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93話
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翌日。
蜃は、朝餉の後で改めて旬介と話をすると決めた。
昨晩、新月が自分の代わりに泣いてくれたから早く覚悟がついたと思った。ただ、やはり昨晩はよく眠れなかった。
「兄上、よく寝られませんでしたか」
「寝れるわけないだろう」
「俺はぐっすり寝ました」
「そうか、それは何よりだ」
なんのやり取りだと思いながらも、多分お互い話を切り出すタイミングを伺っているのだなと麒麟は思った。ので、朝餉を食べ終わると麒麟は静かにその場を立ち去った。そして、そのまま散歩に行くと新月に告げた。それなりの気遣いのつもりだった。
「私も一緒に散歩してきます」
黄龍も続けて言うので、麒麟も新月も止めてはみたが
「私は耳が良いので、出来れば離れていたいのですよ」
というから、仕方がないので麒麟は黄龍を連れて散歩に出た。
「ねえ、久しぶりだな。一緒に出掛けるの」
「言葉遣いがおかしいぞ」
黄龍は笑いながら、麒麟の腕にしがみついた。
「僕はこっちの方が楽だな。いいだろ、たまには」
「別に」
「麒麟が嫌ならやめる。けど、今でも本当はお前の事は旬介って呼びたいんだ。麒麟と呼ぶとなんかもやもやする」
「え?」
「僕が黄龍と呼ばれるともやもやするのと同じだと思うぞ」
麒麟は笑った。
「確かに、そうかもな。でも、本当は父上と母上の名前なんだ。今までは借りてただけだから仕方ないだろ」
「わかってるよ、そのくらい」
「でも、気持ちはわかるよ。俺も未だに慣れん」
そんなたわいない話をしながら、里をぶらぶらしてるだけで、結局二人が帰ったのは夕方だった。
一方、蜃と旬介は、二人が出払ってからも話すタイミングを見つけられずにヤキモキしていた。
「さて、今日は何をしようか。久しぶりに、手合わせでもしようか」
蜃は旬介に提案してみた。
「余裕で負けるよ。最近は、めっきり体力も落ちたので、麒麟にだって負ける」
「そういえば、お前の鷹はどうした? 俺を寄越すのに、態々倅に頼む必要もなかろう」
新月がお茶を運んできたので、それを飲みながら旬介は言った。これも味がしない。
「霊力が無くなりました。気付いたのは、鬼の子に気付いてからだったかな」
ようやく話す切っ掛けが見つかったと言わんばかりに、蜃は続けた。
「それで、昨晩の続きだ。何を言おうとしていた?」
旬介は懐から手紙を取り出すと、新月が部屋から出たのを見計らって、それを蜃に渡そうと胸元に押し付けた。
「絶対に誰にも見せないでください。読んだら直ぐに燃やしてください」
旬介は蜃に耳元でそう囁いた。
蜃は旬介の手紙を受け取ることに迷いを見せたが、義弟の表情を見たら拒否など出来なかった。受け取ったらお終いな気がしたのに。
「……わかった。お前はどこまで俺を虐めるのだ」
嘲笑ってみせた。
(この手紙を読んでも、俺は自分の中に希望を持てるだろうか)
新月に何とかすると言ったものの、何か出来る気がしない。それを打破する何かを見つけたいのに、それすら思い付かず、手紙を読めば最悪のシナリオしか歩め無い気がしてならない。
「やはり、この手紙は」
突き返そうと手紙を握り直し旬介に押し付けようとすると、旬介はその手をグッと蜃の方へ押した。
「後生です」
蜃は仕方なしに、それを懐へ入れた。
「いつになるか分からんぞ」
「それでもいいんだ。俺が死んでからの事も書いてあるから」
蜃は堪らず叫んだ。
「ならば、余計に受け取れんだろ!」
「後生です」
「ふざけるな!」
蜃は旬介の肩を掴んだ。
「なんで、お前は最後の最後までそうなのだ! 何故、諦める? あの時だって、助かっただろ。今回も助かるから、助けるから!」
「無理です」
旬介も堪らず泣き始めた。昨晩の新月とよく似ていた。
「俺だって死にたくない。まだ新月と一緒に居たいし、孫だって産まれるんだ。ようやく、兄上とも和解したのに、今までの分、もっと楽しく過ごそうと思ってたのに」
「なら、なんとか方法を探そう」
「無理なんだ、無理だから。だから、せめて最後のワガママくらい聞いてよ」
「じゃあ、せめて何故無理だと言い張るのか教えてくれ」
嗚咽を抑えながら旬介は言うた。
「毎晩、鬼の子が俺の中で暴れるんだ。度々、意識が無くなりそうになるから
、身体を焼いて抑えてる。辛いんだ、本当に。焼くのも、抑えるのも。もう、無理だ。本当に」
蜃は咄嗟に旬介の着物を剥いた。廊下でこっそり聞き耳を立てていた新月が、真っ青な顔で部屋に飛び込んできた。
「お前」
蜃は吐き気がした。
「眠るために香を焚くと言っていたではないか。それは肉の焼ける臭いを誤魔化すためだったのか!」
新月が叫んだ。
旬介の身体には酷い火傷のあとが無数にあった。
「なんで、私に相談してくれないんだ。なんで」
蜃がひっぺ替えした着物を整えてやると、旬介はしゅんとしたままそこにいた。そこにあった、と称した方がしっくりくるだろうか。そのくらい、誰の目にも小さく見えた。
「じゃあ、新月は俺を殺せるのか?」
急に放った旬介の冷たい声色に、新月の身体がピクリと動いた。
「もし仮に、新月に相談していたとして。鬼が暴れた時に、新月は俺を殺してくれるのか? 俺が殺してくれと泣いて叫んで、そうしたら殺してくれたのか?」
新月は、何も言えなかった。
「出来ないんだろ。そんな事わかってる。だから、俺は身体を焼くことで自我を保つしかないんだ。霊力だってもうないから、もう何も出来ないし、抵抗することすら出来ない。俺の中で毎晩バリバリと、鬼の子が俺の魂を喰らうのを聞いているんだ。それが、どれだけ気持ち悪いかわかるか? 今にも新月の眠る部屋の扉を開けて、その首筋に食らいつきたい。黄龍の膨れ上がった腹を引き裂いて、まだ柔らかで新鮮な稚児を食ってしまいたい。それが俺の本性だ」
「……もうよそう、この話は」
蜃は力無くそう言った。懐に文をねじ込むと、静かに部屋を出た。
そこには、魂を抜かれたような新月と、旬介だけが残された。
「……新月、ごめん」
暫くの間を置いて、旬介が呟いた。
「……何を謝る必要がある。お前の言う通りだ。私は、お前を殺せん。どんなに泣き叫ぼうと、懇願されようと、私には殺せん。けど」
新月は、すがるように旬介を掴んだ。
「少しくらい、ほんの少しでいいから、お前の辛さを私にも分けてくれ」
独り外に出た蜃は、宛もなくぶらぶらと歩いて回った。
ふと真新しい神社の前で足を止め、こんな所に神社があったかと首を傾げた。なんとなく気になったので、その神社を見てみることにした。
少しばかり小さな山になっており、急な階段が刻まれている。
その階段を上がりながら、あっと気付いた。
確かに、昔はここに神社などなかった。だって、ここは旬介と晴明の遺体を運ぶために歩いた道筋にあった山だったから。気にも止めない山だったのに。
何故こんなところに神社等建てたのだろう。
小さな山と言っても、それなりに距離はある。急なのもあって、少しばかり息が切れた。
「俺も歳だな」
思わず呟く。
小さいけれど、立派な祠がそこにはあった。どうやら、掃除も行き届いているようである。
とりあえず気になったので、賽銭を投げ入れてお参りをした。
(ちょっと、失礼しますよ)
祠を開けると、そこには小さな鏡が祀ってあり、更にその奥には絵が飾ってあった。霊獣、麒麟の絵だった。
(誰がこんな。何のために)
なんとなしにふと辺りを見回して気付いた。
「あ!」
っと思わず声が出た。
「なんだ、そういう事か」
思わず笑ってしまった。この神社からは、麒麟領が麒麟邸を中心にほぼ全貌を見渡せるのだ。
蜃は祠の扉をそっと閉めた。
蜃は、朝餉の後で改めて旬介と話をすると決めた。
昨晩、新月が自分の代わりに泣いてくれたから早く覚悟がついたと思った。ただ、やはり昨晩はよく眠れなかった。
「兄上、よく寝られませんでしたか」
「寝れるわけないだろう」
「俺はぐっすり寝ました」
「そうか、それは何よりだ」
なんのやり取りだと思いながらも、多分お互い話を切り出すタイミングを伺っているのだなと麒麟は思った。ので、朝餉を食べ終わると麒麟は静かにその場を立ち去った。そして、そのまま散歩に行くと新月に告げた。それなりの気遣いのつもりだった。
「私も一緒に散歩してきます」
黄龍も続けて言うので、麒麟も新月も止めてはみたが
「私は耳が良いので、出来れば離れていたいのですよ」
というから、仕方がないので麒麟は黄龍を連れて散歩に出た。
「ねえ、久しぶりだな。一緒に出掛けるの」
「言葉遣いがおかしいぞ」
黄龍は笑いながら、麒麟の腕にしがみついた。
「僕はこっちの方が楽だな。いいだろ、たまには」
「別に」
「麒麟が嫌ならやめる。けど、今でも本当はお前の事は旬介って呼びたいんだ。麒麟と呼ぶとなんかもやもやする」
「え?」
「僕が黄龍と呼ばれるともやもやするのと同じだと思うぞ」
麒麟は笑った。
「確かに、そうかもな。でも、本当は父上と母上の名前なんだ。今までは借りてただけだから仕方ないだろ」
「わかってるよ、そのくらい」
「でも、気持ちはわかるよ。俺も未だに慣れん」
そんなたわいない話をしながら、里をぶらぶらしてるだけで、結局二人が帰ったのは夕方だった。
一方、蜃と旬介は、二人が出払ってからも話すタイミングを見つけられずにヤキモキしていた。
「さて、今日は何をしようか。久しぶりに、手合わせでもしようか」
蜃は旬介に提案してみた。
「余裕で負けるよ。最近は、めっきり体力も落ちたので、麒麟にだって負ける」
「そういえば、お前の鷹はどうした? 俺を寄越すのに、態々倅に頼む必要もなかろう」
新月がお茶を運んできたので、それを飲みながら旬介は言った。これも味がしない。
「霊力が無くなりました。気付いたのは、鬼の子に気付いてからだったかな」
ようやく話す切っ掛けが見つかったと言わんばかりに、蜃は続けた。
「それで、昨晩の続きだ。何を言おうとしていた?」
旬介は懐から手紙を取り出すと、新月が部屋から出たのを見計らって、それを蜃に渡そうと胸元に押し付けた。
「絶対に誰にも見せないでください。読んだら直ぐに燃やしてください」
旬介は蜃に耳元でそう囁いた。
蜃は旬介の手紙を受け取ることに迷いを見せたが、義弟の表情を見たら拒否など出来なかった。受け取ったらお終いな気がしたのに。
「……わかった。お前はどこまで俺を虐めるのだ」
嘲笑ってみせた。
(この手紙を読んでも、俺は自分の中に希望を持てるだろうか)
新月に何とかすると言ったものの、何か出来る気がしない。それを打破する何かを見つけたいのに、それすら思い付かず、手紙を読めば最悪のシナリオしか歩め無い気がしてならない。
「やはり、この手紙は」
突き返そうと手紙を握り直し旬介に押し付けようとすると、旬介はその手をグッと蜃の方へ押した。
「後生です」
蜃は仕方なしに、それを懐へ入れた。
「いつになるか分からんぞ」
「それでもいいんだ。俺が死んでからの事も書いてあるから」
蜃は堪らず叫んだ。
「ならば、余計に受け取れんだろ!」
「後生です」
「ふざけるな!」
蜃は旬介の肩を掴んだ。
「なんで、お前は最後の最後までそうなのだ! 何故、諦める? あの時だって、助かっただろ。今回も助かるから、助けるから!」
「無理です」
旬介も堪らず泣き始めた。昨晩の新月とよく似ていた。
「俺だって死にたくない。まだ新月と一緒に居たいし、孫だって産まれるんだ。ようやく、兄上とも和解したのに、今までの分、もっと楽しく過ごそうと思ってたのに」
「なら、なんとか方法を探そう」
「無理なんだ、無理だから。だから、せめて最後のワガママくらい聞いてよ」
「じゃあ、せめて何故無理だと言い張るのか教えてくれ」
嗚咽を抑えながら旬介は言うた。
「毎晩、鬼の子が俺の中で暴れるんだ。度々、意識が無くなりそうになるから
、身体を焼いて抑えてる。辛いんだ、本当に。焼くのも、抑えるのも。もう、無理だ。本当に」
蜃は咄嗟に旬介の着物を剥いた。廊下でこっそり聞き耳を立てていた新月が、真っ青な顔で部屋に飛び込んできた。
「お前」
蜃は吐き気がした。
「眠るために香を焚くと言っていたではないか。それは肉の焼ける臭いを誤魔化すためだったのか!」
新月が叫んだ。
旬介の身体には酷い火傷のあとが無数にあった。
「なんで、私に相談してくれないんだ。なんで」
蜃がひっぺ替えした着物を整えてやると、旬介はしゅんとしたままそこにいた。そこにあった、と称した方がしっくりくるだろうか。そのくらい、誰の目にも小さく見えた。
「じゃあ、新月は俺を殺せるのか?」
急に放った旬介の冷たい声色に、新月の身体がピクリと動いた。
「もし仮に、新月に相談していたとして。鬼が暴れた時に、新月は俺を殺してくれるのか? 俺が殺してくれと泣いて叫んで、そうしたら殺してくれたのか?」
新月は、何も言えなかった。
「出来ないんだろ。そんな事わかってる。だから、俺は身体を焼くことで自我を保つしかないんだ。霊力だってもうないから、もう何も出来ないし、抵抗することすら出来ない。俺の中で毎晩バリバリと、鬼の子が俺の魂を喰らうのを聞いているんだ。それが、どれだけ気持ち悪いかわかるか? 今にも新月の眠る部屋の扉を開けて、その首筋に食らいつきたい。黄龍の膨れ上がった腹を引き裂いて、まだ柔らかで新鮮な稚児を食ってしまいたい。それが俺の本性だ」
「……もうよそう、この話は」
蜃は力無くそう言った。懐に文をねじ込むと、静かに部屋を出た。
そこには、魂を抜かれたような新月と、旬介だけが残された。
「……新月、ごめん」
暫くの間を置いて、旬介が呟いた。
「……何を謝る必要がある。お前の言う通りだ。私は、お前を殺せん。どんなに泣き叫ぼうと、懇願されようと、私には殺せん。けど」
新月は、すがるように旬介を掴んだ。
「少しくらい、ほんの少しでいいから、お前の辛さを私にも分けてくれ」
独り外に出た蜃は、宛もなくぶらぶらと歩いて回った。
ふと真新しい神社の前で足を止め、こんな所に神社があったかと首を傾げた。なんとなく気になったので、その神社を見てみることにした。
少しばかり小さな山になっており、急な階段が刻まれている。
その階段を上がりながら、あっと気付いた。
確かに、昔はここに神社などなかった。だって、ここは旬介と晴明の遺体を運ぶために歩いた道筋にあった山だったから。気にも止めない山だったのに。
何故こんなところに神社等建てたのだろう。
小さな山と言っても、それなりに距離はある。急なのもあって、少しばかり息が切れた。
「俺も歳だな」
思わず呟く。
小さいけれど、立派な祠がそこにはあった。どうやら、掃除も行き届いているようである。
とりあえず気になったので、賽銭を投げ入れてお参りをした。
(ちょっと、失礼しますよ)
祠を開けると、そこには小さな鏡が祀ってあり、更にその奥には絵が飾ってあった。霊獣、麒麟の絵だった。
(誰がこんな。何のために)
なんとなしにふと辺りを見回して気付いた。
「あ!」
っと思わず声が出た。
「なんだ、そういう事か」
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