このVライバーは考察実験が目的です

陰猫(改)

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思い出

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 最初に朝多マヤが文化風習に興味を持ったきっかけはとある同人作品の元となるゲームの考察書籍であった。
 そこには純粋な考察視点と疑問があり、更にその作品を生むに至る原本──即ち、妖怪に対する文献があった。
 読み耽る内にマヤは現代と共通する文化変化がある事に気付く。
 これに対して興味が尽きないマヤはそれが可能そうな友人を集め、サークル活動を行う。
 しかし、卒業して学業から転職や就活がある友人も現れ、かつてのようなサークル活動が難しくなり、またインターネットの普及があるにも関わらず、こういった内容が日の目を見なくなり、近代流行や政治の話などの負の因子しか生まない現代のメディアに対して朝多マヤは思うところがあった。

 そこで考えたのが、Vライバーの存在と彼女達が持つ会話知識との融合である。

 メリットとして大人からした意見も取り入れる事で新たな知見があるのではないかという見方も出来る為に彼女達はこの計画を密かに計画し、実行に移す為に暗躍するのであった。
 無論、彼女達の計画はそこで終わらない。
 一人一人が様々な媒体となるサイトやアプリで拡散を行い、共有する事でより良い媒体を見付ける事と文化交流するのも視野に入っている。
 若い彼女達がこの計画に対して興味が尽きる事はないだろう。

「それでね、妖怪も文化的な知見からすれば、ルーツ的な拡散を絞れると思うんだ。
 大抵の話は貿易機関から噂話で流れると思う。
 例えば、商人や旅人の話とかだろうね。
 私が思うに貿易機関を考察するに南から北に浸透したんじゃないかと思うよ。長崎の出島とかから噂話や神話が広がり、独自視点解釈やルーツが生まれた。でも、これはいまの世界地図的な航路の話だし、日本の領土的な知識とかを考えるとただ、南から北に北上して来たとは考え難い。
 地図の見方もいまとは異なるし、移動手段も限られている。車や電車、船もなかった日本の文化で独自の神話が維持されていたのはかなり希少なんじゃないかと思うよ。
 日本人って新しく取り入れるのは得意だけれど、過去のものに対しての尊厳に対してって神聖さや畏怖がないとすぐに廃れちゃうから」

 朝多マヤことドクター・エンゼルフィッシュは愉しげに語りつつ、時間をチラッと見る。

「おっと、もうこんな時間だ。それじゃあ、みんな、今日はここまでにしよう。またね~♪」

 そう言って話を切り上げ、朝多マヤは配信終了をするのであった。
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