僕の初恋

阿月怜

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クリスマスーanotherー

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季節は冬。もうすぐクリスマスだ。
奏斗と付き合い始めてから、早4ヶ月。
今日は、雪が降っていてテニスコートが使えないので、早めに部活が終わった。

「奏斗ー」

俺は奏斗を見つけて声を掛けた。セーターを萌え袖にしてた。萌え袖って本当にキュンってするんだな

「優ー」

奏斗は小さく手を振った。

「奏斗、帰ろうか」

「うん」

部室を出て、校門に向かって歩き出す。

「うぅ、寒い・・・」

奏斗は寒さで少し震えてた。

「そうだなぁ、雪も降ってるし・・・」

「そうだね」

奏斗は空を見上げた。

「あ、奏斗」

「ん?」

「今年のクリスマス、一緒に過ごさないか?俺の家、イブに泊まりに来てさ・・・」

「・・・!うん、行きたい・・・///」

断られたらどうしようとか、考えて不安になってたけど、心配しなくて良かったみたいだ。奏斗は少し嬉しそうに笑っていた。

「じゃあ、お前の家に迎えに行こうか」

「ううん、いいよ。いつもみたいに学校に集合にしよう?」

「了解、じゃあ、明後日学校に集合だな。何時にしようか」

「んー、10時とかでいいんじゃないかな」

「OK、10時な」

こんな会話をして、俺達は校門で別れた。


そして、クリスマスイブの日がやってきた。俺は約束の時間の15分前には着くように家を出た。

「奏斗ー」

「あ、優ー!」

「早いな、まだ9時45分だぞ」

「優もねーw」

「そうだなwじゃあ、行こうか」

俺は手を差し出した。

「うん!」

奏斗はその手を握って、2人で歩き出した。

そうして、手を繋いで、おしゃべりをしながら歩いて、俺の家に着いた。

「親、出張中でいないんだ。」

「そうなんだ・・・」

「上がって」

「うん」

俺は奏斗をリビングまで案内した。
そして、2人でテレビを観たり、ゲームをしたりして過ごした。

夜ご飯も2人で作って食べた。

「奏斗、先お風呂入っていいよ」

「わかった、ありがとう」

「おう」

俺はそういうと、奏斗が上がってくるまでに布団を敷いたり、風呂に入る準備をしたりした。なんかしてないと、ソワソワしちゃうからな。

「上がったよ~」

奏斗は、そう言いながらリビングに入ってきた。

「ん、じゃあ俺も行ってくるな」

「うん」

お風呂場に行って、体を洗いながら、俺は奏斗を誘うための決意を固めていた。

「お待たせ」

奏斗は少しそわそわしてる感じがした。

「あ、お帰りなさい」

「じゃあ、布団行くか」

「うん」

「・・・奏斗・・・」

部屋に入ると、俺は奏斗を優しく抱きしめた。シャンプーのいい匂いがした。

「・・・なぁに?」

抱き返しながら答えた。

「・・・絶対、優しくするし、痛い思いとかさせないから、抱いても、いいか・・・?」

最後だけ、囁くような優しい声で言う。

「・・・うん、いいよ。」

奏斗も、優しい声で答えた。

「・・・本当に・・・?」

「・・・うん」

「・・・ありがとう。」

俺は、奏斗をお姫様抱っこして、ベッドに運んで寝かせた。相変わらず軽かった。

「・・・本当に、いいんだな・・・?大事にしたいし、嫌ならまだ全然待つから・・・」

「嫌じゃないよ。僕だって、男の子だよ?好きな人と、したいもん・・・」

「・・・そっか。」

「・・・うん」

その答えを聞いて、俺は奏斗にキスをした。何回か触れるだけのキスをしたあと、俺の舌を奏斗の口に入れて、舌を絡め取った。

「ん・・・ふ・・・///」

奏斗が小さな声を上げる。可愛すぎて死ぬかと思った。
俺が口を離すと、唾液が糸になって、切れた。

「・・・じゃあ、上脱がすよ」

そう言うと、俺は奏斗の服に手を掛けた。

「・・・うん。・・・でも、優も脱いで」

「・・・わかった」

奏斗の服を脱がすと、俺も自分の服を脱いだ。
白くて綺麗な肌が目に入る。その中にピンクの突起が可愛く主張していた。

「・・・肌白」

「言わないでよ・・・コンプレックスなんだから・・・///」

「コンプレックスだなんて・・・すげぇ綺麗なのに・・・」

そう言うと、俺は胸の突起を撫でた。

「ひゃあっ・・・!///」

奏斗は可愛い喘ぎ声を上げた。感度良すぎだろ・・・
奏斗は恥ずかしかったのか、手で口を隠した。

「なんで我慢すんの?可愛いのに・・・」

「・・・っ///」

俺はそう言うと胸を舐めた。

「ひゃぅっ・・・///」

また可愛い声が上がる。

「感じる・・・?」

「・・・うん・・・///」

「・・・そっか」

俺はまた舐め始めた。

「あ、んぁ・・・///」

「可愛い・・・」

俺は奏斗の耳元で囁いた。
そして俺は耳を甘噛みしたり首筋を舐めたりしながら奏斗の自身に手を伸ばし、下着の中に手を入れて奏斗の自身を握ると


クチュ・・・


っと厭らしい水音が響いた。


「もうこんななってる・・・気持ちよかった?」

「・・・うん///」

「そっか」

そう言うと、俺は奏斗の自身を口に含んだ。

「あ、ひゃあ・・・!そんな、汚な・・・!///」

奏斗が可愛い声で言ってたけど、それを無視して俺は奏斗の自身を舐めた。

「う、ぁ、優・・・ひゃあ・・・!も、離し・・・あぁ・・・!///」

奏斗はイキそうになったのか俺の頭を押したけど、力は入ってなかった。俺はそのまま離さずに、口で奏斗の白濁を受け止めた。

「あ、ごめ、なさ・・・」

ゴクッ・・・

俺は、口に出されたそれを飲んだ。

「いいんだよ、うまかったし」

「なわけ・・・」

「あるよ。・・・それより、奏斗、まだいける?」

「・・・うん」

「ん、じゃあ、準備するから、痛かったら言って、すぐやめる」

そういうと、俺はローションを取り出して奏斗の蕾にかけて、優しくほぐすように周りを触ってから指を一本入れた。

「・・・っ///」

「大丈夫か・・・?」

「・・・うん」

「ん、じゃあ、指動かすよ」

「うん・・・」

俺が指を動かし始めて、少し経った時、奏斗が急に反応した。

「うひゃあ・・・!///」

「痛かったか!?」

「ち、が・・・なに、今のぉ・・・」

「・・・」

俺はもう一度その場所に触った。

「あぁ・・・!///」

「・・・ここ、いいの?」

「・・・うん・・・///」

「・・・そっか」

俺はわざとそこに当たるように指を動かして、ほぐれた頃を見計らって指を二本に増やした。

「ん、はぁ・・・あ・・・///」


「・・・そろそろ、我慢できない。挿れても、いい?」

「・・・ん」

耳元でそう囁くと、小さく返事が返って来た。

俺は指を抜くと、自身を充てがった。

「・・・じゃあ、挿れるよ」

「うん、来て・・・///」

少し腰を進めて、先っぽが中に入る。中は熱くて、吸い付いて来て、最高に良かった。

「うっ・・・ふっ・・・」

「・・・痛い?大丈夫?」

自制をしながら聞く。奏斗が本当に辛そうだったから。

「い、く、ない、けど・・・い、きが・・・」

「力入りすぎかな。大きく息を吐いてごらん」

奏斗は言われた通りに息を大きく吐いた。力が抜けて、少し楽になったみたいだ。俺は腰を少しだけ進める。
それを何度か繰り返した。

「・・・全部、入ったよ・・・大丈夫か?」

今すぐにでも腰を動かしたいという衝動を抑えながら聞いた。本当に、大事にしたいから。

「・・・う・・・ん・・・」

「まだ、動かないからね・・・」

「うん・・・///」

俺は奏斗の頭を優しく撫でた。奏斗は痛みからか、生理的なものかわからないけど、涙を流していた。

「も、大丈夫・・・」

「本当に?」

「うん」

無理しているのは、わかった。でも、奏斗がこんな場面に似つかわしくないけど、本当に天使のような笑顔を見せるから、動いて欲しいって思ってるってことが分かった。

「ん、じゃあ、動くよ・・・」

「うん・・・///」

そう言うと俺はゆっくりと動き出した。なるべく奏斗にも気持ちよくなって欲しいから、なるべくゆっくり、彼のイイトコロに当たるように動いた。

「あ、あぁ・・・ふぁ・・・///」

「お前ん中、最高に気持ちいいよ・・・」

「ん、ぼ、くも、気持ちい・・・あぁ!///」

奏斗は、快感に濡れた声で答えた。その、快感に悶える姿が、その声が、愛おしくて、可愛かった。

「・・・ごめん、我慢しようと思ってたけど、そんな可愛い事言われたら、無理だ・・・俺の背中に爪たてていいからな」

そう言うと、俺はさっきよりも早く動き出した。

「あ、ぁ・・・優・・・あ、あん・・・///」

「奏斗、好きだよ。大好きだ。」

「ぼ、くもぉ・・・大、好きぃ・・・ひゃあ・・・///」

「ん、も、イク・・・中に出していいか?」

「うん、いい、よ・・・中に、ちょうらい・・・あぁ、あ・・・///」

「う・・・はぁ・・・」

俺は一番奥で白濁を出した。奏斗も、その時にイイトコに当たったのか、イッた。
俺は自身を抜いた。

「奏、斗、大丈夫、か・・・?」

「う、ん・・・///」

「よかった・・・」

そういうと優しく抱きしめた。

そのあとは、もう一回お風呂に入って、布団で抱き合いながら眠った。
次の日腰を痛そうにしてて、申し訳なくなった。でも、ものすごくしあわせだった。
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