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第15話 ミミズクに癒しを求める
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─ひっく…。
「私、ストレス溜まってるみたいだから、ここに通うことにした。ミミズク先輩よろしくお願いします。ひっく…」
「小池さん、ちょっと飲み過ぎだよ…話聞くからさ、ちょっとペース落とそっか。ねっ…(小池さん、何でハーブティーで酔ってるんだろう…)」
◇
この前、林さんちでお泊まりをした時─
「女子会って何するんだ?」
「まぁ、定番は恋バナとかをするのではないでしょうか?」
「恋バナ好きだよねー。私の取り巻きの女子もよく話してるわー。」
「…恋…とは?」
「妖精さんは、恋愛とかまだ知らないでいて欲しいです!」
「私も恋愛はいまいち分からん。元動物から言わして貰うと、人間はずっと発情期してる感じか?」
「ふむ、それは中々貴重なご意見ですね…。」
「林…メモるな…」
「ですが、擬人化の方が結婚したとはニュースで見ますけど…」
「ああ、それは出来るけど、子作り出来ない─」
ゴホッ!!林さんは飲み物が喉にひっかかった。
「林!?……死ぬのか?」
「死にません!あなたが急に子作りとか言うから…」
「恋愛……アキヨシがこの前、可愛い子とお酒が飲める店に行ってきた話と関係ある?」
ブフォッ!!林さんは再び飲み物が喉にひっかかった。
「ゴホッ…館長、妖精さんに何言ってんですか!?」
「アキヨシが付き合いで、お金払って可愛い子に話聞いてもらってお酒飲んで、疑似恋愛した話。」
「疑似って…言っちゃてる時点で恋ではないのではないでしょうか?」
「たまに本気になる人もいるって。それに話聞いてもらったらストレス発散なって、クセになりそうって。」
「なにそれ、人間社会よくわかんねー。」
「それは癒しを求め過ぎた結果の代償は大きいという教訓でしょうか…」
「大人のステータス─」
◇
そして、私が最近気になる体の変化─
「…アキヨシ、最近お腹が少し痛くなる気がする…」
「うーん、君の体は最近内臓系が少し人間化してきたけどね…慣れてない食べ物を食べたとか…」
「…死んじゃう?」
「死なないです。ちゃんと調べてあげるから、深刻に考えなくていいよ。僕もストレスだったら、胃が痛くなることはしょっちゅーあるけどねー。」
「…ストレス?」
「ああ、もしかしたらだけどね。最近、君は急に人と関わりだしただろ?それでストレスで胃が痛み出したとか─?」
◇
「まとめると…お金払って可愛い子(フクロウ)が沢山居るところで、飲みながら話聞いて貰うとストレス発散出来るって…」
「うちは繁華街の飲み屋さんでは無いんだけどね…」
「だから、通う事にした!ひっく…」
「……まあ、話は俺が聞いてあげるから…ちょっとそのハーブティー、水に変えよっか…」
私は、小型のフクロウの側へ行く。ミミズクくんに教えて貰った通りにクチバシに指を持っていってから、手の甲を使って頭を撫でると、そのフクロウはうっとりとした表情を見せてくれた。
(可愛い…癒される…ひっく…)
ミミズク先輩は水をコップに入れながら、
(小池さんって、俺が教えた通りに動くのスゲー可愛い。何だか巣に持って帰りたくなる感じ。理由はなんか複雑だけど、小池さんから通って貰うのって嬉しい─)とか思っていた。
◇
そして、私はすっかりフクロウカフェの常連になっていたある日─。
ミトさんと林さんも、私の息抜きに付き合って一緒に来ていた。
「ミミズク先輩…恋愛について知ってる?」
「…えっ、それはどういう質問!?」
「店主さんが前に教えてくれたぜ。メンフクロウのコムギちゃんって子、前好きだったんだよなー?」ミトさんはからかう様に言った。
「俺が好きだったのはユキちゃんだ!お義母さん、コムギはオスで鑑別書が間違ってるって言ったのに、全然信じてくれないんだから!」
「それは、恋愛なのですか?それとも発情期なのですか?」
「なっ!?林さん…俺も羞恥心とかは人並みにあるから、ちょっとそういう事聞くのやめてくれる?」
「私は…多分あるよ…相手も決まってて…」
「「「えっ!?」」」
「あ…私もう人だから…違ってるかも…」
「え、それはどういうことでしょう─!?」
「突然どうした!?」
私は、少し動物だった時の記憶を少し取り戻した様だった。だけど、なんとなくそう思っただけだったので、皆にそう伝えたら、ほっとした顔をされたのだった。
そして、ミトさんは保護者のサツキさんが迎えに来て、林さんは塾がある為、名残惜しそうに出て行った。
私は、アキヨシが迎えに来るまでの間、ミミズクくんに話を聞いて貰っていた─。
「ストレスか…俺は受験がそろそろ迫ってて焦る。小池さんは、進路とか決めてる?」
「アキヨシの博物館を今は手伝ってるけど、それじゃ無い気がする…」
「そんなことないよ、俺だってこの店の為に大学で経営を学びに行くんだから。お義父さんがそうしている様に…」
「私は……子どもを産みたいな。」
「…えっと………それは…どういう意味?」
「最近私のまわりに人が増えて楽しいけど、その分急に環境が変わってストレス感じたのかも。…そうすると、なんだか子孫残したくなる様な?気持ちになる…」
「それは…多分、俺じゃ叶えてあげられないことなのかな…」
「………。」
「先ず、お互い完全に人間化しなきゃだね!」
そう言って、優しいミミズクくんは私にまた飲みものを入れてくれたのだった─
◇
(あれ?どうしてこうなったんだっけ?さっきまで、いつもの様にフクロウカフェに居たはず…)
私は、知らない部屋に居た。
《それは癒しを求め過ぎた結果の代償は大きいという教訓でしょうか…》
私は林さんが言ってたことを思い出した。(これが…癒しを求め過ぎた代償…?)
「私、ストレス溜まってるみたいだから、ここに通うことにした。ミミズク先輩よろしくお願いします。ひっく…」
「小池さん、ちょっと飲み過ぎだよ…話聞くからさ、ちょっとペース落とそっか。ねっ…(小池さん、何でハーブティーで酔ってるんだろう…)」
◇
この前、林さんちでお泊まりをした時─
「女子会って何するんだ?」
「まぁ、定番は恋バナとかをするのではないでしょうか?」
「恋バナ好きだよねー。私の取り巻きの女子もよく話してるわー。」
「…恋…とは?」
「妖精さんは、恋愛とかまだ知らないでいて欲しいです!」
「私も恋愛はいまいち分からん。元動物から言わして貰うと、人間はずっと発情期してる感じか?」
「ふむ、それは中々貴重なご意見ですね…。」
「林…メモるな…」
「ですが、擬人化の方が結婚したとはニュースで見ますけど…」
「ああ、それは出来るけど、子作り出来ない─」
ゴホッ!!林さんは飲み物が喉にひっかかった。
「林!?……死ぬのか?」
「死にません!あなたが急に子作りとか言うから…」
「恋愛……アキヨシがこの前、可愛い子とお酒が飲める店に行ってきた話と関係ある?」
ブフォッ!!林さんは再び飲み物が喉にひっかかった。
「ゴホッ…館長、妖精さんに何言ってんですか!?」
「アキヨシが付き合いで、お金払って可愛い子に話聞いてもらってお酒飲んで、疑似恋愛した話。」
「疑似って…言っちゃてる時点で恋ではないのではないでしょうか?」
「たまに本気になる人もいるって。それに話聞いてもらったらストレス発散なって、クセになりそうって。」
「なにそれ、人間社会よくわかんねー。」
「それは癒しを求め過ぎた結果の代償は大きいという教訓でしょうか…」
「大人のステータス─」
◇
そして、私が最近気になる体の変化─
「…アキヨシ、最近お腹が少し痛くなる気がする…」
「うーん、君の体は最近内臓系が少し人間化してきたけどね…慣れてない食べ物を食べたとか…」
「…死んじゃう?」
「死なないです。ちゃんと調べてあげるから、深刻に考えなくていいよ。僕もストレスだったら、胃が痛くなることはしょっちゅーあるけどねー。」
「…ストレス?」
「ああ、もしかしたらだけどね。最近、君は急に人と関わりだしただろ?それでストレスで胃が痛み出したとか─?」
◇
「まとめると…お金払って可愛い子(フクロウ)が沢山居るところで、飲みながら話聞いて貰うとストレス発散出来るって…」
「うちは繁華街の飲み屋さんでは無いんだけどね…」
「だから、通う事にした!ひっく…」
「……まあ、話は俺が聞いてあげるから…ちょっとそのハーブティー、水に変えよっか…」
私は、小型のフクロウの側へ行く。ミミズクくんに教えて貰った通りにクチバシに指を持っていってから、手の甲を使って頭を撫でると、そのフクロウはうっとりとした表情を見せてくれた。
(可愛い…癒される…ひっく…)
ミミズク先輩は水をコップに入れながら、
(小池さんって、俺が教えた通りに動くのスゲー可愛い。何だか巣に持って帰りたくなる感じ。理由はなんか複雑だけど、小池さんから通って貰うのって嬉しい─)とか思っていた。
◇
そして、私はすっかりフクロウカフェの常連になっていたある日─。
ミトさんと林さんも、私の息抜きに付き合って一緒に来ていた。
「ミミズク先輩…恋愛について知ってる?」
「…えっ、それはどういう質問!?」
「店主さんが前に教えてくれたぜ。メンフクロウのコムギちゃんって子、前好きだったんだよなー?」ミトさんはからかう様に言った。
「俺が好きだったのはユキちゃんだ!お義母さん、コムギはオスで鑑別書が間違ってるって言ったのに、全然信じてくれないんだから!」
「それは、恋愛なのですか?それとも発情期なのですか?」
「なっ!?林さん…俺も羞恥心とかは人並みにあるから、ちょっとそういう事聞くのやめてくれる?」
「私は…多分あるよ…相手も決まってて…」
「「「えっ!?」」」
「あ…私もう人だから…違ってるかも…」
「え、それはどういうことでしょう─!?」
「突然どうした!?」
私は、少し動物だった時の記憶を少し取り戻した様だった。だけど、なんとなくそう思っただけだったので、皆にそう伝えたら、ほっとした顔をされたのだった。
そして、ミトさんは保護者のサツキさんが迎えに来て、林さんは塾がある為、名残惜しそうに出て行った。
私は、アキヨシが迎えに来るまでの間、ミミズクくんに話を聞いて貰っていた─。
「ストレスか…俺は受験がそろそろ迫ってて焦る。小池さんは、進路とか決めてる?」
「アキヨシの博物館を今は手伝ってるけど、それじゃ無い気がする…」
「そんなことないよ、俺だってこの店の為に大学で経営を学びに行くんだから。お義父さんがそうしている様に…」
「私は……子どもを産みたいな。」
「…えっと………それは…どういう意味?」
「最近私のまわりに人が増えて楽しいけど、その分急に環境が変わってストレス感じたのかも。…そうすると、なんだか子孫残したくなる様な?気持ちになる…」
「それは…多分、俺じゃ叶えてあげられないことなのかな…」
「………。」
「先ず、お互い完全に人間化しなきゃだね!」
そう言って、優しいミミズクくんは私にまた飲みものを入れてくれたのだった─
◇
(あれ?どうしてこうなったんだっけ?さっきまで、いつもの様にフクロウカフェに居たはず…)
私は、知らない部屋に居た。
《それは癒しを求め過ぎた結果の代償は大きいという教訓でしょうか…》
私は林さんが言ってたことを思い出した。(これが…癒しを求め過ぎた代償…?)
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