なんで俺ばっかり!

黒滝ヒロ

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一度も犯されたことのないそこをゆっくりと熱い塊が入ってくる。最初は一言で言うと違和感。
ゾゾっとしたものがあったが、入り口付近をゆるりゆるりと出たり入ったりを繰り返している。
最初こそあった違和感に再び恐怖感がちょっぴり湧き上がってきたが、終始優しく繰り返される抽送にだんだん体も慣れてきた。
「ん~あ、はあ…はあ…ああ!」
レメが出し入れするたびに俺の口から甘い嬌声が上がる。自分がこんなところでこんな声をあげてしまうことにもびっくりだが、今は必死な顔で俺の体を覗き込みながら労ってくれるレメが愛おしく感じる。
きっと俺が体を強張らせていたから、我慢していたのだろう。
「ん!あ!もうレメ…大丈夫だから…」
そういうとレメは今度こそ一気に熱い塊を突き入れてきた。

「ん!熱い~!ああ!」
初めこそゆっくりと出し入れしていたそれが、熱い意思を持って体の奥まで入り込んでくる。俺は目の前にチカチカと光が飛び交うのを見ながら声をあげてしまう。
「サトル!気持ちいい…気持ちいい…大事にする…」
そう呟きながら、必死な顔のレメがなんだか愛おしい。ゆっくりレメの頭を撫でていると、
「サトル俺のも…触ってくれ」
ルシアーノの熱い屹立したものが俺の左手にあてがわれてる。こんなに興奮してるんだ…と思いながらそれを握り上下に扱く。

「サトル…」
そう言いながらドゥーガルとキスをする。下半身だけでもいっぱいいっぱいで、この状況を客観的に想像してみるだけで、その淫らな光景にさらに興奮する。俺って自分で思ってた以上にエッチなことが好きだったらしい。
「サトル…私のも可愛がってくれるか?」
そう言うとベッドに膝をついたドゥーガルが、自分自身を俺の口元に持ってきた。男性の象徴であるそれを口に入れるのは初めてのことだったが、自分もすでにされていたので躊躇することなく口に含んだ。口の中に男性の興奮した匂いが広がる。
「ん、ん、んう~!」
「あ、サトル。気持ちいい…上手だね…」
頭を撫でられる。俺は身体中にもたらされる快感に意識が飛ばないよう、ドゥーガルの分身に歯を立てないようにすることに必死だった。

そうしているうちにレメが、
「ん!ああ!もういっちゃう!サトル!出すよ!」
そういって俺の体に大量の白濁した精液をかけた。と同時に俺も一緒に果てた。

2人の白濁した精液をあらかじめ枕元に置いてあったタオルで拭き取ると、今度はドゥーガルが俺の口から分身を話して俺の足元の方に移動した。
「サトル…今度は私を受け入れてほしい。大丈夫か?」
そう聞かれてコクンと頷く。もう今は入ってくるいる時の快感に興味が湧いてしまっている。
レメのそれよりも少し大きいドゥーガルのも簡単に飲み込み、またすぐに快感になってきた。

「あっ!あっ!ん!」
ドゥーガルに揺さぶられて、体が上下に動く。さっきよりもさらに激しく叩きつけられる衝撃に体が快感に震えている。そうしていると今度はルシアーノが自身の屹立したものを俺の口元に運んできた。

「サトル…俺のもいいか」
俺はドゥーガルのよりもさらに巨大なルシアーノの巨根を丹念に舐め上げた。流石に全部は口元には入りきらなかったので、丹念に先っぽや裏筋を舐め上げた。
「サトル…うまいな…本当に初めてか?」
正真正銘初めてですが?今日のところは褒め言葉として受け取っておこう。返事はせずに舐め続ける。

そうしているうちに乳首も刺激が加わってくる。落ち着いたレメが再び参戦してきた。
乳首の周りを舐めたり先を少し噛んだりして、こちらからも絶えず快感が押し寄せてくる。

俺の中はドゥーガルがその中を暴くように、先ほどよりも押し広げるように絶えず動き、俺に快感を与えている。
あまりに気持ちよくてそうされているうちにすでに一回俺は果ててしまっていた。
「サトル!私も…もうダメだ!」
そういって俺の体から離れると、また俺の体に暖かい精液が降りかかる。
「サトル…最高だった。ありがとう。」
そういってドゥーガルは俺の頬にキスをした。

そろそろ口が麻痺してきたところで、ルシアーノがようやく俺の口元から完全に熱くて硬いそれを離して足元の方に移動した。そうしていると今度は俺を簡単にひっくり返して、うつ伏せの状態にする。
「俺のは怖いだろうから、最初は後ろからにしておくな。」
そういって俺の腹を持ち上げて四つん這いの状態にする。

その後ゆっくりと巨大なそれが俺の体を分け入ってくる。
メリメリと実際には聞こえない音が聞こえてきて、必死に体の力をぬく。息を吐き出すんだ、息を。ルシアーノのそれは俺の体の中の全体を擦り上げてきて、痛いのか気持ちいいのかもわからなくする。

「ん!んん!ん~~!」
パチュんパチュんと淫らな音を立ててルシアーノが出し入れする。その巨大すぎるルシアーノの逸物に俺は翻弄される。
「あ~たまんねえ…やっぱり最初から思っていた通り、最高だ。」
しみじみとルシアーノが俺の中を堪能しているうちに、ドゥーガルとレメの2人が僕の体を撫でたり、胸を触ったり、キスしたりを交互にしてくれる。
「くっ!吸い付いてくるな!もう出る!」
そういってルシアーノは熱いほとばしりを俺の背中に大量に振り撒いた。
ルシアーノに翻弄されていた俺は、入れられている最中に2回は達してしまった。
いくら回復効果のある薬だとはいえ、限界はある…そう思って倒れ込んでしまう。

「あと、何回ならいける?」
そう呟くルシアーノの言葉に思わず「ひっ!」と悲鳴をあげてしまった。
もう無理…もう無理です…。
俺はそのまま意識が遠のいていく…。



次の日ベッドに差し込む柔らかな日差しに気がついて体を起こす。
どうやら体はあの後拭いてもらったようだ。シーツも綺麗になっているから、あの後3人で片付けてくれたのだろうか。
さて、体を起こそうとしたところで、腰が重だるいことに気づく。

「う…まあ初めてだったし、今日は無理か…。」
そう思っていると、レメがノックと共に部屋に入ってきた。

「サトル!大丈夫?」
「うん。なんとか…」
「今日は寝ててね。初めてなのに3人相手でごめんね…。ちょっとあの後3人で反省したんだ。」
「ぜひ…お願いします…今日はちょっと動けそうにないや…」
「そりゃそうだよ!もちろん!ゆっくり休んでてね。本当は一緒にいてあげたいんだけど、まだ式典が続いているからさ。」
そういってバイバイと手を振って部屋を退室する。
そうか…昨日俺はついに3人を結ばれたんだな。自分でも3人を受け入れられたことに驚いている。
そしてこの先サピセンとも。
まだまだこの世界で俺にできることはあると思うけど、愛する人たちができて自分が幸せになれたこの世界に来れてよかったと思ってる。
最初はそりゃ「なんで俺ばっかり!」って思ったこともあったけど、そのおかげであの4人とも絆を繋げることができた。
俺は自分の状況を肯定することに決めた。そして、結果として自分には不釣り合いなほど幸せな状況に感謝して、俺は再びベッドの中に沈み込んだ。


終わり


ーーーーーーーーーーーーーー
これで完結となります。
20日間の間ずっと読んで下さった皆様、ありがとうございました。
初めての短編でしたので、読み苦しいところがあったと思います。
今はなんとか完結できたことにホッとしています。
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