明日に光を

花戸あみ

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第1章

出逢い3

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 「何よ2人して!私をバカにしてるんでしょ!2人とも!」

立ち上がり怒りに顔を真っ赤にして肩を震わせる姿に、雫はどうしたものかと思考を巡らせていた。

怒りに任せて止めに来た友長も、彼女を怒らせた本人もあまりの感情の高まりを目にして固まっている。

そんな空気を破ったのは、やはり固まった男たちではなく、彼女の行動だ。

それはあまりなにも呆気なかった。

「うわっ!」

雫も一瞬の事で何が起こったのか直ぐには理解出来ない。

理解出来たのは自分が手に持っていた水の入ったピッチャーが今は彼女の手の内にあるということ。

そこには、水を盛大にかぶった友長の姿があった。

おそらく佐竹の怒りの矛先は後から現れたら友長に向けられたみたいだ。

その勢いのまま佐竹はピッチャーを雫の手元に戻し、カフェを出て行ってしまう。

「あっ!りか、お前まてよ!」

慌てて今まで黙っていた飯塚が慌ててその後ろを追いかけて行こうとする。

「すまん。友長…。」

その一言残し嵐のように張本人たちは、犠牲者1人を残して去っていった。

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