プライドの高い主人公の頭を踏みつけてイジメてみた「改造予」

10 何でもしてね

　やっとだ。
　やっとこの時がきあ。
　さあ、堪能しよう。
　君は一体いつまで持つかな。
　どこまで楽しませてくれるのかな。

　長ければ長いほど、この時は充実するよ。

　何でもする？
　本当に？

　その言葉を待っていたんだよ。

　だったら、僕の為に何でもしてくれ。

　まずは地べたをはいつくばってくれよ。良い子だ。

　そして、僕に対する忠誠の言葉を。よしよし。

　じゃあ次は、靴にキスしてごらん。何だいその顔は。うん、従順だね。

　じゃあ次は、ペットになってもらおうかな。

　意味が分からなかったのかい？

　人間を辞めろと言ってるんだ。

　君は今日から僕の愛玩動物だよ。

　愛くるしく愚かな愛玩動物の様に、してみせるんだ。

　そうしたら、君の仲間へ鞭を振るうのはやめてやってもいい。
　あくまでも君がきちんと仕事ができたら、の話だけどね。

　さあ。
　やってごらんよ。

　いつまで？
　ああ、いつまでだろうね。