職場大乱

パン太郎

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社内で

会社の事

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俺が勤めていた会社は、地方の企業で、地元ではなかなか名の知れた会社だった。
俺が任された部署は大人数なのだが、ほぼほぼ主婦パートさん達で占められていた。
パートさん達はだいたい40人くらい居て、忙しい時期は短期のパートさんも募集するので、時には60人くらいになる事もあった。
そのパートさん達の出勤は、週に2、3回のシフトで勤めている人が多かった。
お子さんがまだ小さい家庭は、出勤日数が少ない人が多かった。
中には週5日出勤のパートさんもいた。
それはリーダーさんと言って、パートさん達をまとめる役だった。
中原さんや久美子さんが、この役を務めていた。
朝から夕方までのパートさん達を早番、昼から夜までのパートさん達を遅番と呼んでいた。
だから、毎日同じ人に会える訳では無かった。
大きな倉庫の中を、毎日だいたい十数人のパートさん達が行き来していた。
詳しくは書けないが、仕事の大半はこの倉庫で行われていた。
その、たくさんの女性パートさん達の中には、俺にセクハラされた女性もたくさん居たし、身体の関係がある女性も何人もいた。
ちなみに長内さんは、事務員パートさんで別部署だった。
俺の部署のパートさん達は、私服に会社支給のエプロンを着けるだけの服装だった。
長内さんは事務員パートなので、会社の事務服を着用していた。
前に書いたが、この当時の俺の彼女は前年度入社の10代の女の子で、別の部署に配属されていた。
彼女の部署は、女性正社員の多い部署だった。
それ以外の部署にも多少の女性は居た。
まぁ、俺は部署間を飛び越えて、ちょいちょい悪さをしていた。
性欲の塊の俺には、わりと女性が多いこの会社は最高の職場だった。
ただ、部署が違う女性にちょっかいを出す時に気をつけないとならないのが、その部署の男性社員だった。
他の部署の男が、自部署の女性にちょっかいを出されるのは面白くない。
俺もそうだった。
とくに彼女のいる部署は、若い女性社員が多く、会社の男性社員達が狙っていた。
まだ、若い社員同士の真面目な恋愛なら何も言われないのだが、俺のような管理職が、入社したばかりの10代の女性社員と付き合っているなんてバレたら、批判の対象になるのは明白だった。
だから俺は、彼女にも気を付けるように言っていたし、他の女に手を出す時も気をつけていた。
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