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もふって就職!
◆もふって入学?3
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杖を老人に渡すと、それを受け取った老人が杖の感触を確かめながらこちらを見やる。その眼光に一瞬一歩後ずさりしそうになる。
「……あんたたち、いい目をしてるね。中々だよ」
次の瞬間、老人は柔らかい表情を作って杖をこちらに渡す。
「特別だよ。あたしがいいものを渡してあげよう……と言っても、使えるかどうかはあたしが見極めるものじゃないからね。間違えて死んじまうかもしれないよ」
「……?」
「魔杖っていうのに心当たりがないかい? 過去、幾数千の時間を魔力の濃い場所で過ごした杖にはね、意識が宿るんだよ」
扉の外から見たときの印象とは打って変わって、今では表情をころころと変えている。鋭い眼光で睨みつけてきたと思えば柔らかい表情を作り、柔らかい表情を作ったと思えば今度は妖しく笑う。
それは、どうにも何を考えているか読み取れない表情で、恐らく舞たちを試しているのだろうとしか考えられない。
老人はくるりと踵を返し、舞たちに背中を見せるとそのまま店の奥へと進んでいく。その途中、手を上げて付いて来いと言わんばかりのジェスチャーをしたので四人はお互いの顔を見合わせながらついていく。
店の奥は光が差し込まないために店内よりも更に暗くなっていて足元も覚束ない。まったく見えないというわけではないが、危ないのは確かだ。転ばないように注意しながら歩いて行く。
「……これ、どこまで歩くんですか?」
「もう少しで階段を下りるんだよ。そこから、魔杖のある部屋に行けるんだ。地下だから少し寒いかもしれないけど、それは我慢しな」
「…はい」
言われた通り、更に少し歩くと目の前に階段が見えてきた。形状からして螺旋階段だろう。魔杖のある部屋にたどり着くまでに平衡感覚を失わせようというのだろうか。
螺旋階段の壁には松明が取り付けられている。そのおかげで先程の廊下よりかは明るく見えるが、どうにも感覚が狂う。徐々に頭がふらついてきて、何故か瞼も重い。それどころか体の節々がミシミシと音を立てている。
「これが、魔杖の魔力だよ。相手に効果を及ぼす、ね。どうだい? 辛いだろう?」
「……えぇ、中々に。体が痛いです」
「そうかいそうかい、いやぁ、頑張りな」
からからと軽快な笑い声をあげる老人。まだ螺旋階段は続いている。その魔杖の魔力は、部屋に近づけば近づくほど濃くなるのは当たり前でどんどん負荷が増えていく。
もうすでに階段を下り始めて十数分は経ったのだろうか、それさえもわからない。平衡感覚と同時に時間間隔も奪われてしまったようだった。
ずっと同じ景色、同じ景色。そんなものを見ていれば人間は鬱のような精神の低迷状態に陥る。それに加えてなや魔杖のマイナスの魔力の効果。辛くなるのは至極当然の事だった。
目の前の老人は軽快なフットワークでなおも同じ速度で歩き続ける。それに遅れ始めたのは何十回も螺旋階段を回った後だった。
「……っ。ごめ、も、無理…っ!」
遂には舞は膝をついて、激しい息切れを起こしている。長い間堪えていたのが祟ったようだった。そんな舞に千明は肩を貸して階段を登り始める。
幸いにも千明は辛いながらも動けない程ではなかったので担いでそのまま階段を登る。涼華とルイが困ったような表情で千明を見ると千明は言った。
「俺達の事は気にしなくていいよ。行けるなら二人とも行っておいで、俺達は辛いから先に上に行って休んでるから」
二人は顔を見合わせて頷くと「わかった、気をつけてね」と、千明を労う言葉をかけてから走って階段を降りていく。
なんとか息を切らしながらも老人に追いつくことができた。後ろをちらりと覗く老人は目を見開いたかのように見えた。だが足は止まらずにむしろ速度を増していく。置いて行かれまいと涼華たちもスピードをあげる。
そんな地味な攻防が長らく続き、気がついたときには最下部へと到着していた。階段が終わり、目の前には短い終わりがすぐに見える一本の道。そこで老人は振り返り二人の顔を見つめる。
「………たいしたもんだね。まさかついて来られるなんて微塵も思わなかったよ」
「それはそれで酷い言い方ですね…」
あはは…と笑いながら老人の尖った言葉を受け流す。そしてまた前を向いて足を前に出す。それに習って涼華たちも足を前に出す。
するとひとつの扉の前で老人は足を止めてその扉と対峙する。見た目からしてとても分厚そうな鉄製の扉がその部屋を固く閉ざしていて、簡単に開きそうにない。
「ちょっと待ってな。今からこの扉を開けるからね」
「えっ、あっ、はい!」
「あっ、ありがとうございます」
二人は老人に頭を下げる。
扉の目の前に立った老人は手をかざすと呪文を唱えはじめた。詠唱はとても長く、階段をおりるのと同じくらいの時間がかかった。
「……後は本当にあんだたち次第だよ。そこの部屋に封印されている杖は、双子の魔杖ジェミニ。下手に触れれば魂全部持ってかれるからね、気をつけなさいな」
心配そうにこちらを老人が見つめる。どれだけ行かせたくないのかがよくわかるぐらいに視線を感じる。あれだけのことを言ったのだ、今更心配なら止めればいいというのに。
「とりあえず、開けなきゃ、だよね」
「うん。私が行こうか?」
「いや、私が行くよ」
『じゃあ、二人で』
一番早く、争いを生まない方法で決めるとすぐに扉に手を伸ばし、力を込める。ノブを回して押し込むとその扉はゆっくりながら鉄と鉄が擦れ合う音を響かせて開いた。
奥は松明で照らしてもわからないほどに真っ暗で本当に何も見えない。お陰で魔杖の位置さえも把握出来無いという自体に陥ってしまった。
「…行こうか」
「そうだね!」
村を襲われてから一人で夜を過ごしてきたルイにはこの闇は恐怖の対象にはならないらしい。涼華はつばを飲み込み、ゆったりと一歩を踏み出した。
その姿が扉の中へと吸い込まれていく。完全に全体が扉の奥に消えて老人は未だに心配そうな目で見ている。
「無事だといいんだけどね…」
◆
「なんだろう、本当に真っ暗で何も見えないね」
「うん…見た目は大丈夫だったけど、いざ中にはいるとこんなに怖いんだね」
二人は手を繋ぎ、会話を切らすことなく話し続けている。自然と繋いだ手にお互い力が入ってしまうが、それにさえ気づかない。
「……ひっ!」
「へひゃっ!? な、なにっ!? どうしたの!?」
突然声を上げた涼華に体をはねさせながら驚くルイ。涼華が言うには突然何かに触られたそうだ。だが、見えないにしろあたりには何もないことくらいは確認できる。
「……なにかいるのかな」
「にゃっ! ちょっと、涼華! そんなところ触らないでよ、今何かいるのか確認してるところなんだから!」
「へ? 私何も触ってないよ?」
「だ、だって涼華しかいないでしょ!?」
「そうは言っても、私の手は……」
今現在、突然触られた感触を感じた涼華は手は繋いだままでもう片方の手はルイの服の袖を摘んでいる。これでは触りようがない。
『……っ!!』
今度は二人が同時に何かに触られた気がした。同時に体を跳ねさせる。刹那、背後から誰のものかわからない声が響いた。
「……ふふふ、かわいい…ね……」
『っ、きゃああああ!!』
堪えられなくなった二人はそのまま甲高い声で叫び声を上げた。
「……あんたたち、いい目をしてるね。中々だよ」
次の瞬間、老人は柔らかい表情を作って杖をこちらに渡す。
「特別だよ。あたしがいいものを渡してあげよう……と言っても、使えるかどうかはあたしが見極めるものじゃないからね。間違えて死んじまうかもしれないよ」
「……?」
「魔杖っていうのに心当たりがないかい? 過去、幾数千の時間を魔力の濃い場所で過ごした杖にはね、意識が宿るんだよ」
扉の外から見たときの印象とは打って変わって、今では表情をころころと変えている。鋭い眼光で睨みつけてきたと思えば柔らかい表情を作り、柔らかい表情を作ったと思えば今度は妖しく笑う。
それは、どうにも何を考えているか読み取れない表情で、恐らく舞たちを試しているのだろうとしか考えられない。
老人はくるりと踵を返し、舞たちに背中を見せるとそのまま店の奥へと進んでいく。その途中、手を上げて付いて来いと言わんばかりのジェスチャーをしたので四人はお互いの顔を見合わせながらついていく。
店の奥は光が差し込まないために店内よりも更に暗くなっていて足元も覚束ない。まったく見えないというわけではないが、危ないのは確かだ。転ばないように注意しながら歩いて行く。
「……これ、どこまで歩くんですか?」
「もう少しで階段を下りるんだよ。そこから、魔杖のある部屋に行けるんだ。地下だから少し寒いかもしれないけど、それは我慢しな」
「…はい」
言われた通り、更に少し歩くと目の前に階段が見えてきた。形状からして螺旋階段だろう。魔杖のある部屋にたどり着くまでに平衡感覚を失わせようというのだろうか。
螺旋階段の壁には松明が取り付けられている。そのおかげで先程の廊下よりかは明るく見えるが、どうにも感覚が狂う。徐々に頭がふらついてきて、何故か瞼も重い。それどころか体の節々がミシミシと音を立てている。
「これが、魔杖の魔力だよ。相手に効果を及ぼす、ね。どうだい? 辛いだろう?」
「……えぇ、中々に。体が痛いです」
「そうかいそうかい、いやぁ、頑張りな」
からからと軽快な笑い声をあげる老人。まだ螺旋階段は続いている。その魔杖の魔力は、部屋に近づけば近づくほど濃くなるのは当たり前でどんどん負荷が増えていく。
もうすでに階段を下り始めて十数分は経ったのだろうか、それさえもわからない。平衡感覚と同時に時間間隔も奪われてしまったようだった。
ずっと同じ景色、同じ景色。そんなものを見ていれば人間は鬱のような精神の低迷状態に陥る。それに加えてなや魔杖のマイナスの魔力の効果。辛くなるのは至極当然の事だった。
目の前の老人は軽快なフットワークでなおも同じ速度で歩き続ける。それに遅れ始めたのは何十回も螺旋階段を回った後だった。
「……っ。ごめ、も、無理…っ!」
遂には舞は膝をついて、激しい息切れを起こしている。長い間堪えていたのが祟ったようだった。そんな舞に千明は肩を貸して階段を登り始める。
幸いにも千明は辛いながらも動けない程ではなかったので担いでそのまま階段を登る。涼華とルイが困ったような表情で千明を見ると千明は言った。
「俺達の事は気にしなくていいよ。行けるなら二人とも行っておいで、俺達は辛いから先に上に行って休んでるから」
二人は顔を見合わせて頷くと「わかった、気をつけてね」と、千明を労う言葉をかけてから走って階段を降りていく。
なんとか息を切らしながらも老人に追いつくことができた。後ろをちらりと覗く老人は目を見開いたかのように見えた。だが足は止まらずにむしろ速度を増していく。置いて行かれまいと涼華たちもスピードをあげる。
そんな地味な攻防が長らく続き、気がついたときには最下部へと到着していた。階段が終わり、目の前には短い終わりがすぐに見える一本の道。そこで老人は振り返り二人の顔を見つめる。
「………たいしたもんだね。まさかついて来られるなんて微塵も思わなかったよ」
「それはそれで酷い言い方ですね…」
あはは…と笑いながら老人の尖った言葉を受け流す。そしてまた前を向いて足を前に出す。それに習って涼華たちも足を前に出す。
するとひとつの扉の前で老人は足を止めてその扉と対峙する。見た目からしてとても分厚そうな鉄製の扉がその部屋を固く閉ざしていて、簡単に開きそうにない。
「ちょっと待ってな。今からこの扉を開けるからね」
「えっ、あっ、はい!」
「あっ、ありがとうございます」
二人は老人に頭を下げる。
扉の目の前に立った老人は手をかざすと呪文を唱えはじめた。詠唱はとても長く、階段をおりるのと同じくらいの時間がかかった。
「……後は本当にあんだたち次第だよ。そこの部屋に封印されている杖は、双子の魔杖ジェミニ。下手に触れれば魂全部持ってかれるからね、気をつけなさいな」
心配そうにこちらを老人が見つめる。どれだけ行かせたくないのかがよくわかるぐらいに視線を感じる。あれだけのことを言ったのだ、今更心配なら止めればいいというのに。
「とりあえず、開けなきゃ、だよね」
「うん。私が行こうか?」
「いや、私が行くよ」
『じゃあ、二人で』
一番早く、争いを生まない方法で決めるとすぐに扉に手を伸ばし、力を込める。ノブを回して押し込むとその扉はゆっくりながら鉄と鉄が擦れ合う音を響かせて開いた。
奥は松明で照らしてもわからないほどに真っ暗で本当に何も見えない。お陰で魔杖の位置さえも把握出来無いという自体に陥ってしまった。
「…行こうか」
「そうだね!」
村を襲われてから一人で夜を過ごしてきたルイにはこの闇は恐怖の対象にはならないらしい。涼華はつばを飲み込み、ゆったりと一歩を踏み出した。
その姿が扉の中へと吸い込まれていく。完全に全体が扉の奥に消えて老人は未だに心配そうな目で見ている。
「無事だといいんだけどね…」
◆
「なんだろう、本当に真っ暗で何も見えないね」
「うん…見た目は大丈夫だったけど、いざ中にはいるとこんなに怖いんだね」
二人は手を繋ぎ、会話を切らすことなく話し続けている。自然と繋いだ手にお互い力が入ってしまうが、それにさえ気づかない。
「……ひっ!」
「へひゃっ!? な、なにっ!? どうしたの!?」
突然声を上げた涼華に体をはねさせながら驚くルイ。涼華が言うには突然何かに触られたそうだ。だが、見えないにしろあたりには何もないことくらいは確認できる。
「……なにかいるのかな」
「にゃっ! ちょっと、涼華! そんなところ触らないでよ、今何かいるのか確認してるところなんだから!」
「へ? 私何も触ってないよ?」
「だ、だって涼華しかいないでしょ!?」
「そうは言っても、私の手は……」
今現在、突然触られた感触を感じた涼華は手は繋いだままでもう片方の手はルイの服の袖を摘んでいる。これでは触りようがない。
『……っ!!』
今度は二人が同時に何かに触られた気がした。同時に体を跳ねさせる。刹那、背後から誰のものかわからない声が響いた。
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