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一章 異世界で勇者《最弱職》になりました
中央都市へ行くわよ!30
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「キャァァァァァっ!」
私とうさちゃんはテキパキと料理を作っていき、そろそろ終盤に差し掛かろうとしたところで、そんな悲鳴が聞こえてきた。
声だけじゃ、さすがにだれだかわからなかった。
ちなみに、夜ごはんは私が一品、うさちゃんが五品という感じで、ほとんどうさちゃんが作ってくれた。
マギアたちになにかあったのかと思い、うさちゃんを一人にするのは心苦しいけど、「その、見てくるね?」と、一言うさちゃんに伝え、私は悲鳴の聞こえてきた方に行くことにした。
案の定、悲鳴をあげたのはマリアだったようで、その場でかなり怯えていた。
マギアやハンディーは部屋の中に入って行ったのか、近くにはミリアしかいなかった。
「マリアがそんなに怯えるなんて珍しいね。それで、なにがあったの?」
私がマリアに優しく声をかけると、マリアからこんな答えが返ってきた。
「その、カサカサと素早く動く、黒い光沢のある奴がいたんです。そう、黒くてテカテカしたあいつが、この部屋の中にいたんです!」
いつものマリアからは想像もできないほど感情的なものいいに、少し面食らってしまったが、話からなんとなくわかった。
つまり、
「ゴキブリがでたの?」
私がそいつが出たんだったら嫌だなと思いながらそう聞くと、
「ごきぶり?なんですか、それは。違いますよ、Gですよ!Gがでたんですよ!」
「それぐらいわかるでしょ!」という風に、マリアにそう返された。
私とうさちゃんはテキパキと料理を作っていき、そろそろ終盤に差し掛かろうとしたところで、そんな悲鳴が聞こえてきた。
声だけじゃ、さすがにだれだかわからなかった。
ちなみに、夜ごはんは私が一品、うさちゃんが五品という感じで、ほとんどうさちゃんが作ってくれた。
マギアたちになにかあったのかと思い、うさちゃんを一人にするのは心苦しいけど、「その、見てくるね?」と、一言うさちゃんに伝え、私は悲鳴の聞こえてきた方に行くことにした。
案の定、悲鳴をあげたのはマリアだったようで、その場でかなり怯えていた。
マギアやハンディーは部屋の中に入って行ったのか、近くにはミリアしかいなかった。
「マリアがそんなに怯えるなんて珍しいね。それで、なにがあったの?」
私がマリアに優しく声をかけると、マリアからこんな答えが返ってきた。
「その、カサカサと素早く動く、黒い光沢のある奴がいたんです。そう、黒くてテカテカしたあいつが、この部屋の中にいたんです!」
いつものマリアからは想像もできないほど感情的なものいいに、少し面食らってしまったが、話からなんとなくわかった。
つまり、
「ゴキブリがでたの?」
私がそいつが出たんだったら嫌だなと思いながらそう聞くと、
「ごきぶり?なんですか、それは。違いますよ、Gですよ!Gがでたんですよ!」
「それぐらいわかるでしょ!」という風に、マリアにそう返された。
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