ゲームを始めたはずの私は、なぜか異世界で勇者《最弱職》になりました

R.K.

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一章 異世界で勇者《最弱職》になりました

中央都市へ行くわよ!45(前編)

「忘れものはありませんか?」

「「はーい!」」

 遠足前の小学生のようなやり取りを終えた私たちは、今度こそ中央都市に向かうことになった。
 あれから、マリアは私との約束を守ってくれている。
 本当に見逃してくれたらしい。

「て、なんで行こうとしてるんだよ!俺のことを忘れてんじゃねえよ!俺も連れてってくれよ!」

 ハンディーがそんなことをほざく。
 連れて行く?自分で歩いてきたら?
 そう言おうと思うと、

「ハンディー、今日だけは私が運んであげるわ」

 いつもとは明らかに態度の違うマギアが、そんなことを言って、ハンディーを連れてくる。
 いや、持ってくる。

 その間、私たちには聞こえないような声で、なにかをコソコソ話していたような気がするけど、なんの話をしていたんだろう。
 そのことを気になった私はマギアに聞いてみると、マギアは引きつったような顔をしながら、「どうでもいいことよ」そう言った。
 気になったには気になったが、そこまででもないので、気にしないことにする。

 ちなみに、うさちゃんはメガネ空間にいる。
 メガネ空間とは、うさちゃんが召喚される前にいた空間で、うさちゃんはそのことについて詳しく話してくれた。
 けど、私にはよくわからなかったので、メガネ空間とすることにした。
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