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26話
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「もう止めてください。この子には、武家が合う。この子の言う通り、忍んで忍び生きていく。生きていかねばならない、それが恵慈家でこの里の宿命だ。だからこそ、何者にも縛られず自由であるのも確かなのだ。外の世界の魅力は知らぬ。しかし、今や鬼神に縛られたこの里の現実も外の世界とさほどかわらぬのであろう。そんな里を、この子には任せれん。松兵衛、頼む。もう、諦めてくれ」
葛葉と共に、晴明も松兵衛に頭を下げた。
「明日、蜃様とお蝶様を送り届けましたら、儂は戻ります。儂は諦めません。この地を必ず取り戻し、あの豊かだった時を取り戻します故。そしたら、旬介を跡取りにしましょうな。鍛えてやらねば」
「その時は頼むよ」
わかってくれた、わかってくれたが……蜃の心にぽっかりと空いた虚しさが残った。
明日にはお蝶と2人、家に帰れる。家に帰って、元の生活に戻る。けれど、松兵衛はいない。跡継ぎとして家を守り、主人をみのに出世を目指す。目指すは天下、征夷大将軍……。ははは、と笑えた。
「今日は眠るな、明朝霧が晴れる前に2人で祠の松兵衛に会え。そこから、逃げるのだ。それまでに、家に文を書いてやる。達者でな」
蜃は晴明と別れて部屋に戻るものの、迷っていた。ずっと、道を間違えている気がしてならない。
そんな不安を察したのか、部屋で待っていたお蝶が尋ねた。
「明日、帰れるというのに。何を迷っていらっしゃるの?」
「俺は、間違っている気がしてならないのだ」
「では、何故その選択を選んだのですか?」
お蝶は、詳しくは聞かなかった。聞かなかったが、何となく察してはいるのだろう。
「怖かったから」
蜃もまた子供であり、人の子であった。
「今までの全てがなくなってしまうことも。知らないところで生きていかねばならないことも。戦わなければならないことも」
「そうですか」
訳も分からず生活も母も奪われたお蝶には、蜃の気持ちがよく分かった。
「逃げてしまって、後悔はしませんか? 貴方を思う、ご両親が目の前にあって、守られているだけで、悔しくはありませんか? もし、同じ状況になった時はどうしますか? また、逃げますか?」
蜃の視界が涙で歪んだ。ずっと我慢してきた気持ちかもしれない。
「でも、私はそれでいいと思います。生きる事も大切です。逃げる事も、時には大切ですから」
お蝶は腰を上げると、身支度を整えた。攫われてきた状態であったので、持ち物等は殆どないが、それでも出来る限りの用意をした。
薄らと光が見え始め、朝霧が輝く頃、晴明に言われた通り抜け出し、祠へと向かった。
部屋には、葛葉が札で作った影が3人の身代わりとなっていた。これも長くはもたない。
「では、蜃。達者でな。身体に気を付けて」
最後の見送りは泣かないと決めていた葛葉は、出来る限りの笑顔で蜃に声を掛けた。蜃は、黙って俯いていた。
「無茶はするなよ」
晴明も笑うと、蜃の頭を撫でた。が、やはり蜃は俯いたままであった。
松兵衛が行きますよ、と声を掛けるまで3人は立ち止まりその別れを惜しんでいた。
葛葉とお蝶は、これが初めてだった。よく似た顔だと互い思うが、余計な事は何も言わず、葛葉はお蝶に「蜃を頼んだぞ」と声を掛けただけだった。
このまま、全てが終わると誰もが思った時だった。
「松兵衛、お蝶さんをお願いする。お蝶さん、すまない。俺は……やっぱり、一緒に行けないや」
蜃は、そう告げると踵を返して走り戻った。
晴明と葛葉が未だ見送る前で足を止める。
「俺は、残るよ! せめて、家を取り戻すまで。何がなんでも、この地を手に入れないと、天下など見る事すら出来ない気がするのだ」
「蜃?」
晴明が呆然と呼んだその名が琴線になるかの如く、葛葉が泣き崩れた。言葉にならない葛葉の代わりに、晴明が再度問うた。
「お前は、お前の望む道を歩めばよいのだよ。俺達の事は、気にするな」
「気にするよ! 同じ顔、同じ口元の人間が目の前に立って、本当の親だって言われて。ずっと、あの家の家族とは似てないと思っていたし……けど、俺には何も出来ないよ。怖いし……俺は守られてばっかなんだ」
怖いと素直に叫べたのは、お蝶のお陰だ。
「俺は、まだ14なんだよ」
晴明は、優しかった。
「俺も、怖くて怖くて毎日怖くて堪らないんだ。でも、お前は偉いね。立派だ。怖いけど逃げるのをやめたから。けどね、逃げてもいいんだよ。お前は、まだ14なんだから」
「俺はまだ14だけど、14だからこのまま逃げちゃいけないってこともわかるんだ」
いつしか堪えきれずに泣いていた涙を、蜃は乱暴に拭った。
葛葉が、蜃を抱き締めた。
「共に……戦ってくれるのか?」
葛葉の問いに、蜃は頷いた。頷いて、ここに来て初めて満たされた気分すら覚えた。
「姉様」
戻ってきたお蝶が声を掛けた。後には満足そうな顔で、松兵衛が立っていた。
「私も、何かできませんか?」
「お蝶さんは、大事な母の残した最後の血じゃ。どうか、逃げてくれ」
「最後の血だからこそ、この場に留まることを決めました。全てが終わったら、私もおっとおとこの里に来てもいいでしょうか? おっかあの亡くなったこの地で、おっかあを弔いたいのです」
葛葉は、頷いた。
「葛葉様、生克五霊獣の法を使いましょう」
術者自ら生贄となる、それ故に一生に1度しか使えぬ荒業と捉えた。滅し封じる術、生克五霊獣の法。母として妻として宿命として、この命を使う事を葛葉は決めた。
「戦闘力が足りぬ。蜃に血を与え、その枷を取る。お蝶には、術を教える。全て万全に揃ったら、あの屋敷に奇襲をかけよう」
葛葉の考えに、晴明が提案する。
「火でも放ちますか」
「屋敷を燃やすと?」
松兵衛が、驚いた。
「構わぬ。全て燃えてしまった方が、好都合じゃ」
流石にやり過ぎだと葛葉は思った。
「晴明殿は、とんでもない事を考えるお方じゃ」
「長い時を経て、葛葉に似たのかも知らぬな」
晴明が、笑って見せた。
「お蝶は、先に屋敷に戻れ。戻れば影が消える。蜃と晴明も影が誤魔化してはいるが、長くはもたん。戻るまで、なんとか誤魔化してくれ。お主に術を1から教える時間はない。私の作る守札を使えば、一時的に術が使えるようになるから、今度来た時はその使い方を教えよう」
「俺と父上は?」
「蜃には、私が今から血を与える。血を与えれば、お前は3日はまともに動けなくなるからね。晴明に連れ帰って貰わねば」
「怖い話だな」
「案ずるな。晴明殿も、経験しているから」
まもなく、鶏が鳴く頃だろう。お蝶は、急ぎ屋敷に戻った。
蜃の目の前で、葛葉が持っていた短刀を抜くと自らの首筋に傷を入れた。赤い血が溢れ出す前に、晴明にそれを啜るように言われた。
一瞬、おぞましいとすら感じたが、ここまで来ては後にも引けない。思い切ってその血を啜っては見たものの、生温い血の味が口の中から鼻腔にまで広がり、今にも吐きそうなほど気分が悪くなった。
「蜃、我慢せずに吐いても構わんぞ」
「しかし、ここで吐いては、また飲まねばなりますまい」
そう言い我慢してはみたものの、最終的には我慢出来ずに激しく嘔吐を繰り返すしかなかった。
これが何になるのだと、文句の1つも言いたかったのだが、文句言うまもなく頭がくらくらしてその場に倒れ込んでしまった。自分でも高熱を出しているのが分かるほどに、身体中が熱かった。動きたくとも、身体がだるすぎて動けない。
晴明は蜃をおぶると屋敷に戻った。
勿論、その現状を富子も泰親も見過ごす訳がなかった。
葛葉と共に、晴明も松兵衛に頭を下げた。
「明日、蜃様とお蝶様を送り届けましたら、儂は戻ります。儂は諦めません。この地を必ず取り戻し、あの豊かだった時を取り戻します故。そしたら、旬介を跡取りにしましょうな。鍛えてやらねば」
「その時は頼むよ」
わかってくれた、わかってくれたが……蜃の心にぽっかりと空いた虚しさが残った。
明日にはお蝶と2人、家に帰れる。家に帰って、元の生活に戻る。けれど、松兵衛はいない。跡継ぎとして家を守り、主人をみのに出世を目指す。目指すは天下、征夷大将軍……。ははは、と笑えた。
「今日は眠るな、明朝霧が晴れる前に2人で祠の松兵衛に会え。そこから、逃げるのだ。それまでに、家に文を書いてやる。達者でな」
蜃は晴明と別れて部屋に戻るものの、迷っていた。ずっと、道を間違えている気がしてならない。
そんな不安を察したのか、部屋で待っていたお蝶が尋ねた。
「明日、帰れるというのに。何を迷っていらっしゃるの?」
「俺は、間違っている気がしてならないのだ」
「では、何故その選択を選んだのですか?」
お蝶は、詳しくは聞かなかった。聞かなかったが、何となく察してはいるのだろう。
「怖かったから」
蜃もまた子供であり、人の子であった。
「今までの全てがなくなってしまうことも。知らないところで生きていかねばならないことも。戦わなければならないことも」
「そうですか」
訳も分からず生活も母も奪われたお蝶には、蜃の気持ちがよく分かった。
「逃げてしまって、後悔はしませんか? 貴方を思う、ご両親が目の前にあって、守られているだけで、悔しくはありませんか? もし、同じ状況になった時はどうしますか? また、逃げますか?」
蜃の視界が涙で歪んだ。ずっと我慢してきた気持ちかもしれない。
「でも、私はそれでいいと思います。生きる事も大切です。逃げる事も、時には大切ですから」
お蝶は腰を上げると、身支度を整えた。攫われてきた状態であったので、持ち物等は殆どないが、それでも出来る限りの用意をした。
薄らと光が見え始め、朝霧が輝く頃、晴明に言われた通り抜け出し、祠へと向かった。
部屋には、葛葉が札で作った影が3人の身代わりとなっていた。これも長くはもたない。
「では、蜃。達者でな。身体に気を付けて」
最後の見送りは泣かないと決めていた葛葉は、出来る限りの笑顔で蜃に声を掛けた。蜃は、黙って俯いていた。
「無茶はするなよ」
晴明も笑うと、蜃の頭を撫でた。が、やはり蜃は俯いたままであった。
松兵衛が行きますよ、と声を掛けるまで3人は立ち止まりその別れを惜しんでいた。
葛葉とお蝶は、これが初めてだった。よく似た顔だと互い思うが、余計な事は何も言わず、葛葉はお蝶に「蜃を頼んだぞ」と声を掛けただけだった。
このまま、全てが終わると誰もが思った時だった。
「松兵衛、お蝶さんをお願いする。お蝶さん、すまない。俺は……やっぱり、一緒に行けないや」
蜃は、そう告げると踵を返して走り戻った。
晴明と葛葉が未だ見送る前で足を止める。
「俺は、残るよ! せめて、家を取り戻すまで。何がなんでも、この地を手に入れないと、天下など見る事すら出来ない気がするのだ」
「蜃?」
晴明が呆然と呼んだその名が琴線になるかの如く、葛葉が泣き崩れた。言葉にならない葛葉の代わりに、晴明が再度問うた。
「お前は、お前の望む道を歩めばよいのだよ。俺達の事は、気にするな」
「気にするよ! 同じ顔、同じ口元の人間が目の前に立って、本当の親だって言われて。ずっと、あの家の家族とは似てないと思っていたし……けど、俺には何も出来ないよ。怖いし……俺は守られてばっかなんだ」
怖いと素直に叫べたのは、お蝶のお陰だ。
「俺は、まだ14なんだよ」
晴明は、優しかった。
「俺も、怖くて怖くて毎日怖くて堪らないんだ。でも、お前は偉いね。立派だ。怖いけど逃げるのをやめたから。けどね、逃げてもいいんだよ。お前は、まだ14なんだから」
「俺はまだ14だけど、14だからこのまま逃げちゃいけないってこともわかるんだ」
いつしか堪えきれずに泣いていた涙を、蜃は乱暴に拭った。
葛葉が、蜃を抱き締めた。
「共に……戦ってくれるのか?」
葛葉の問いに、蜃は頷いた。頷いて、ここに来て初めて満たされた気分すら覚えた。
「姉様」
戻ってきたお蝶が声を掛けた。後には満足そうな顔で、松兵衛が立っていた。
「私も、何かできませんか?」
「お蝶さんは、大事な母の残した最後の血じゃ。どうか、逃げてくれ」
「最後の血だからこそ、この場に留まることを決めました。全てが終わったら、私もおっとおとこの里に来てもいいでしょうか? おっかあの亡くなったこの地で、おっかあを弔いたいのです」
葛葉は、頷いた。
「葛葉様、生克五霊獣の法を使いましょう」
術者自ら生贄となる、それ故に一生に1度しか使えぬ荒業と捉えた。滅し封じる術、生克五霊獣の法。母として妻として宿命として、この命を使う事を葛葉は決めた。
「戦闘力が足りぬ。蜃に血を与え、その枷を取る。お蝶には、術を教える。全て万全に揃ったら、あの屋敷に奇襲をかけよう」
葛葉の考えに、晴明が提案する。
「火でも放ちますか」
「屋敷を燃やすと?」
松兵衛が、驚いた。
「構わぬ。全て燃えてしまった方が、好都合じゃ」
流石にやり過ぎだと葛葉は思った。
「晴明殿は、とんでもない事を考えるお方じゃ」
「長い時を経て、葛葉に似たのかも知らぬな」
晴明が、笑って見せた。
「お蝶は、先に屋敷に戻れ。戻れば影が消える。蜃と晴明も影が誤魔化してはいるが、長くはもたん。戻るまで、なんとか誤魔化してくれ。お主に術を1から教える時間はない。私の作る守札を使えば、一時的に術が使えるようになるから、今度来た時はその使い方を教えよう」
「俺と父上は?」
「蜃には、私が今から血を与える。血を与えれば、お前は3日はまともに動けなくなるからね。晴明に連れ帰って貰わねば」
「怖い話だな」
「案ずるな。晴明殿も、経験しているから」
まもなく、鶏が鳴く頃だろう。お蝶は、急ぎ屋敷に戻った。
蜃の目の前で、葛葉が持っていた短刀を抜くと自らの首筋に傷を入れた。赤い血が溢れ出す前に、晴明にそれを啜るように言われた。
一瞬、おぞましいとすら感じたが、ここまで来ては後にも引けない。思い切ってその血を啜っては見たものの、生温い血の味が口の中から鼻腔にまで広がり、今にも吐きそうなほど気分が悪くなった。
「蜃、我慢せずに吐いても構わんぞ」
「しかし、ここで吐いては、また飲まねばなりますまい」
そう言い我慢してはみたものの、最終的には我慢出来ずに激しく嘔吐を繰り返すしかなかった。
これが何になるのだと、文句の1つも言いたかったのだが、文句言うまもなく頭がくらくらしてその場に倒れ込んでしまった。自分でも高熱を出しているのが分かるほどに、身体中が熱かった。動きたくとも、身体がだるすぎて動けない。
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