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一章 異世界で勇者《最弱職》になりました

《幕間》スライムに性別あったんですね2

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 スライムは変身すると、

「えっ......!女の子............?」

「男だと思ってたのですが、女の子だったんですね~」

 そう、女の子に変身したのだ。(服もあるんだ)
 私も、てっきり男だと思ってた。
 というか、あんな喋り方をしてたら男だと思ってもおかしくないでしょ。
 いや、単に女の子に変身しただけなのかもしれないけど......。

「そ、それで、何をすればいいんだ?」

 相変わらず喋り方は変わってはなかったけど、めちゃくちゃ声が高い。
 というか、めっちゃかわいい。
 例えるなら、クラスには一人いる誰にでも分け隔てなく接してくれる、天使みたいな女の子が、男口調で話してるといった感じ。(早口になってるよ)

「えっと、女の子ってことでいいんだよね?」

「そ、そうだが?てか、そうだから変身したくなかったんだよ!」

 よくわからないけど、なるほど。
 まあ、それぞれあるってことだよね。

「それで、何をすればいいんだ?」

「変身する前に言ったじゃない。テントを立ててちょうだい」

 私がそれを言う前に、マギアが言ってくれた。
 まあ、早くやれってだけだと思うけど......。

「わかった」

 ハンディーはテントを立て始める。
 それに合わせて、私たちもよるご飯の準備をゆっくりと始めるのだった。
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