正しい異世界の冒険方法

れい

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いざ、出発!!

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「さて、其方のこれからについてだが
単刀直入に言おう、其方にはこの城から出て行って貰いたいのだ。勝手にこちらが勇者召喚を行い、それに巻き込んでしまった。本当はこんな事を言える立場では無いのだがな。其方には召喚に巻き込まれた事も黙っていて貰いたいのだ、できればもう我々とも関わらないでくれるとありがたい。」
 
 まあ、そりゃこーなるよなー
 うん、テンプレテンプレ♪

「其方にはお詫びとして金貨を10枚、そして武器を一本渡そう。なにか武器の希望はあるかな?」

「では、なにか剣をお願いします。」

「あいわかった。今直ぐ用意させよう。」
 
「すみません、もう一つだけ質問を。
これから冒険者にでもなろうと思っているのですが
冒険者ギルドのある街を教えてもらってよろしいでしょうか?」

「それなら、この城を出てまっすぐ行くと左手に見えて来るはずだ。剣と盾の看板が目印の建物だ。直ぐに見つかるだろう。」

 その後、この国、この世界のことを色々とおしえてもらっているうちに、使用人の一人が一本の剣と、金貨が入っているだろう皮袋を持ってきてくれた。

「これが剣と金貨10枚だ、それだけあればしばらくはなんとかなるだろう。
  最後に本当にすまなかった。どうか元気でやってくれ。」

「ここまでしていただいて十分ですよ。
これからは自力で頑張ります!金貨と剣ありがたく頂戴します!それでは。」

 こうして俺は城を出た。いやー、いい王様で助かったよ
そんじゃ、いきますか!!
目指す冒険者ギルド!!

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タクトが出て言った後・・・・

「まさか勇者召喚に巻き込まれるものがあるとはな。
悪いことをしてしまった。」

「お父様、そう気に病まないでください。
こちらとしても他に手はなかったのですから。」

「魔王の軍勢も脅威だが、帝国も戦争を仕掛ける準備をしているとの噂もある。勇者たちには、戦争にも参加してもらえると助かるが、そのためにはまず訓練せねばな。タクトの話からすると、戦闘とは無縁のところにいたらしいしな。」

「これからが大変ですね、お父様」

娘の言葉に、今後忙しくなると考える王であった
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