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もふって就職!
◆もふって決着!1
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風を切って空を駆ける。目の前には壁と言われても納得してしまうほどの大きさの魔物、ランクーレが立ち憚る。それ目掛けて一直線に進む舞はさながらミサイルの様だ。
《Ooooooooooaaaaaaa!!!!》
かつてないほどの叫びを上げる。最早、声で威嚇などの思考は頭になく、ただ向かってくる舞に応戦するために、力を溜めているようだった。
そして、それを察した舞は直進をやめて一度降下する。地に足がつくと同時に今度は地面を駆ける。身体強化を施しているため空を駆けるのよりも速い。
足を雪の中から引き上げると、雪は一瞬のうちに空中で分解され溶けていく。
ランクーレは近づいてくる舞に危険を感じ取ったのか、足元の雪を蹴り上げ大きな壁を作る。
「視界を塞がれた! 無機追尾監視魔法も!?」
完璧に視界を遮断された舞はその場で立ち止まるを得ない状況に陥った。ただ構えは解いていないが四方八方、どこから攻撃が飛んできてもおかしくない。ひょっとしたら、下級アンデットで攻撃を仕掛けてくるやもしれない。
気配の察知はできないが、音は察知できる。目を閉じ、精神を統一させ、耳を澄ませる。
──ォォ…
「!」
吹雪の吹き付けるこの山でその音が聞こえなくなった。聴覚を遮断されたかと一瞬焦るが、すぐさま自分を持ち直して冷静になる。
(聞こえなくなったのは風上………真後ろ。横からは音が聞こえる…ってことは、ランクーレは今、後ろ!)
瞬時に無機追尾監視魔法を自分の背後に飛ばし、視界を確保する。すぐそこまでランクーレの拳が迫ってきているのを確認してから回避行動に移る。
すんでのところで避け切ることができた。と、上手く行くはずもなく、掠ってしまったのだろうか、肌がぱっくりと割れてそこからは血が溢れていた。
「うわ……ありえないって……!」
止血しようにも回復魔法である光魔法は使ったことがなく、とりあえず出血を手で抑え、その場を離れる。ランクーレの視界から外れようとするが、その望みは叶わずにランクーレが目の前に現れた。
「は!? いや、まって、さっきあっちに居なかったっけ…!?」
大量に流れる血液は自身を冷静にさせるどころか、目の前に敵を認識して焦りを加速させる。嫌な汗が頬を伝い、その雫が雪に溶けた瞬間、ランクーレは再び拳を放つ。
当たったらゲームオーバーのデスゲーム。焦りを感じつつも舞はこの状況を楽しんでいたのかもしれない。その表情には薄っすらと笑が見て取れた。だが、その目は依然として見開かれたままで、ランクーレの瞬間移動の術に驚きを隠せていない。
「あの巨体であの速さはずるいって…!」
避けるだけで中々反撃に移ることができない。恐らく、ランクーレはこの雪山全体を移動できる。そう仮説を立てた舞は、下手に攻勢にでれば以降の攻撃が当たらなくなる可能性があると考え、自身の攻撃手段を隠しているのだ。
止血をしっかりとする為に一旦思い切って距離を取る。そのまま物陰に隠れて止血を始める。自らの傷口に軽く氷を張り、血を固めるとふぅと一息ついて頭を回し始める。
「…あの速さって一体……さっきのところには山があったけど、どうにもヒントにならなさそうだしなぁ…うーん…」
ひたすらに思考を走らせる。対処はできるのか、その方法はなんなのか。地形、天候、気候、見た目、種族、ありとあらゆる情報を総動員して考える。
吹雪の寒さに耐えかねて、思考が一度止まる。そして、その瞬間に、一筋の可能性が見えてきた。
アンデット族である以上、どうあがいても死体や怨念などが物体化したもの、という概念は拭えない。つまり、雪の下にこれまで挑んだ冒険者の死体があるとするならば、それを媒介に自らの姿を形成することもできなくはないはずだ。
だが、それを確かめるには死を覚悟して雪を掘り返さなければならない。それに、もし確かめたとして、どこにどれだけの死体が埋まっているのかなどわかるはずもない。
「確かにこれが有力だけど、仮説は仮説…確かめようが無いからどうにもできないよなぁ…。場所の把握もできないし……一か八かだけど、あれをやってみるべきなのかなぁ……?」
顎に手を当てて悩む舞。少しうつむき加減になっている。そのせいか、自分の周りに影が落ちていることに気が付かなかった。顔を上げた時、目の前に壁がありふと上を見上げると、そこにはランクーレがこちらを見下していた。
「……へ? なっ……くそっ!」
直ぐ様立ち上がり跳躍する。今度は、背を向けて逃げるでも、背を向けずに逃げるでもなく、むしろその逆、ランクーレに向かって飛び込んでいく。
懐に潜られたランクーレは危険を察知したのか体勢を崩して自ら雪の中へと倒れ込む。その瞬間、大量の雪が中を舞い、地響きが鳴り響き、これでもかという大きさの地割れが起こり、谷が顔を見せた。
《Ooooooouu………》
起き上がれずにうめき声をあげるランクーレは、今の舞からすればいい的だ。舞はすぐに高密度のフレアをランクーレに向かって放つ。
これはいわば牽制。起き上がろうとしてついた腕に集中して当ててもう一度背中を雪に沈ませる。逃げる時間を作った舞は踵を返しもといた山の方向に向かう。
「……ランクーレの足…あれって…っ! 風が強い!」
向かい風で少しだけ進みが遅くなる。それが欠点となり、気がつけば目の前にはランクーレ。発動条件のわからない瞬間移動に舞はたじろいでしまう。
《Aaaaaaaaaaaa!!》
それに加えてランクーレは先程転ばされたことに腹を立てているようで、どこからか湧いてきたアンデットたちを舞へと群がらせる。
数の利には敵わない。数的不利、多勢に無勢とはよく言ったもので流石に一人でこれの対処は厳しい。幸いにもランクーレ以外は瞬間移動も使えないようなので距離を離そうと試みる。
「………! こっちも……!」
だが、逃げようとする方向全てにランクーレが現れる。厄介極まりない能力で手は詰まり、どうしようもない状態に陥る。
「まだ魔法にも幅がないってのに…どう対処しろって言うのかなぁ!?」
逃げ道がないか念入りにあたりを見回す。しかし今更そんな抜け道などが見つかるはずもなく焦りは加速していく一方。鼓動が早くなり血液の巡りが過剰なほど良くなる。
「……?」
すると、一筋の光明が舞に射してきた。確証のない仮説はあくまで仮説。確証を得るためにすることは──
「──実証!」
そう叫び、舞は真上に跳躍した。先ほどまでのように斜め上や真横ではなく、真上に。舞の仮説が正しいとするならば、ランクーレは空中には転移できない。
そして、その舞が立てた仮説はこうだ。まず第一に倒れた時すぐに瞬間移動を使わなかったことと、足の裏の魔法陣。この2つから発動条件は足が地面についていること。そして第二、風上に転移してきた時、あのときランクーレは舞の真上に転移していれば潰せた可能性が高い。知能が低いと考えるには焦りなどを見せたことによって証拠が不十分だ。つまり、足のつく場所にしか転移できない。
自身の立てた仮説を信じて真上に飛んだ舞。生死のかかった一世一代の賭け。ベットは命のギャンブルに舞は打ち勝った。
ランクーレは上を見上げるだけで、何もしてこない。
「あれ…? ランクーレって頭上に目が……っ! まずっ、無機追尾監視魔法!」
誤って目を開けたままランクーレの目を見てしまい、舞の顔から焦りの色が中々落ちない。なんとか術式が発動する前に目を瞑り無機追尾監視魔法を発動させる。
「ふう…危なかった…。さて、ここらで攻撃しておきたいんだけどなぁ、目が弱点だけど、流石に二回目はそう簡単に攻撃は通らないよね…」
弱点部位である目を確認するが、そこはすでに透明な厚い膜によって覆われていて攻撃が通りそうな様子ではなかった。
《Ooooooooooaaaaaaa!!!!》
かつてないほどの叫びを上げる。最早、声で威嚇などの思考は頭になく、ただ向かってくる舞に応戦するために、力を溜めているようだった。
そして、それを察した舞は直進をやめて一度降下する。地に足がつくと同時に今度は地面を駆ける。身体強化を施しているため空を駆けるのよりも速い。
足を雪の中から引き上げると、雪は一瞬のうちに空中で分解され溶けていく。
ランクーレは近づいてくる舞に危険を感じ取ったのか、足元の雪を蹴り上げ大きな壁を作る。
「視界を塞がれた! 無機追尾監視魔法も!?」
完璧に視界を遮断された舞はその場で立ち止まるを得ない状況に陥った。ただ構えは解いていないが四方八方、どこから攻撃が飛んできてもおかしくない。ひょっとしたら、下級アンデットで攻撃を仕掛けてくるやもしれない。
気配の察知はできないが、音は察知できる。目を閉じ、精神を統一させ、耳を澄ませる。
──ォォ…
「!」
吹雪の吹き付けるこの山でその音が聞こえなくなった。聴覚を遮断されたかと一瞬焦るが、すぐさま自分を持ち直して冷静になる。
(聞こえなくなったのは風上………真後ろ。横からは音が聞こえる…ってことは、ランクーレは今、後ろ!)
瞬時に無機追尾監視魔法を自分の背後に飛ばし、視界を確保する。すぐそこまでランクーレの拳が迫ってきているのを確認してから回避行動に移る。
すんでのところで避け切ることができた。と、上手く行くはずもなく、掠ってしまったのだろうか、肌がぱっくりと割れてそこからは血が溢れていた。
「うわ……ありえないって……!」
止血しようにも回復魔法である光魔法は使ったことがなく、とりあえず出血を手で抑え、その場を離れる。ランクーレの視界から外れようとするが、その望みは叶わずにランクーレが目の前に現れた。
「は!? いや、まって、さっきあっちに居なかったっけ…!?」
大量に流れる血液は自身を冷静にさせるどころか、目の前に敵を認識して焦りを加速させる。嫌な汗が頬を伝い、その雫が雪に溶けた瞬間、ランクーレは再び拳を放つ。
当たったらゲームオーバーのデスゲーム。焦りを感じつつも舞はこの状況を楽しんでいたのかもしれない。その表情には薄っすらと笑が見て取れた。だが、その目は依然として見開かれたままで、ランクーレの瞬間移動の術に驚きを隠せていない。
「あの巨体であの速さはずるいって…!」
避けるだけで中々反撃に移ることができない。恐らく、ランクーレはこの雪山全体を移動できる。そう仮説を立てた舞は、下手に攻勢にでれば以降の攻撃が当たらなくなる可能性があると考え、自身の攻撃手段を隠しているのだ。
止血をしっかりとする為に一旦思い切って距離を取る。そのまま物陰に隠れて止血を始める。自らの傷口に軽く氷を張り、血を固めるとふぅと一息ついて頭を回し始める。
「…あの速さって一体……さっきのところには山があったけど、どうにもヒントにならなさそうだしなぁ…うーん…」
ひたすらに思考を走らせる。対処はできるのか、その方法はなんなのか。地形、天候、気候、見た目、種族、ありとあらゆる情報を総動員して考える。
吹雪の寒さに耐えかねて、思考が一度止まる。そして、その瞬間に、一筋の可能性が見えてきた。
アンデット族である以上、どうあがいても死体や怨念などが物体化したもの、という概念は拭えない。つまり、雪の下にこれまで挑んだ冒険者の死体があるとするならば、それを媒介に自らの姿を形成することもできなくはないはずだ。
だが、それを確かめるには死を覚悟して雪を掘り返さなければならない。それに、もし確かめたとして、どこにどれだけの死体が埋まっているのかなどわかるはずもない。
「確かにこれが有力だけど、仮説は仮説…確かめようが無いからどうにもできないよなぁ…。場所の把握もできないし……一か八かだけど、あれをやってみるべきなのかなぁ……?」
顎に手を当てて悩む舞。少しうつむき加減になっている。そのせいか、自分の周りに影が落ちていることに気が付かなかった。顔を上げた時、目の前に壁がありふと上を見上げると、そこにはランクーレがこちらを見下していた。
「……へ? なっ……くそっ!」
直ぐ様立ち上がり跳躍する。今度は、背を向けて逃げるでも、背を向けずに逃げるでもなく、むしろその逆、ランクーレに向かって飛び込んでいく。
懐に潜られたランクーレは危険を察知したのか体勢を崩して自ら雪の中へと倒れ込む。その瞬間、大量の雪が中を舞い、地響きが鳴り響き、これでもかという大きさの地割れが起こり、谷が顔を見せた。
《Ooooooouu………》
起き上がれずにうめき声をあげるランクーレは、今の舞からすればいい的だ。舞はすぐに高密度のフレアをランクーレに向かって放つ。
これはいわば牽制。起き上がろうとしてついた腕に集中して当ててもう一度背中を雪に沈ませる。逃げる時間を作った舞は踵を返しもといた山の方向に向かう。
「……ランクーレの足…あれって…っ! 風が強い!」
向かい風で少しだけ進みが遅くなる。それが欠点となり、気がつけば目の前にはランクーレ。発動条件のわからない瞬間移動に舞はたじろいでしまう。
《Aaaaaaaaaaaa!!》
それに加えてランクーレは先程転ばされたことに腹を立てているようで、どこからか湧いてきたアンデットたちを舞へと群がらせる。
数の利には敵わない。数的不利、多勢に無勢とはよく言ったもので流石に一人でこれの対処は厳しい。幸いにもランクーレ以外は瞬間移動も使えないようなので距離を離そうと試みる。
「………! こっちも……!」
だが、逃げようとする方向全てにランクーレが現れる。厄介極まりない能力で手は詰まり、どうしようもない状態に陥る。
「まだ魔法にも幅がないってのに…どう対処しろって言うのかなぁ!?」
逃げ道がないか念入りにあたりを見回す。しかし今更そんな抜け道などが見つかるはずもなく焦りは加速していく一方。鼓動が早くなり血液の巡りが過剰なほど良くなる。
「……?」
すると、一筋の光明が舞に射してきた。確証のない仮説はあくまで仮説。確証を得るためにすることは──
「──実証!」
そう叫び、舞は真上に跳躍した。先ほどまでのように斜め上や真横ではなく、真上に。舞の仮説が正しいとするならば、ランクーレは空中には転移できない。
そして、その舞が立てた仮説はこうだ。まず第一に倒れた時すぐに瞬間移動を使わなかったことと、足の裏の魔法陣。この2つから発動条件は足が地面についていること。そして第二、風上に転移してきた時、あのときランクーレは舞の真上に転移していれば潰せた可能性が高い。知能が低いと考えるには焦りなどを見せたことによって証拠が不十分だ。つまり、足のつく場所にしか転移できない。
自身の立てた仮説を信じて真上に飛んだ舞。生死のかかった一世一代の賭け。ベットは命のギャンブルに舞は打ち勝った。
ランクーレは上を見上げるだけで、何もしてこない。
「あれ…? ランクーレって頭上に目が……っ! まずっ、無機追尾監視魔法!」
誤って目を開けたままランクーレの目を見てしまい、舞の顔から焦りの色が中々落ちない。なんとか術式が発動する前に目を瞑り無機追尾監視魔法を発動させる。
「ふう…危なかった…。さて、ここらで攻撃しておきたいんだけどなぁ、目が弱点だけど、流石に二回目はそう簡単に攻撃は通らないよね…」
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