ゲームを始めたはずの私は、なぜか異世界で勇者《最弱職》になりました

R.K.

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一章 異世界で勇者《最弱職》になりました

中央都市へ行くわよ!38

「──本当、あんたと同じ空気を吸ってると思うだけで吐き気がする」

 私は饒舌に、努めて冷え切った声でそう言った。
 非常に眠い。
 というか、いい加減寝たい。
 私が元いた世界で考えたら、だいたい深夜。
 それも、日付が変わってすぐの時間といったところ。
 そんな時間に、罰ゲームのようなことをさせられていて眠くならないわけがない。

「ちょっ!シズ!早く続きを読みなさいよ!せっかく、ゾクッときてたところだったというのに」

 そして、マギアは既に壊れていた。
 いや、もとからかもしれないけど、私が会ってすぐのときはこんなんじゃなかったのに。
 今ではこんなんになってしまった。
 私はマギアをこんなに育てた覚えなんてないのに!
 私は仕方なく、最後の紙にかかれているセリフを言うことにする。
 しかも、この状況だとちょうどいい内容だし。

「あんた今、なんていったの?私に指図したよね?それが、どういう意味かわかってる?あんたみたいな気持ちの悪いやつが、この私にそんな口のきき方していいとでも、思ってんの?」

 なんだろう。このセリフはなんかしっくりくる。
 少し楽しかった。
 そんな、私も少しバグってきたような感想を思ってきたころ、

「はあ~~。最高!ありがとう、シズ」

 そう言って、私はなんか解放された。
感想 1

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