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特別章 死ぬ前の頃の私

なにやってんの、お姉ちゃん?

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 あのあと、お姉ちゃんは懇切丁寧に、問題の解き方を教えてくれた。
 あれだけの思いをしただけのことはあった。
 で、私は夜ごはんを食べてたんだけど、

「ねえ、マホ。ユウナ呼んできてくれる?本当、夜ごはんだっていわれたら、すぐに来てほしいのよね」

 そんなことを言われていた。
 私は、「とりあえずごはん食べたらねー」と答えておいた。
 なんでお姉ちゃんのせいで、冷めたごはんを食べなきゃいけないのかわからないからね。
 というか、とっとと降りてこい。


 私は夜ごはんを食べ終わると、お姉ちゃんに電話しようとしてた。
 まあ、近くにお姉ちゃんのスマホを見つけたからやめたけど。
 てか、スマホぐらい、肌身はなさず持っててほしい。そもそも、家の中で電話をしようという、私がおかしいのかもしれないけどさ。
 だから、私は仕方なく、お姉ちゃんを呼びに行くことにした。めっちゃ面倒くさいんだけど......。


トントン//

「お姉ちゃん?夜ごはん食べないの?」

「ごめ~ん!ちょっと部屋の中が大変でさ!」

 その答えに、私は部屋のドアを開ける。
 その中は、足の踏み場もないような状態だった。

「すぐ行くよ。ついつい片付け始めたのはいいんだけど、なかなか終わらなくてさ」

 本当、夜ごはんの前に始めないでほしい。
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