【モテたい、好感度鑑定の覚醒者】あれ?「ネタ魔法」ってバカにしてたよね??最強と気付いたところでもう遅い。

山形 さい

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序章I

『好感度鑑定魔法』習得しました。

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 魔術師がいるギルドへ着くと、僕は急いで馬から降りギルドへ向かう。

「おい、ギル!」と、お父さんは手を伸ばすが僕はそんなの無視でギルドの中に入る。

「はい、君は何の魔法にする?」と、1人のお母さんぐらいのお姉さんが、僕と同じぐらいの歳の男の子に聞いている。

 多分魔術師なのだろう。

 って……かなり、人が並んでいる。

「ギル、並ばないのか??」

 そこに、お父さんが来た。

「並ぶ?」

「そうだ。並ばなきゃ、魔法習えないぞーー?」

「それは、やだ!」と、僕は最後尾に並ぶことした。

 それにしても……今日が、誕生日の人がこんなにいるのか……。
 僕は、疑問に思ってお父さんに聞くことにした。

「ねぇ、お父さん。なんで、こんなに人いるのですか? 今日って、誕生日の人多いのですか?」

「ん? ああ、違うな。別に、今日が誕生日とかじゃなくてな、その月に8歳になった人たちが一斉に今日近くの魔術師に魔法を習うことができる日なんだよ」

「そうだったのですか! 僕はてっきり……今日こんなに、誕生日の人が多いのかと勘違いしていました!」

    なるほど……そういうことか。どうやら、誕生日の日に魔法を習うというわけではないのか。

「おっ! 久しぶりだな! レイン!」
 
 そこには、片目の潰れた透き通る白髪のおじさんと1人のおじさんと同じ透き通る白髪で、ピョンっと一本アホ毛の生えた。輝くほど美しいエメラルド色の目の少女がいた。

 ちなみに、レインとはお父さんのことだ。

「本当久しぶりだな、ロイ! それで……お前の娘さんも、8歳になったのか!」

    おじさんは、少女の髪を揺すりながら「1週間前にな!」と言う。

 どうやら同い歳らしい。
 この、おじさんとお父さんはどういった関係があるのだろうか。

「お父さん、この人だれ??」

 僕は、お父さんの服を引っ張り聞くことにした。

「ん? ロイのことか? こいつは、同じ聖騎士として共に戦った友だ。そして、そこのお子さんはギルと同じ歳の子。名前は……」

「シロです」

 その少女は、美しい声でそう言った。

 ここは、僕も言った方がいいと思い。

「僕は、ギルです。シロさん、初めまして」

 しかし、シロさんはフンっと顔を避けた。

「え………」

「こ、こら! シロ! 初対面の人に何てことしてるんだ!」

 おじさんは、そう言うとポンっとシロさんの頭を軽く叩いた。

「いってぇ!」と、可愛らしい声をしてシロさんは頭を押さえる。

「お、次はもうギルの番じゃん」

 気がつくともう自分の番が来た。

「次の人………」

「じゃぁ、お父さん行ってきます」

 僕は、魔術師の前に立つ。

「君は、何の魔法を習得したいかな?」

 僕は、迷わずにこう言った。

「好感度鑑定魔法です!」と……。

 すると、魔術師が驚きを隠さずに「ええええ!」と、言葉にする。
 周りの子供と一緒に並んでいる大人たちも「おいおい今の聞いたか?」などと、ヒソヒソ話している。

 もちろん、おじさんとシロさんも。

「本気なのか? お前の息子!?」

「ああ。本気だ。俺も最初驚いたさ。でも、あいつの目を見たらなんか、反対できなくてよ! まぁ、そんくらいあいつは、を習得したいらしい」

「お前なぁ……」

「ほんとに、もう一度聞くけど、ほんとに好感度鑑定魔法でいいの?? まだ、間に合うけど……」

「いいえ、好感度鑑定魔法がいいです!」

「わかりました。それでは君。わたしの手に手のひらを下にして置いてもらっていいですか?」

 僕は、魔術師に言われるがままに、手のひらを下にして置く。とても、暖かかった。

「こ、こうですか?」

「そうです。そのまま置いといてくださいよ」

 魔術師は、目を瞑り何か詠唱を唱え出す。

 詠唱が終わると同時に、僕と魔術師の周りが緑色に光出す。

「はい、オッケーです」

 どうやら終わったらしい。  

「一応説明しておきます。目に神経を集中させてください」

 魔術師の言われた通り、目に神経を集中させる。

「ぐぐぐぐぐぅうう」

「どうですか? 何か見えてきましたか?」

「ううぅうーん、あっ!」

 目の前には、紋章が出現する。

「何か、何か紋章が………」

「出ましたね。それでは、その紋章と鑑定したい人のピントを合わせてください」

「わかりました……」

 試しに、魔術師にピントを合わせてみた。

 何々……魔術師の頭上には、30と書かれた数字が浮かび上がっている。

「数字が……数字が浮かんでます」

「オッケーですね。それが、好感度です」

 つまり、魔術師の僕への好感度は、30ということか。これは、高いのか?

 僕は、次にお父さんの好感度を測る為にピントを合わせようとしたその時だった。

 あれ? 目眩がする………あ、これ、やばいやつっっだぁっ…………………………………。

 バタンと、床に倒れると同時にギルド内に響く。 

「しっかりしろ! ギル…………」

 微かにした、お父さんの声と共に僕は目を瞑った。
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