見えない想いの行く末

花戸あみ

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「見えない想いの行く末」
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 河津桜が満開に咲き誇りピンクの絨毯の上にひらひらと散りゆく中、1人だけ違うジャージの格好でグラウンドを駆け回る青年を木の陰から見つめる瞳があった。
 その生き生きとした姿はまるで羽が生えているようにキラキラしていた。
 そしてその青年の姿は、花弁が雪のように舞い散る光景とともに瞳の主に深い印象を残した。
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