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もふって新人生!
◆もふって脱出!
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「舞、あれ…」
「お兄ちゃん、あれ…」
≪Bumooooo……≫
三人が森を出ようてした矢先、二匹目の猪が現れた。大事な出発を邪魔され、猪に文字通り出鼻を挫かれることになった。
しかし、舞たちに自身を付けさせるにはちょうどいい相手だったようだ。
「さっき相手した猪と、大して体格差は無いか…だったら余裕…かな。千明、涼華、ちょっと下がっててね」
「うん。わかった」
「はいっ!」
先程と同じ様に舞は猪に相対してカッターを構える。ただ、一つ違うのは、もう舞の猪との戦闘は手探りではないということだ。
猪は一直線に此方を目掛けて突進を繰り出してくる。舞は猪の突進を軽く避けて、右脇腹を斬りつける。
≪Pigyaaaaaaaaaa!!!≫
猪の鮮血とともに絶叫が飛び散る。が、猪はまたも此方へと突進を試みている。どうやら傷は浅かったようだ。
「うーむ…少し弱かったかな…?いや、下手に深く刺して抜けなくなったらこちらとしては大分痛手を食うからな…地道に削るしかないか!」
ドッ、と地面を蹴り、一瞬のうちに舞との距離を詰める猪は相手には見えていないだろうと、そんな表情をしていた。
舞は一直線にしか進まない猪の軌道を読み切り、避け際に左脇腹を斬りつけた。
≪Pigyaa!!?≫
全力の突進が避けられた上に先程とは逆の脇腹を傷つけられた事に驚愕しているような悲鳴をあげる。
猪が改めて舞を見ようとするとそこにはもう舞の姿はなかった。はっ、と後ろを振り返る猪。そこにはカッターを持った腕を振り上げている舞がいた。
「ごめんな、これも俺達が生きるためなんだ」
そう言って、カッターを振り下ろす。刺しどころが悪かったのか血飛沫が飛ぶ。舞は付着した血を少し払って、後ろの二人に声を掛けた。
「もう大丈夫だぞー」
「うわっ、血塗れだぞ!?大丈夫か!?」
「お兄ちゃん!?大丈夫!?痛いところはある!!?」
「ははっ、大丈夫だよ。これ全部返り血だから。それに、一回戦ったからもう危なげなく立ち回れるようになったからね」
「ならいいけど……」
「よし、じゃあどんどん進んでいこう!」
舞の掛け声で、森の中を次へ次へと進んでいく三人。しかし、不幸に不幸は重なるもので、先ほど戦った猪の仲間なのか五匹の猪が現れた。
《Bumoooooooooooooo!!!》
「うわっ、多いなっ!悪いお前らまた後ろに下がっててくれ!」
「わ、わかった。……無理はしてくれるなよ!」
「もちろんだ!ほら早く!」
「下がるぞ、涼華ちゃん!」
「ひゃいっ!?」
千明の脇に抱えられて後ろに下がる涼華。これで少しは広く戦える、とでも言いたげな表情をして舞はさっき使ったばかりのカッターを懐から取り出す。
≪Bumoooo!!≫
猪のうち一匹が舞のもとに飛び込んできた。舞はそれを当たり前のように躱し、脚を斬りつける。
先程の戦闘から、舞は動きの早い動物は脚を斬りつけるのが一番だと考えた。
その考えが見事的中し、脚を斬りつけられた猪は力が入らないのかバランスを崩して動けていない。
そんな猪にも舞は容赦なくカッターを振り下ろす。一連の行動は四匹目まで続いた。
「よん…ひき…めっ!」
四匹目の首にカッターを差し込み息を絶えさせたときに初戦闘時に頭に鳴り響いたファンファーレが鳴った。
「これは……」
と、舞が呟く。四匹目を相手取っていたときよりもなんだか、動きが俊敏になっている。
そのせいか、五匹目との戦闘は呆気無く終わってしまった。舞から突撃して首を斬って終わりだった。
「よしっ、終わったぞー!」
戦闘を終えて二人に声をかける。
「お疲れ様!よく猪を五匹も倒せたね」
「なんか、守られてばかりで申し訳ないよ…」
「まぁ、僕は強いからね!」
あははっ、と笑いながらカッターに付いた血を振り払い、刃を仕舞って懐に戻す。
「もう印を付ける必要はないみたいだよ?」
一瞬「なぜ?」と首を傾げる二人。だが、目の前に広がる光景に、なる程と手を打ち鳴らす。
目の前に広がっていたのは大きなそこそ整備された道だった。
「だが、ここを行くにあたってデメリットがある」
「え?なに?大きい道に出たら街はすぐじゃないの?」
「生憎だが、ここは異世界だ。盗賊や山賊が居てもおかしくはない。だとしたら、現在女三人の僕達でそこを歩くのは最善策とは言えないなぁ…」
「そっか…だったら、道が見える程度に離れた森の中を歩けば?」
「僕はそれでいいけど、涼華も千明の案に賛成する?」
「うっ、うんっ!私もそれで大丈夫だよっ!」
「そっか、ならよかった。さぁ、出発しようか!」
三人は、森の中を草をかき分けながら歩いて行く。途中なんとなくで千明が舞に質問をした。
「ねぇ、女の子になってどう?」
「んー?どうって言われてもなぁ…今のところは悪いとこしか見当たらないなぁ…」
「え?悪いとこって?」
「筋肉」
「あぁ…」
どうやら舞は筋力が無いことに危機感を覚えているようだ。すると唐突に涼華が、
「そういえば…私ってお兄ちゃんのこと、これからお姉ちゃんって呼んだほうがいいかな?」
「んー…特に気にしなくていいよ?呼びたいならそう呼んでくれて構わないからさ」
そう言うと涼華は目を輝かせて、舞に抱きついた。
「わかったっ!改めてよろしくねっ!お姉ちゃんっ!!」
「かわいいっ!舞っ!この娘を俺にくれっ!」
「えー…可愛い妹だよー……?あげると思うー………?」
「えっと、じゃあ……千明、お姉ちゃん……も、これから、よろしく…ね?」
もじもじしながら涼華が言うと、あげない、と言われたショックで倒れていた千明が復活してすぐに涼華に抱きついた。
「ありがとう!涼華ちゃん、マジ天使!そこの鬼畜僕っ娘と比べるまでもなく天使!」
「誰が鬼畜僕っ娘だあ!」
「うわっ!?舞がキレたー!」
こんな下らないやり取りをしている間に、街に近づいていたようで、もう目前まで迫ってきている。
「…やっとかぁ……長かったぁ……はぁぁぁあ……」
肩の荷が下りたかの様に盛大にため息を付く舞。
「賑やかそうな街だね!!」
相変わらず元気にはしゃぐ千明。
「ふふっ……」
それを見ながら小さく笑う涼華。
遂に生き残る為の最初の試練をクリアした三人は一斉に街に向かって駆け出していった。
「お兄ちゃん、あれ…」
≪Bumooooo……≫
三人が森を出ようてした矢先、二匹目の猪が現れた。大事な出発を邪魔され、猪に文字通り出鼻を挫かれることになった。
しかし、舞たちに自身を付けさせるにはちょうどいい相手だったようだ。
「さっき相手した猪と、大して体格差は無いか…だったら余裕…かな。千明、涼華、ちょっと下がっててね」
「うん。わかった」
「はいっ!」
先程と同じ様に舞は猪に相対してカッターを構える。ただ、一つ違うのは、もう舞の猪との戦闘は手探りではないということだ。
猪は一直線に此方を目掛けて突進を繰り出してくる。舞は猪の突進を軽く避けて、右脇腹を斬りつける。
≪Pigyaaaaaaaaaa!!!≫
猪の鮮血とともに絶叫が飛び散る。が、猪はまたも此方へと突進を試みている。どうやら傷は浅かったようだ。
「うーむ…少し弱かったかな…?いや、下手に深く刺して抜けなくなったらこちらとしては大分痛手を食うからな…地道に削るしかないか!」
ドッ、と地面を蹴り、一瞬のうちに舞との距離を詰める猪は相手には見えていないだろうと、そんな表情をしていた。
舞は一直線にしか進まない猪の軌道を読み切り、避け際に左脇腹を斬りつけた。
≪Pigyaa!!?≫
全力の突進が避けられた上に先程とは逆の脇腹を傷つけられた事に驚愕しているような悲鳴をあげる。
猪が改めて舞を見ようとするとそこにはもう舞の姿はなかった。はっ、と後ろを振り返る猪。そこにはカッターを持った腕を振り上げている舞がいた。
「ごめんな、これも俺達が生きるためなんだ」
そう言って、カッターを振り下ろす。刺しどころが悪かったのか血飛沫が飛ぶ。舞は付着した血を少し払って、後ろの二人に声を掛けた。
「もう大丈夫だぞー」
「うわっ、血塗れだぞ!?大丈夫か!?」
「お兄ちゃん!?大丈夫!?痛いところはある!!?」
「ははっ、大丈夫だよ。これ全部返り血だから。それに、一回戦ったからもう危なげなく立ち回れるようになったからね」
「ならいいけど……」
「よし、じゃあどんどん進んでいこう!」
舞の掛け声で、森の中を次へ次へと進んでいく三人。しかし、不幸に不幸は重なるもので、先ほど戦った猪の仲間なのか五匹の猪が現れた。
《Bumoooooooooooooo!!!》
「うわっ、多いなっ!悪いお前らまた後ろに下がっててくれ!」
「わ、わかった。……無理はしてくれるなよ!」
「もちろんだ!ほら早く!」
「下がるぞ、涼華ちゃん!」
「ひゃいっ!?」
千明の脇に抱えられて後ろに下がる涼華。これで少しは広く戦える、とでも言いたげな表情をして舞はさっき使ったばかりのカッターを懐から取り出す。
≪Bumoooo!!≫
猪のうち一匹が舞のもとに飛び込んできた。舞はそれを当たり前のように躱し、脚を斬りつける。
先程の戦闘から、舞は動きの早い動物は脚を斬りつけるのが一番だと考えた。
その考えが見事的中し、脚を斬りつけられた猪は力が入らないのかバランスを崩して動けていない。
そんな猪にも舞は容赦なくカッターを振り下ろす。一連の行動は四匹目まで続いた。
「よん…ひき…めっ!」
四匹目の首にカッターを差し込み息を絶えさせたときに初戦闘時に頭に鳴り響いたファンファーレが鳴った。
「これは……」
と、舞が呟く。四匹目を相手取っていたときよりもなんだか、動きが俊敏になっている。
そのせいか、五匹目との戦闘は呆気無く終わってしまった。舞から突撃して首を斬って終わりだった。
「よしっ、終わったぞー!」
戦闘を終えて二人に声をかける。
「お疲れ様!よく猪を五匹も倒せたね」
「なんか、守られてばかりで申し訳ないよ…」
「まぁ、僕は強いからね!」
あははっ、と笑いながらカッターに付いた血を振り払い、刃を仕舞って懐に戻す。
「もう印を付ける必要はないみたいだよ?」
一瞬「なぜ?」と首を傾げる二人。だが、目の前に広がる光景に、なる程と手を打ち鳴らす。
目の前に広がっていたのは大きなそこそ整備された道だった。
「だが、ここを行くにあたってデメリットがある」
「え?なに?大きい道に出たら街はすぐじゃないの?」
「生憎だが、ここは異世界だ。盗賊や山賊が居てもおかしくはない。だとしたら、現在女三人の僕達でそこを歩くのは最善策とは言えないなぁ…」
「そっか…だったら、道が見える程度に離れた森の中を歩けば?」
「僕はそれでいいけど、涼華も千明の案に賛成する?」
「うっ、うんっ!私もそれで大丈夫だよっ!」
「そっか、ならよかった。さぁ、出発しようか!」
三人は、森の中を草をかき分けながら歩いて行く。途中なんとなくで千明が舞に質問をした。
「ねぇ、女の子になってどう?」
「んー?どうって言われてもなぁ…今のところは悪いとこしか見当たらないなぁ…」
「え?悪いとこって?」
「筋肉」
「あぁ…」
どうやら舞は筋力が無いことに危機感を覚えているようだ。すると唐突に涼華が、
「そういえば…私ってお兄ちゃんのこと、これからお姉ちゃんって呼んだほうがいいかな?」
「んー…特に気にしなくていいよ?呼びたいならそう呼んでくれて構わないからさ」
そう言うと涼華は目を輝かせて、舞に抱きついた。
「わかったっ!改めてよろしくねっ!お姉ちゃんっ!!」
「かわいいっ!舞っ!この娘を俺にくれっ!」
「えー…可愛い妹だよー……?あげると思うー………?」
「えっと、じゃあ……千明、お姉ちゃん……も、これから、よろしく…ね?」
もじもじしながら涼華が言うと、あげない、と言われたショックで倒れていた千明が復活してすぐに涼華に抱きついた。
「ありがとう!涼華ちゃん、マジ天使!そこの鬼畜僕っ娘と比べるまでもなく天使!」
「誰が鬼畜僕っ娘だあ!」
「うわっ!?舞がキレたー!」
こんな下らないやり取りをしている間に、街に近づいていたようで、もう目前まで迫ってきている。
「…やっとかぁ……長かったぁ……はぁぁぁあ……」
肩の荷が下りたかの様に盛大にため息を付く舞。
「賑やかそうな街だね!!」
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