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39 ガイルの秘密
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◇◇◇
「やれやれ、せっかく面倒な身分を捨てたのに結局娘が王族になるとはね」
テラスで一人酒を掲げる。
「ジェニファーが知ったら怒るかな。でも仕方ないよね。ソフィアが好きだっていうんだもん」
ソフィアの母であるジェニファーとは、中立国であるダイナー王立学園で出会った。大陸全土から優秀な学生が集まる学園においても、ジェニファーの存在は異彩を放っていた。
学年一の秀才、百年に一度の天才とまで言われる彼女は、波打つ黄金の髪にペリドットの瞳をした美しい女性だった。しかし、彼女はなぜかいつも男装をしていて。なぜ男のふりをしているのか尋ねたらひどく驚いた顔をしていた。
国では一度も女性だと見破られたことはなかったと。周りの目の節穴ぶりに眩暈がした。こんな美人が男に見えるなんてどうかしている。
彼女の両親―――シリウス伯爵夫妻は長い間子どもに恵まれず、やっと生まれた子どもは女だった。ラピス王国では男性以外家督を継ぐことが認められていないため、一計を案じた両親によってジェニファーは伯爵家の嫡男として育てられたという。
一度子どもを授かったのだ。ジェニファーが成人するまでに弟ができればいいと思ったのだろう。しかし、結局弟は生まれず、さすがに年頃になると隠し切れなくなってきたため、中立国であるダイナー王国に留学してきたらしい。
「呆れたな。それで君は一生男として生きるつもりかい?」
そう聞くと彼女はあっさりと首を横に振った。
「いや、それは無理だろうな。だからこうして国外に逃げてきた。国王に虚偽の報告をしたんだ。もう国に戻るつもりはないよ」
最初から戻らないつもりだったのか。彼女の両親のあまりの無計画ぶりに呆れてしまう。
「それじゃあ君の将来は台無しじゃないか。君の親は一体何を考えてるんだ」
ダイナー王立学園に入学を許可されるのは毎年ほんの僅かの天才たちのみ。中でも異彩を放つ優秀な人材を国はみすみす失うことになるのだ。
「我が家はちょっと特別な家系でね。必ずシリウス伯爵家の血を引く男が跡を継がなくてはならないんだ。母は男児を産めなかったことをひどく嘆いていた。父もそんな母を哀れに思ったんだろう」
「でも、君が犠牲になっていいってわけじゃない」
聞いているうちに腹が立ってきてしまう。そんな私を気にした風もなく彼女は言った。
「いや、私は逆に両親に感謝してるよ。もし私が女として育てられていたら、王族に嫁ぎ後継ぎとなる子を王との間に成さなければならなかった。つまり王の側室となるんだ。後宮に入るなんて、考えただけでぞっとするね」
衝撃的だった。女性にとって王族に嫁ぐことは何よりの名誉である、そう信じて疑ったことなどなかったからだ。
「国王の側室となるのは女性にとって名誉なことじゃないのか」
私の問いかけを彼女は鼻で笑った。
「本気で言ってるのか。私はごめんだ。しかも王妃候補は私の親友だぞ?彼女は王太子を心から愛しているし、王太子も彼女を深く愛している。二人の間に割って入るなんて冗談じゃないね」
世の中に王族にあこがれない貴族令嬢がいるとは思わなかった。いや、嫡男として育てられた環境のせいだろうか。いずれにせよ国王の側室にすらなりたくないなら、しがない第二王子である俺には何の望みもないということだ。いや、どだい最初から無理な話だが。
「そうか。君はこれからどうするつもりなんだい」
せめて彼女には幸せになって欲しい。
「私か?適当に行方をくらませた後は、平民になって商売でも始めようと思う。試してみたいアイデアがたくさんあるんだ」
「平民に?簡単なことじゃないぞ」
本当に彼女の考えには驚かされる。平民になろうなんて今までに考えたこともなかった。普通の貴族はそうだろう。自らが持って生まれた特権階級をみすみす捨てるような馬鹿はいない。
「だから楽しいんじゃないか。貴族なんてくそくらえだ。私は自由に生きたいんだ」
「そうか。自由か。羨ましいな……」
だが、その発想が羨ましくもある。
「ガイルは卒業後どうしたいんだ」
突然言われて戸惑った。
「俺は国に帰ったら戦争に行くことになるだろう。生きて戻れるとは思わん。兄上にとって俺は目障りな存在だからな」
兄上には小さいころから目の敵にされていた。同じ兄弟とは思えないほど残虐な兄には、親愛のかけらも感じることはできなかった。兄にとって私は、周りを飛び回るうっとおしい虫けらのようなものなのだろう。長じてからは明確な殺意すら感じられるようになった。命を奪われるのは時間の問題だった。支援者たちの協力で私もまたこの国に逃げてきたのだ。
「アリラン王国の王太子は残虐な男と聞く。だが、同腹の兄弟なのだろう?」
「同腹だからだ。すげ替えの利く俺という存在を最も恐れているのさ」
最も、同腹でない兄弟などとっくに始末されているのだが。
「そうか。王族だ貴族だという身分など面倒なものだな。実の兄弟にまで疎まれるとは。いっそ二人で平民として暮らさないか?」
明るい笑顔に不意を突かれる。
「二人で?」
「そう、二人で。お前となら上手くやっていけそうな気がするんだがどうだ」
「それは……俺の妻になってもいいということか」
まさかな。男の愚かな願望だ。しかし、返ってきたのは意外な返事だった。
「嫌なのか?」
「いや、嫌なもんか。だが、本気か?本気でそんなことを言ってるのか」
「そうだ。生まれつき持っているものは何も身分だけじゃない。身分がなくても生きていけることを証明してみないか」
「簡単に言うな」
「もちろん簡単ではないさ。でも、ワクワクするだろう?」
「ああ、ワクワクするな……」
こうしてダイナー王国卒業後、あっさり国と身分を捨てたジェニファーと一緒に旅に出た。兄には身分違いの女と駆け落ちしたと噂を流せばあっけなく信じたようだ。身分も財産も何もかも捨てた弟に満足したのか、探しもしなかったらしい。
ジェニファーの考えるアイデアはどれも秀逸で二人で始めた商売は瞬く間に軌道に乗った。彼女には物や技術を生み出す天賦の才があった。そして何より、人を惹きつけずにはいられない魅力があった。誰もが彼女に魅せられ、共に居たいと願うのだ。
見知らぬ国で見知らぬ人たちに交じって生活をするのはとても刺激的で楽しかった。ジェニファー、君がそばにいてくれたなら。
両親の突然の訃報を知り、自分もまた長くはないと悟ったとき、彼女は願った。ラピス王国を、シリウス伯爵家の末を見届けて欲しいと。そして、ソフィアとともに伯爵家の秘密を私に託した。
私は彼女の最後の願いを叶えるために、生まれたばかりのソフィアを連れてラピス王国に来た。真っ先にしたことは、シリウス伯爵家の屋敷を取り返すことだ。この屋敷だけは人手に渡るわけにはいかないものだ。
その間も兄の悪名はますますとどろいていた。重税や奴隷制度で虐げられ、戦争に次ぐ戦争で疲弊した国民はついに革命を起こす準備に入った。
近いうち悪王の名を欲しいままにした兄は断頭台の露と消えるだろう。その主導者が国を捨てた弟であることを知ることもないままに。
国を捨てたせめてもの償いのつもりだった。今後はアリラン共和国として緩やかに変貌を遂げていくだろう。
革命の成功には、古くからアリラン王家に仕えるラファエルの一族が協力してくれたことが大きかった。彼らは諜報活動を得意とする一族で、その手腕は国を統べるものなら喉から手が出るほど欲しいものだ。その分敵に回すと恐ろしい存在となる。
「あーあ、これからますます忙しくなるなあ」
本当は平民としてのんびり生きるのが夢だったのに。
「でも仕方ないよね。最愛の妻の頼みだもの。そして、私もまた王族の端くれだからね」
ほんのひと時だったとしても。ジェニファー、君と過ごした冒険の日々は夢のように輝いていた。
「やれやれ、せっかく面倒な身分を捨てたのに結局娘が王族になるとはね」
テラスで一人酒を掲げる。
「ジェニファーが知ったら怒るかな。でも仕方ないよね。ソフィアが好きだっていうんだもん」
ソフィアの母であるジェニファーとは、中立国であるダイナー王立学園で出会った。大陸全土から優秀な学生が集まる学園においても、ジェニファーの存在は異彩を放っていた。
学年一の秀才、百年に一度の天才とまで言われる彼女は、波打つ黄金の髪にペリドットの瞳をした美しい女性だった。しかし、彼女はなぜかいつも男装をしていて。なぜ男のふりをしているのか尋ねたらひどく驚いた顔をしていた。
国では一度も女性だと見破られたことはなかったと。周りの目の節穴ぶりに眩暈がした。こんな美人が男に見えるなんてどうかしている。
彼女の両親―――シリウス伯爵夫妻は長い間子どもに恵まれず、やっと生まれた子どもは女だった。ラピス王国では男性以外家督を継ぐことが認められていないため、一計を案じた両親によってジェニファーは伯爵家の嫡男として育てられたという。
一度子どもを授かったのだ。ジェニファーが成人するまでに弟ができればいいと思ったのだろう。しかし、結局弟は生まれず、さすがに年頃になると隠し切れなくなってきたため、中立国であるダイナー王国に留学してきたらしい。
「呆れたな。それで君は一生男として生きるつもりかい?」
そう聞くと彼女はあっさりと首を横に振った。
「いや、それは無理だろうな。だからこうして国外に逃げてきた。国王に虚偽の報告をしたんだ。もう国に戻るつもりはないよ」
最初から戻らないつもりだったのか。彼女の両親のあまりの無計画ぶりに呆れてしまう。
「それじゃあ君の将来は台無しじゃないか。君の親は一体何を考えてるんだ」
ダイナー王立学園に入学を許可されるのは毎年ほんの僅かの天才たちのみ。中でも異彩を放つ優秀な人材を国はみすみす失うことになるのだ。
「我が家はちょっと特別な家系でね。必ずシリウス伯爵家の血を引く男が跡を継がなくてはならないんだ。母は男児を産めなかったことをひどく嘆いていた。父もそんな母を哀れに思ったんだろう」
「でも、君が犠牲になっていいってわけじゃない」
聞いているうちに腹が立ってきてしまう。そんな私を気にした風もなく彼女は言った。
「いや、私は逆に両親に感謝してるよ。もし私が女として育てられていたら、王族に嫁ぎ後継ぎとなる子を王との間に成さなければならなかった。つまり王の側室となるんだ。後宮に入るなんて、考えただけでぞっとするね」
衝撃的だった。女性にとって王族に嫁ぐことは何よりの名誉である、そう信じて疑ったことなどなかったからだ。
「国王の側室となるのは女性にとって名誉なことじゃないのか」
私の問いかけを彼女は鼻で笑った。
「本気で言ってるのか。私はごめんだ。しかも王妃候補は私の親友だぞ?彼女は王太子を心から愛しているし、王太子も彼女を深く愛している。二人の間に割って入るなんて冗談じゃないね」
世の中に王族にあこがれない貴族令嬢がいるとは思わなかった。いや、嫡男として育てられた環境のせいだろうか。いずれにせよ国王の側室にすらなりたくないなら、しがない第二王子である俺には何の望みもないということだ。いや、どだい最初から無理な話だが。
「そうか。君はこれからどうするつもりなんだい」
せめて彼女には幸せになって欲しい。
「私か?適当に行方をくらませた後は、平民になって商売でも始めようと思う。試してみたいアイデアがたくさんあるんだ」
「平民に?簡単なことじゃないぞ」
本当に彼女の考えには驚かされる。平民になろうなんて今までに考えたこともなかった。普通の貴族はそうだろう。自らが持って生まれた特権階級をみすみす捨てるような馬鹿はいない。
「だから楽しいんじゃないか。貴族なんてくそくらえだ。私は自由に生きたいんだ」
「そうか。自由か。羨ましいな……」
だが、その発想が羨ましくもある。
「ガイルは卒業後どうしたいんだ」
突然言われて戸惑った。
「俺は国に帰ったら戦争に行くことになるだろう。生きて戻れるとは思わん。兄上にとって俺は目障りな存在だからな」
兄上には小さいころから目の敵にされていた。同じ兄弟とは思えないほど残虐な兄には、親愛のかけらも感じることはできなかった。兄にとって私は、周りを飛び回るうっとおしい虫けらのようなものなのだろう。長じてからは明確な殺意すら感じられるようになった。命を奪われるのは時間の問題だった。支援者たちの協力で私もまたこの国に逃げてきたのだ。
「アリラン王国の王太子は残虐な男と聞く。だが、同腹の兄弟なのだろう?」
「同腹だからだ。すげ替えの利く俺という存在を最も恐れているのさ」
最も、同腹でない兄弟などとっくに始末されているのだが。
「そうか。王族だ貴族だという身分など面倒なものだな。実の兄弟にまで疎まれるとは。いっそ二人で平民として暮らさないか?」
明るい笑顔に不意を突かれる。
「二人で?」
「そう、二人で。お前となら上手くやっていけそうな気がするんだがどうだ」
「それは……俺の妻になってもいいということか」
まさかな。男の愚かな願望だ。しかし、返ってきたのは意外な返事だった。
「嫌なのか?」
「いや、嫌なもんか。だが、本気か?本気でそんなことを言ってるのか」
「そうだ。生まれつき持っているものは何も身分だけじゃない。身分がなくても生きていけることを証明してみないか」
「簡単に言うな」
「もちろん簡単ではないさ。でも、ワクワクするだろう?」
「ああ、ワクワクするな……」
こうしてダイナー王国卒業後、あっさり国と身分を捨てたジェニファーと一緒に旅に出た。兄には身分違いの女と駆け落ちしたと噂を流せばあっけなく信じたようだ。身分も財産も何もかも捨てた弟に満足したのか、探しもしなかったらしい。
ジェニファーの考えるアイデアはどれも秀逸で二人で始めた商売は瞬く間に軌道に乗った。彼女には物や技術を生み出す天賦の才があった。そして何より、人を惹きつけずにはいられない魅力があった。誰もが彼女に魅せられ、共に居たいと願うのだ。
見知らぬ国で見知らぬ人たちに交じって生活をするのはとても刺激的で楽しかった。ジェニファー、君がそばにいてくれたなら。
両親の突然の訃報を知り、自分もまた長くはないと悟ったとき、彼女は願った。ラピス王国を、シリウス伯爵家の末を見届けて欲しいと。そして、ソフィアとともに伯爵家の秘密を私に託した。
私は彼女の最後の願いを叶えるために、生まれたばかりのソフィアを連れてラピス王国に来た。真っ先にしたことは、シリウス伯爵家の屋敷を取り返すことだ。この屋敷だけは人手に渡るわけにはいかないものだ。
その間も兄の悪名はますますとどろいていた。重税や奴隷制度で虐げられ、戦争に次ぐ戦争で疲弊した国民はついに革命を起こす準備に入った。
近いうち悪王の名を欲しいままにした兄は断頭台の露と消えるだろう。その主導者が国を捨てた弟であることを知ることもないままに。
国を捨てたせめてもの償いのつもりだった。今後はアリラン共和国として緩やかに変貌を遂げていくだろう。
革命の成功には、古くからアリラン王家に仕えるラファエルの一族が協力してくれたことが大きかった。彼らは諜報活動を得意とする一族で、その手腕は国を統べるものなら喉から手が出るほど欲しいものだ。その分敵に回すと恐ろしい存在となる。
「あーあ、これからますます忙しくなるなあ」
本当は平民としてのんびり生きるのが夢だったのに。
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