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最終章 世界の理は変わらない

私はインクプスです!!3

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「すいませんでした、魔王様...!」

「本当、これでよくマオちゃんのそばにいれますわね。マオちゃんを困らせるなんて、これだからインキュバスは人気が出ないんですわ」

 いや、ロノアも悪いと思うけど?
 そんなことを言う資格とかないと思うけども?
 て、今はそんなどうでもいいことを話してるほど暇じゃないんだった。
 インクプスもそれはわかっているようで、ロノアの方を見ながらもなんとか抑え込んだようだった。

「で、どうしてがここにいるの?」

「よ、よかったです......。ちゃんと覚えてくださってたんですね......!」

 あっ、忘れてた。
 ちっ!もう少し忘れたふりをしようと思ってたのに。
 こうなったら、もう仕方ない。普通に聞こう。
 私は、久しぶりに会って......いや、覚えてたことに感動して、少し泣いているインクプスに問う。

「それで、急になんでインクプスがここにいるの?」

「あっ、はい。私がここに来た理由は、からです」

「えっ...?それって、その、どういうこと?」

「そのままの意味です。学園ここに来る前の生活に戻ってもらうということです」
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