33 / 222
一章 異世界で勇者《最弱職》になりました
みんなで冒険に行きませんか?6
しおりを挟む
「はあ~、ほんとに暇ね」
「そうですね。モンスターの一匹出てきませんからね~」
「わ、私としては、戦えないから、モンスターが出てこなければ、それでいいよ」
あれから歩くこと数分、村を出る前までのやる気はどこへやらという感じで、なぜか暇を持て余していた。
いや、ただ歩いてるだけで、やること一つないからね。
「そもそも、モンスターなんかがそこら辺をうじゃうじゃしてたら、普通にやばいでしょ」
「それもそうね」
「前のパーティーと一緒に、ここまでクエストで来たときはもう少しモンスターがいたと思うんですけどね」
「そうなの?」
「はい。私は後衛職なので、あまりちゃんと戦ってませんでしたが、私の記憶としては、このあたりだと昆虫型モンスターが多く出ましたね」
「お、お姉ちゃん!私のトラウマだから!」
えっと、今、昆虫って言った?昆虫型って言った?
「ちょ、ちょっと待って!ま、マリア、もう一度言ってくれる?」
「えっと、このあたりだと、昆虫型モンスターが多く出ました」
「それ、本当?」
聞き間違えだと信じたかったけど、全然聞き間違えじゃなかった。
昆虫って、虫ってことだよね?
「へぇ、昆虫型モンスターが出るのね。ちょっとワクワクしてきたわ」
いや、出る前も思ったけど、なんでそうも私を裏切るの!
「そうですね。モンスターの一匹出てきませんからね~」
「わ、私としては、戦えないから、モンスターが出てこなければ、それでいいよ」
あれから歩くこと数分、村を出る前までのやる気はどこへやらという感じで、なぜか暇を持て余していた。
いや、ただ歩いてるだけで、やること一つないからね。
「そもそも、モンスターなんかがそこら辺をうじゃうじゃしてたら、普通にやばいでしょ」
「それもそうね」
「前のパーティーと一緒に、ここまでクエストで来たときはもう少しモンスターがいたと思うんですけどね」
「そうなの?」
「はい。私は後衛職なので、あまりちゃんと戦ってませんでしたが、私の記憶としては、このあたりだと昆虫型モンスターが多く出ましたね」
「お、お姉ちゃん!私のトラウマだから!」
えっと、今、昆虫って言った?昆虫型って言った?
「ちょ、ちょっと待って!ま、マリア、もう一度言ってくれる?」
「えっと、このあたりだと、昆虫型モンスターが多く出ました」
「それ、本当?」
聞き間違えだと信じたかったけど、全然聞き間違えじゃなかった。
昆虫って、虫ってことだよね?
「へぇ、昆虫型モンスターが出るのね。ちょっとワクワクしてきたわ」
いや、出る前も思ったけど、なんでそうも私を裏切るの!
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
20
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる