ゲームを始めたはずの私は、なぜか異世界で勇者《最弱職》になりました

R.K.

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一章 異世界で勇者《最弱職》になりました

中央都市へ行くわよ!

 あたりは真っ暗というわけでもない。
 だって、怖いのとか私、絶対無理だから。死ぬから。真っ暗とか生きていけないから。
 なので、焚き火をたいている。
 夜ごはんはマリアが作ってくれた。
 予想通りというか、思った通りだったというか、めっちゃおいしかった。
 ちなみに、ハンディーはスライムに戻ってる。
 人間の姿になってるのは嫌らしい。
 というか、疑問だったことを聞いてみよう。

「ねえ、ハンディー。なんで、そんな喋り方をしてるの?」

「うん?これか?いや、喋れるようになったのはいいんだけどな、やっぱナメられてるせいで困るんだよ。で、この喋り方にしてる」

 あー、なるほどね。
 それは少し納得できる。
 もし、私がスライムとかゴブリンとかそういう系のモンスターになってて話せたら、私も同じような話し方をすると思う。たぶんね?
 いや、もしかしたら、すぐ死ぬかもしんないけどね。
 だって、スライムにしろ、ゴブリンにしろ、雑魚モンスターなわけだから、すぐ死にそうな気がする。
 そう考えると、レベル100になるまで生き残ってる、このスライムって、結構すごいんじゃない?
 いや、まあ、雑用係以外の何ものでもないことは、かわりないんだけどね。
 そうして、私たちは夜を過ごしたのだった。
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