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第九章 反逆の狼牙編
EP262 頼れる人 <☆>
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お世話になった皆様へ
突然の失踪、お騒がせして申し訳ありません。
私、ハゼルリア=フレストは、やむを得ない事情で旅に出る事になりました。
慌てていて推敲する時間も無かったので、散らかった文章になると思いますが、これまでの感謝とこれからの事を話させてください。
10年前、家族を紫髪の魔族に殺された時、私の心は復讐心と絶望に包まれていました。
いつか必ず、あの女を殺す。心に誓い、それだけを願って、この国に来て兵士に志願しました。
我ながら、不純な動機だったと思います。
平和を目指して戦う皆さんの理念とは真逆の、どうしようもない私怨。復讐は平和の対義語だと、今なら分かります。
それでも、同じ隊の皆さんは、こんな私を仲間として受け入れてくれました。
変な話ですよね。みんなと過ごすのが本当に幸せで、兵士として危険な任務に出る日々を楽しみに思っていた自分が居たんです。
何年も、何年も、隊のみんなと一緒に過ごして。
いっぱい、いっぱい、可愛がってもらって、育ててもらって。第二の家族みたいに思えて、本当に幸せでした。
それなのに、私は間違えた。
数日前、仇の目撃情報が火山にあると聞き、私の心は再び復讐心に染まってしまいました。
私が、実力に見合わない火山偵察任務に参加したいと言った時、心配した隊のみんなも手伝いに来てくれた。
もしも過去に戻れるなら、彼らが手伝うと言ってくれた時に安堵と喜びを覚えてしまった自分を殴りたいです。
アレは、空から突然降って来ました。
黒くて、大きな、蝙蝠みたいな翼竜。その襲撃から逃れる為に散り散りになったのですが、私は一瞬で追い詰められ、引き裂かれ、自爆ゾンビとして蘇生しました。
目が覚めた時、私はもう死んでたんです。
私を蘇生させた人に、こう言われました「このまま誰にも知られず、一人寂しく爆発するか。全てを知らせた上で、みんなから離れた爆発するか。好きな方を選べ。」って。
その人の浮かべる意地悪な笑みが、頭から離れずに今も私を見下ろしてます。
こうして、この部屋で手紙を書いている様子すら面白がってるように思えて、とても怖いです。
そう、怖かったんです。
私は自分でも信じられないくらい臆病で、自分勝手な人間である事を、今になって思い知らされました。
私は勇気が無くて、死んだ事すら知ってもらえずに消える勇気が無くて、このまま誰にも会えずに終わるのが怖くて、この城に戻ってきてしまいました。
みんなの安全を考えれば、私が一人で爆発するのが一番なのに。本当に恥ずかしい事に、それが選べなかった。
私は本当に、どうしようもない人間です。
私のせいで隊のみんなが死んでしまったというのに、潔く後を追う事すら出来なくて、生き汚く縋り付いている。
くだらない復讐に大切な人を巻き込む愚かさを自覚していたら、今も私はみんなと一緒に笑っていたかもしれません。
そんな想像を今この瞬間もしている事が、何よりも恥ずかしくて、自分自身に呆れています。
現実は、こんなチッポケな私怨の為に、大切な人たちが何人も何人も、私の前で死んでしまった。
後悔しても、仕切れない。そんな思いです。これはきっと、神様がくれた改心のチャンスを踏み躙った私への罰なんです。
本当に、ごめんなさい。
私の体は明朝には崩壊して、爆発四散します。
これが罰。復讐心を捨てられなかった私への罰。それは、分かっているつもりなんです。
けれど、あさましい事に、私の決意はまたも揺らいでしまいました。
吹雪隊長と花さんに宴会へ誘われて、これから行く事になってしまいました。
死ぬ覚悟は決まっている筈なのに、人生の最後を楽しみたいなんて、バカみたいな話ですよね。
触ったら爆発しちゃうゾンビの分際で、みんなと楽しく過ごしたいなんて、本当の本当に自分勝手で自己中心的な行動だって、分かってるんです。
でも、これが最後だと思うと、やっぱりまだ未練が溢れて来て。
どうしようもないくらい、やりたい事が溢れてきて、まだ死にたくないって思って。歯止めが、効かなくて。
読んでいる本の続きも知りたい。
まだ男の人とお付き合いした事も無い。
美味しい物も、もっといっぱい食べたい。
本当は、ルーネ様に抱きしめてほしかった。
本当は、花さんともっとお話したかった。
けど、それはもう無理なんです。
なので、探さないでください。
ハゼル
――――――――――
「うわあ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ーーーッッッ!!!!!!!」
花の読み終えた遺書を聞き終わった直後、征夜は髪を掻きむしって奇声を上げた。
薄暗い寝室、花の他に誰からも見られる事のない密室の中で、のたうち回る。今この時でなければ見せられない弱みが、抑え切れなかった。
「僕のせいだ僕のせいだ僕のせいだ!全部!全部全部全部ッ!僕のせいだッ!!!
嫌がるハゼルを抱きしめたから!彼女は嫌がってたのに!僕は!僕は!僕は!!!」
あの時、ハゼルは征夜を拒絶していた。
そんな彼女に、お節介なエゴを押し付けて勝手に満足していた自分。そのせいで、ハゼルも含めた何人の子供を殺したのか。
両手の指では数えられない死者。
その全員に両親が居て、友人が居て、仲間が居た。輝かしい未来に満ちていた少年たちが、身勝手な自分のせいで死んだ。
「うぅ"わ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ーーーッッッ!!!!!」
ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンガンガンガンッ!!!
――考えれば考えるほど、自分が許せない。
押し寄せる猛烈な吐き気を晴らすように、征夜は頭を壁に打ち付ける。
「征夜……落ち着いて……。」
「落ち着ける訳ない!だって!だって僕のせいで!何人死んだと思うんだ!?
ハゼルだけじゃない!みんな巻き込んで!みんな!みんな!みんな!何人も何人も何人もっ!!!」
征夜は完全に錯乱――いや、もはや発狂していた。
号泣し、髪を振り乱して、心の底から湧き出した嘆きの声を力の限り叫ぶ。一人の大人として人前で見せるには、あまりにも情けない姿だった。
だが、それも仕方のない事だったのだろう。
今、彼の目前に佇むのは世界でたった一人だけ、自分の弱さを見せられる相手なのだ。
彼女の前では本性を見せられる。剥き出しの自分が肯定され、どんな醜い姿も受け入れてくれる。
その誘惑に甘えてしまうのは今の征夜にとって、本当に仕方のない事だった――。
「自己嫌悪しちゃうよね……分かるよ……。
でも……大丈夫……大丈夫だからね……。」
涙で濡れた征夜の頭を、花は抱きしめる。
両耳を腕で塞いで、目と鼻と口を胸に埋める。
五感の全てが制圧され、人肌の安心感に包まれる感覚は、母性という極めて原始的な安定を齎した。
「ほら……周りを見て……。」
「何も無いよ……。」
目を塞がれ、視界の先には何も無い。
鼻腔から体内に浸透する石鹸の匂い、ボディソープか洗濯剤のどちらか。
清潔な植物の芳香を漂わせる他に彼が感じられるのは、普段から彼女が愛用する黒のニット。
顔を覆う布の感触は、服の奥に秘められた果実の柔らかさと相乗して狂乱の意思を鎮静化させる。
「私が居る。」
「…………ぁ。」
「私だけじゃない。貴方の周りには、辛い時に頼れる人がいっぱい居るわ……。」
「…………っ。」
「貴方一人が抱え込んで、辛くなる必要なんてないんだよ……。」
五感の全てを花に包まれながら、征夜は抱擁される。
何をしても、何を考えても、全てが楠木花という一人の女性に塗り潰され、抜け出せないまま縛られる感覚。
「シンはあんな風に言ってたけど、彼の言う事を真に受けなくていいからね。貴方と彼は違う人なんだから。」
「あっ……ぁっ……。」
腕の締め付けが、一段と強くなった。
耳元で囁く声が、耳たぶの中に入って来た。
胸元に埋められた顔が、更に奥へと食い込んだ。
それは母性か、それとも魔性か、あるいは両方を兼ね備えた堕落の魔手か。
脳内に響く彼女の声が増幅され、思考の全てを掌握される。どうしようもないほど強烈な全肯定の快楽に支配された征夜に出来る事は、ただ喘ぐだけ。
逆らう事も、抗う事も出来ない。
もはや逆らいたくない、抗いたくない。ただひたすら、この愛情に溺れていたい――。
「彼に出来る事でも、貴方には出来ない。
けど逆に、彼には出来ない事が貴方に出来る。」
「たとえば……?」
「貴方なら、私を守れるでしょう……?」
「うん……。」
「その逆もあるわ。」
「……どういう事?」
花を守れるのは自分しかいない。
征夜は漠然と、この言葉を信念として戦って来た。
彼女がどんな危機に陥っても、自分なら救える。
それは他の誰にも出来ない事で、自分が彼女の傍に立つ事を肯定する絶対の条件――そう、信じたかった。
見返りが欲しい訳じゃない。
彼女の事が好きだから、そんな彼女を守りたくて戦うのが、人生における純粋な原動力の一つだった。
だが、そんな気持ちに見返りが与えられるなら。
一方的だと思っていた感情と行動を彼女が認めて、振り向いてくれたなら。
――その甘美な誘惑を、今の征夜がどうして振り払えただろうか。
「私に守ってもらう事だって、出来るんだから……。」
「…………っ!」
魂が――震えた。
全身を迸る流動的な快楽が、麻薬のように神経へと浸透していく。
片想いで、独りよがりな行動だと思っていた物が肯定され、相思相愛となって受容された。その実感が、耐え難いほどに嬉しかった。
見返りなど、求めていない筈だったのに。
彼女を守る為に戦い、死ぬ覚悟も決めた筈なのに。
右も左も分からないほど追い詰められた今の征夜にとって、その信念は紙のように薄く風に飛ばされるような物であった。
奇しくも、それはハゼルと同じ。
耐え難い逆境の中で訪れた救いの手にしがみ付き、縋り付いてしまう。そんな、あまりにも人間臭い現象。他者から見て脆弱な人格と呼ぶのは容易いが、その境地から本人が抜け出すのは難しい。
こんな自分では、ハゼルを救える筈がなかった。
その、至って簡潔な真理に気付く事も出来ないまま、征夜は花の愛情に溺れてしまう――。
「貴方は一人じゃない……どんな時も……私が居るからね……。」
「うっ……うぅっ……!」
「よしよし……大丈夫……大丈夫だよ……。
貴方は悪くない……何も悪くないからね……。」
滴り落ちる涙の形が、線から粒に置き換わった。
絶望に浸かり切った冷たい塩水が、陽光に照らされた海水に変わる。
生温かい大粒の涙が、花の胸元に吸い込まれては消えていく。
情けなく溢れ出した嗚咽の響きも、ニットに包まれて消えていく。
今の征夜にとって、世界の全てが花だった――。
「お風呂……行こっか。」
「…………うん。」
立ち上がった花に見下ろされながら、目元の涙を拭った征夜は手を伸ばす。
さながら、頭を垂れて跪いた騎士が、姫君の許しを受けて立ち上がるように。
(花が……許してくれた……。)
ハゼルが死んだのは、征夜のせいではない。
花はそう言って彼を許し、肯定してくれた。
(やっぱり僕は……君が居ないと……ダメだ……。)
彼女が許してくれるなら、何度でも立ち上がれる。
彼女さえ許してくれるなら、どんな事だって出来てしまう。いつだって、彼女は不可能を消してくれる。
ソレが、決して抜け出せない堕落への道であるとも分からないまま、征夜は彼女に縋った。
いや、もしかしたら、分かっていたのかも知れない。分かった上で、彼女の誘惑に負けたのだとしたら――。
どちらにせよ、今この瞬間でただ一つ確かな事。
ソレは、吹雪征夜がまたしても無力な自分に負けて、現実から逃げ出したという事実だけであった――。
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