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小さな町というのは想像以上に噂が回りやすいようだ。
町長が殺されたという情報はパンデミックの百倍以上の速度で共有されていた。
俺は列の最後尾だったらしく、そのおかげで間違った情報が切り落とされ、正しいものだけを聞くことができた。
なんでも死体が見つかったのは昼前らしく、近所の老人が森へ山菜採りに入ったところ偶然発見したそうだ。
場所は町の南東にある変電所付近。神社の反対側だ。
そこにある木に死んだ町長が吊されていたらしい。
なぜ殺人だと分かったのか疑問だったが、それもすぐに分かった。
なんでも町長の周囲にロープが張り巡らされていたそうだ。見た人の話によるとまるで結界でも張っているみたいだったという。
そんな馬鹿なと思い、俺と朝陽はすぐに現場へ行ってみた。犯行現場は思ったより遠く、木々が生い茂っており、中々辿り着かない。
しばらくすると変電所が見え、その近くに警官が集まっていた。
死体は既に降ろされていたみたいだが、警官達の奥にはロープが星の形に張られており、たしかに呪術じみていた。
もう少し詳しく見たかったがすぐさま警察が周囲は封鎖し、俺達はホテルに戻ることにした。
変電所から伸びるぬかるんだ細い道を歩きながら俺達は様々な考えを巡らせていた。朝陽は独り言のように呟いた。
「あの星のマークってどんな意味があるのかしら?」
「なにか猫神に関係あるんじゃないのか?」
「資料館に行ったけどあんなの一つもなかったわよ。でも神社にならあるのかしら?」
「いや、神社もなかったぞ」
「ならどういう意味?」
「それは……お星様になったとか?」
朝陽は苦笑した。
「ダジャレ? そんなわけないじゃない。きっとなにかあるんだわ。この村と関係するなにかが」
朝陽は顎に手を当て、なにやらブツブツと言いながら考えていた。
俺としてはそんなことよりなんであの町長が殺されたのかが気になる。昨日の演説を見る限り、町民からの人気は高かった。
そう言えばじいさんが一人言い合ってたな。まさかあの人が?
いやでもちょっと意見が合わないからって殺しまでするか?
正直さっぱり分からない。推理しようにも俺には知らないことが多すぎた。
町長が殺されたという情報はパンデミックの百倍以上の速度で共有されていた。
俺は列の最後尾だったらしく、そのおかげで間違った情報が切り落とされ、正しいものだけを聞くことができた。
なんでも死体が見つかったのは昼前らしく、近所の老人が森へ山菜採りに入ったところ偶然発見したそうだ。
場所は町の南東にある変電所付近。神社の反対側だ。
そこにある木に死んだ町長が吊されていたらしい。
なぜ殺人だと分かったのか疑問だったが、それもすぐに分かった。
なんでも町長の周囲にロープが張り巡らされていたそうだ。見た人の話によるとまるで結界でも張っているみたいだったという。
そんな馬鹿なと思い、俺と朝陽はすぐに現場へ行ってみた。犯行現場は思ったより遠く、木々が生い茂っており、中々辿り着かない。
しばらくすると変電所が見え、その近くに警官が集まっていた。
死体は既に降ろされていたみたいだが、警官達の奥にはロープが星の形に張られており、たしかに呪術じみていた。
もう少し詳しく見たかったがすぐさま警察が周囲は封鎖し、俺達はホテルに戻ることにした。
変電所から伸びるぬかるんだ細い道を歩きながら俺達は様々な考えを巡らせていた。朝陽は独り言のように呟いた。
「あの星のマークってどんな意味があるのかしら?」
「なにか猫神に関係あるんじゃないのか?」
「資料館に行ったけどあんなの一つもなかったわよ。でも神社にならあるのかしら?」
「いや、神社もなかったぞ」
「ならどういう意味?」
「それは……お星様になったとか?」
朝陽は苦笑した。
「ダジャレ? そんなわけないじゃない。きっとなにかあるんだわ。この村と関係するなにかが」
朝陽は顎に手を当て、なにやらブツブツと言いながら考えていた。
俺としてはそんなことよりなんであの町長が殺されたのかが気になる。昨日の演説を見る限り、町民からの人気は高かった。
そう言えばじいさんが一人言い合ってたな。まさかあの人が?
いやでもちょっと意見が合わないからって殺しまでするか?
正直さっぱり分からない。推理しようにも俺には知らないことが多すぎた。
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