だと王都に到着するまでには世界一の長者になっているのは間違いなし
使い道を考えなければ金銀財宝にうずもれる未来しか見えない
ん? 待てよ・・・・
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口に出していないからフラグにはならないよね
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