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婚約者様
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シトリンとお部屋で遊んでいるとビアンカが
入ってきた。
「お嬢様おくつろぎの所すみません、お支度を致します」
「はい、ビアンカ宜しくね、いつもありがとう」
「いえ、本日は婚約者様がいらっしゃるのでいつも以上に気合を入れさせていただきます」
「お手柔らかにお願いするわ…。」
ティアナの今日のドレスは赤いプリンセスラインのドレス。後ろには大きなリボン
胸元はレースがついている。
ネックレスはイエローサファイア。
セドナの瞳の色と同じだ。
髪の毛は今日は三つ編みにしてお団子にしてくれている。そこに、同じイエローサファイアの髪飾りをつけている。
ネックレスの宝石はうさぎの形になっていて、髪飾りもうさぎ型だ。
とても可愛い5歳児に仕上がった。
トントン
「はい」
「お嬢様、お客様がいらっしゃいました。」
「はい、今いくわ」
ドレスの裾をつまんでゆっくり歩く。
玄関フロアーにお客様が沢山いらした。
見覚えがあるあの人も…
「皆様にご挨拶申し上げます。ルイ.ローゼリアが子、ティアナ.ロゼ.ローゼリアと申します。遠方よりようこそいらっしゃいました。」カーテシーをしてニコッと微笑む
「これはこれは、なんとしっかりなさった娘さんなのだ。コホンすまない。私は竜王国、国王、サンダー.アズカ.ドラグラルという。宜しく頼む」
「お嬢様、二度目ですね、お会い出来て光栄です。セドナ.アズカ.ドラグラルと申します。この度は大変驚かせてしまったと思います。ですが、ティアナ様とこうして婚約できてとても嬉しく思います。」
ぽーーっ…。
「お嬢様…お嬢様…」ツンツン
ビアンカが小声で私を呼んでくれたおかげで
ハッとした。
「あ、すみませんつい、セドナ様に見とれてしまいまして。!私は何を口走っているのでしょう…。すみません。」
「アハハハ、ティアナ嬢、番とはそういうものなのだよ」
そ、そうなの??
「ええ、私も今にもティアナ様に愛を囁きたいのを必死に堪えております」ニコッ
ふぉぉぉー。クラクラする。
「ティアナ、セドナ様と中庭でもお散歩しておいで。」
「はい!セドナ様ご案内致しますわ」
「ありがとう」
お父様、お母様、竜王国の方たちは
応接室の方に行った。
これから色々話をつめていくのだろう。
「セドナ様、ご体調はどうですか?」
心なしか顔色があまり、よくない。
「ティアナ様に会う前よりかはだいぶ
よくなったよ。ありがとう」
「ならいいのですが、ご無理はなさらないでくださいね」
「ふふ、ティアナ様は、子供じゃないようだね」
ギクッ…実は17歳の前世もちなのです…とは言えない。最近少し幼児に精神が近づいている気もするしね。
「そうですかね…。あ、あそこの東屋でゆっくりしましょ」
二人は東屋の椅子に座った。
もちろん遠目に護衛もお互いひかえている。
「セドナ様、私のことはティアと呼び捨てでお願い致しますわ」
「え、いいのかな?」
「ええ、私の方がだいぶ年下ですもの、それに婚約者ですから愛称でお願い致しますわ」
「ありがとう、じゃぁティアと呼ばせて貰うよ。僕の事はセドと呼んでほしい」
「ではセド様で」
「いや、セドで!」
呼び捨てがいいのかしら…
「せ、セド?」
「ああ、それがいい」ぬおおおお。
なんていう笑顔……。
5歳児の心臓には刺激がつよすぎです。
「どうしたの?ティア」
「いえ、セドの笑顔が刺激がつよくて…」
「あはははは(笑)ティアはほんと可愛いね。あと10年か待ち遠しいな」
「10年でセドに似合うくらいの淑女になりますわ」
「今でもティアはじゅうぶん淑女だよ、僕の小さなプリンセス」チュッ
い…いま…い…いま…おでこにチュッって!!!!
にゃぁぁぁぁぁ。
みるみるうちに顔がゆでタコに…。
「おでこにキスくらい挨拶だからゆるされるよね?フフッ」
私の心臓が…もちそうもありません。
しゅぅぅぅ…。パタン
「!!!!ティア!!」
「お嬢様!!!」
私は人生二度目の気絶をしたのでした…。
入ってきた。
「お嬢様おくつろぎの所すみません、お支度を致します」
「はい、ビアンカ宜しくね、いつもありがとう」
「いえ、本日は婚約者様がいらっしゃるのでいつも以上に気合を入れさせていただきます」
「お手柔らかにお願いするわ…。」
ティアナの今日のドレスは赤いプリンセスラインのドレス。後ろには大きなリボン
胸元はレースがついている。
ネックレスはイエローサファイア。
セドナの瞳の色と同じだ。
髪の毛は今日は三つ編みにしてお団子にしてくれている。そこに、同じイエローサファイアの髪飾りをつけている。
ネックレスの宝石はうさぎの形になっていて、髪飾りもうさぎ型だ。
とても可愛い5歳児に仕上がった。
トントン
「はい」
「お嬢様、お客様がいらっしゃいました。」
「はい、今いくわ」
ドレスの裾をつまんでゆっくり歩く。
玄関フロアーにお客様が沢山いらした。
見覚えがあるあの人も…
「皆様にご挨拶申し上げます。ルイ.ローゼリアが子、ティアナ.ロゼ.ローゼリアと申します。遠方よりようこそいらっしゃいました。」カーテシーをしてニコッと微笑む
「これはこれは、なんとしっかりなさった娘さんなのだ。コホンすまない。私は竜王国、国王、サンダー.アズカ.ドラグラルという。宜しく頼む」
「お嬢様、二度目ですね、お会い出来て光栄です。セドナ.アズカ.ドラグラルと申します。この度は大変驚かせてしまったと思います。ですが、ティアナ様とこうして婚約できてとても嬉しく思います。」
ぽーーっ…。
「お嬢様…お嬢様…」ツンツン
ビアンカが小声で私を呼んでくれたおかげで
ハッとした。
「あ、すみませんつい、セドナ様に見とれてしまいまして。!私は何を口走っているのでしょう…。すみません。」
「アハハハ、ティアナ嬢、番とはそういうものなのだよ」
そ、そうなの??
「ええ、私も今にもティアナ様に愛を囁きたいのを必死に堪えております」ニコッ
ふぉぉぉー。クラクラする。
「ティアナ、セドナ様と中庭でもお散歩しておいで。」
「はい!セドナ様ご案内致しますわ」
「ありがとう」
お父様、お母様、竜王国の方たちは
応接室の方に行った。
これから色々話をつめていくのだろう。
「セドナ様、ご体調はどうですか?」
心なしか顔色があまり、よくない。
「ティアナ様に会う前よりかはだいぶ
よくなったよ。ありがとう」
「ならいいのですが、ご無理はなさらないでくださいね」
「ふふ、ティアナ様は、子供じゃないようだね」
ギクッ…実は17歳の前世もちなのです…とは言えない。最近少し幼児に精神が近づいている気もするしね。
「そうですかね…。あ、あそこの東屋でゆっくりしましょ」
二人は東屋の椅子に座った。
もちろん遠目に護衛もお互いひかえている。
「セドナ様、私のことはティアと呼び捨てでお願い致しますわ」
「え、いいのかな?」
「ええ、私の方がだいぶ年下ですもの、それに婚約者ですから愛称でお願い致しますわ」
「ありがとう、じゃぁティアと呼ばせて貰うよ。僕の事はセドと呼んでほしい」
「ではセド様で」
「いや、セドで!」
呼び捨てがいいのかしら…
「せ、セド?」
「ああ、それがいい」ぬおおおお。
なんていう笑顔……。
5歳児の心臓には刺激がつよすぎです。
「どうしたの?ティア」
「いえ、セドの笑顔が刺激がつよくて…」
「あはははは(笑)ティアはほんと可愛いね。あと10年か待ち遠しいな」
「10年でセドに似合うくらいの淑女になりますわ」
「今でもティアはじゅうぶん淑女だよ、僕の小さなプリンセス」チュッ
い…いま…い…いま…おでこにチュッって!!!!
にゃぁぁぁぁぁ。
みるみるうちに顔がゆでタコに…。
「おでこにキスくらい挨拶だからゆるされるよね?フフッ」
私の心臓が…もちそうもありません。
しゅぅぅぅ…。パタン
「!!!!ティア!!」
「お嬢様!!!」
私は人生二度目の気絶をしたのでした…。
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