2 / 3
2.「時間旅行」
しおりを挟む
199X年、8月6日。
ひぐらしの鳴き声で目が覚める。
あたりは夕焼けで、全てのものが橙色に染っている。
僕は寝ぼけた頭のまま、辺りを見回した。
どうやら近所の神社の階段の下段の方にいるようだ。寝てしまっていたらしい。
そして近くに少女がいることに気づいた。
少女はこちらをじっと見ている。
どこかで見たことがある気がする。
そう考えながら僕は気づいた。
手が小さい。いや、それどころか腕も体も。
一気に目が覚めた僕は立ち上がった。
そして違和感を感じる。視点が低い。まるで子供のように……
僕は、やっと気づいた。今僕は子供の体だ。
なぜ?どうして?何が起こった?
そんな事を考えていた時、少女は言った。
「なにしてるの?おまつり、はじまるよ!」
そう言って、彼女は階段を駆け上がって行った。
よく見ると周りには浴衣を着た人達が歩いていた。
僕は歩いていたおじいさんに息を切らしながら言った。
「おじいさん、今は、何年ですか?、、」
おじいさんは怪訝そうな顔をしたが
「199X年、8月6日じゃよ。」
と笑顔で教えてくれた。
どうやら僕は、子供の頃にタイムスリップしてしまった様だった。
ひぐらしの鳴き声で目が覚める。
あたりは夕焼けで、全てのものが橙色に染っている。
僕は寝ぼけた頭のまま、辺りを見回した。
どうやら近所の神社の階段の下段の方にいるようだ。寝てしまっていたらしい。
そして近くに少女がいることに気づいた。
少女はこちらをじっと見ている。
どこかで見たことがある気がする。
そう考えながら僕は気づいた。
手が小さい。いや、それどころか腕も体も。
一気に目が覚めた僕は立ち上がった。
そして違和感を感じる。視点が低い。まるで子供のように……
僕は、やっと気づいた。今僕は子供の体だ。
なぜ?どうして?何が起こった?
そんな事を考えていた時、少女は言った。
「なにしてるの?おまつり、はじまるよ!」
そう言って、彼女は階段を駆け上がって行った。
よく見ると周りには浴衣を着た人達が歩いていた。
僕は歩いていたおじいさんに息を切らしながら言った。
「おじいさん、今は、何年ですか?、、」
おじいさんは怪訝そうな顔をしたが
「199X年、8月6日じゃよ。」
と笑顔で教えてくれた。
どうやら僕は、子供の頃にタイムスリップしてしまった様だった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる