ゲームを始めたはずの私は、なぜか異世界で勇者《最弱職》になりました

R.K.

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二章 ダンジョン探索は冒険者のロマンでしょ?

ダンジョンドラーズ、ハラハラドキドキ探索! 33

「ねえ、さっきどんなこと言ってたの?」

「さっきとは、いつのことですか?」

「……。なんかの呪文を唱えてたとき」

「ああ、あのときですか。さあ? どんなことを言ってたと思います?」

「いや、わからないから聞いてるんだよ」

「まあ、ヒ・ミ・ツ、です。魔女にとっては、それも大事なことなので」

 そりゃ、簡単には教えてくれないか……。
 てか、そんな簡単に教えてもらえるんだったら、その辺に魔女がいてもおかしくないだろうし。

「それに、もうお茶会は終わりましたからね」

「てっ……! そういうこと!?」

「そうですけど、他になにかありますか? そうでなければ、答えると言った手前、秘密にすることはないできませんからね」

 やっぱ、魔女ってのはちょっとよくわからない。
 言いたくないことなら、それは言わなければいいし、したくないことなら、しなければいい。
 たとえ、それが嘘をつくことになるんだとしても。

「ところで、ここに来てしたかったことというのはなんなのですか?」

「海、じゃなくて、パシフィックが見たかったの。私の故郷ではパシフィックが見えたんだけど、ここら辺ってさ、見えないでしょ?」

「恋しくなったということですか……」

 なんか、ちょっとだけ恥ずかしいけど、そういうこと。
 私は心の中でそう思う。
 魔女が心を読めるのか知るために。
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