転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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秋冬に向けて

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さて…何を作ろうか。
んーーーー…
秋冬に向けてがいいわよね。
あ!!!そうだ!!
こたつとホットカーペット作ろう!!!!
学園の自室とドームテント用も!!
まぁドームテントは空調管理をしているけど冬はぬくぬくしたいのよね~。

まずはこたつを
ドームテント用と学園用
屋敷の自室用を三種類作った!


その後はホットカーペットも
三種類!!

それを空間にしまってと。

んーー、後は。

携帯コンロ!!!!
もちろん魔石仕様です!
あと土鍋型の鍋を作りました!
これがあればお鍋ができるぅー!!!
あ!!そうだ。

リス達用のミニヒーターも
3個作っておこう。

亀………亀はどうなのかしら……

確か……亀もいるわよね。

複製しておこう。

冬は寒いから日光浴も無理だから…紫外線ライトも作った。

あとは…ポケットに入れておく
ミニ魔導湯たんぽ的な物があればいいなぁ~。
魔導石でずっと適温に温かくなる感じで…魔力を込めたらまた
使える感じにしてと。

うん、出来た!!

冬支度魔導具はこんな感じでいいかな~空間に入れておこう。

あ、もうお昼ね!!!

ドームテントのキッチンで
パンケーキを焼いて、取り立ての果物をのせてと、これにバターと生クリーム、上からはちみつをかけて!!完成!!!
アイスティーも用意したわ!

一人でランチなんて………
いつぶり?
あ!!でもサイフォンはいるから二人分は用意したのだけど。

サイフォンも気を利かせて
ドームテント内の他の部屋にいてくれているのよね。
結界を張ってるからなにも問題ないの!


「サイフォン~昼食よ!」

ガチャ


「お嬢様…ありがとうございます!!」


「ふふ、温かいうちに食べましょ」ニコッ


「うわぁ~今日はパンケーキなんですね!!!凄く美味しそうです」

サイフォンって意外と甘党なのよね。クスクス

パクッ

「んーー、美味しい」

「すっごく美味しいですっ!!」

「ね、この蜂蜜も美味しいわよね」

「はい!!!!」


「あ、そうだ、これ秋冬にラン君用に作った小型ヒーター魔力流すと電源つくからね」


「!?」


「小動物は寒さに弱い生き物が多いのよ~」


「ありがとうございます!!」


「これをケージの横につけるか下に敷くかでいいと思うよ」

「はい、また分からない事があったら……その……ティアに聞きます」コホン

あらまぁ…久しぶりの名前呼び


「ふふ、ええサイフォンそうして」ニコッ


「はい!!!」

「あと、畑に向日葵を植えたから直に種が採れるわよ!」ニコッ

「それは、喜びますね!!」

「自給自足のほうが農薬とか使っていないし体にもいいと思うもの」

「そうですね」

「乾燥魔法を使えばすぐにあげられるから便利よね」

「それは…ティアだからだと思います」苦笑


「え!?皆も乾燥魔法使えるでしょ??」

しばらく考え込むサイフォン…

「乾燥魔法は…実際はティアしか使っている人を見たことがありません」

「そ…そうなんだ」

乾燥魔法は……普通の魔法だと思っていたわ。


二人で食べ終えて片付けも終えてさてと…午後はどうしようかなぁ。

んーーーーーー。

私実は公爵令嬢だからピアノは
一通り弾けるのだけど。
あとバイオリンもね。

でも、実は前世で唯一好きだった楽器はフルートなのよね。
久しぶりにフルートが弾きたくなったなぁ…。

魔力で練り上げてと…

フルート完成!!!!

どうせなら外のウッドデッキで
吹いてみよう。

吹くのは前世で好きだった
曲。この曲蓮も響介もすきだったわよね。ステファニーはすぐ寝ちゃうのよ……クスクス

音が風にのって皆のところまで
流れていく…………


「この曲……咲良だな。懐かしいなぁ」


「この曲好きだった」



「俺この曲でCM撮ったわ」苦笑


「俺はこの曲を咲良が吹くとすぐ眠くなってた」クスクス



「綺麗な音色ね」


皆が音に導かれるように……

いつの間にか…ウッドデッキの前には沢山の人だかり……。

ビクッ


「い、いつの間に!!!こんなに沢山!!!」


「クスクス 皆ティアの演奏に導かれたんだよ」


「凄くいい音色だったわ」


「他にも聴きたい!!!!」


なら、ピアノとかバイオリンとか色々出すから皆で一緒に弾かない?

それぞれ弾ける楽器を手に取り…
この国の国歌を弾くことになった。

色んな楽器の音色がオーケストラの様に合わさってとても美しい音色になっている。

木々の枝には妖精たちも聴きに来ている。


全員で弾ききると…拍手が。

だ…だれ!?

そこには……前に一度会ったことがあったガブリエルの姿があった。


「ガ……ガブリエル様??」


「あ!!!ガブリエル!!!」


「うわっ…エヴァンジェルいたのか……」


「いつ来るかいつ来るかと思っていたら……音に惹かれて来たのですか?」ギロッ


「まぁな……とても美しい音色だったし……」


「惹かれているんですよね!?」

バツが悪そうな顔をする…ガブリエル……

どうしたのかしら??


「ああ……不本意だがな」

「はあぁ???不本意とはなんです!!!!」


不本意なのか……


「ガブリエル様?私と婚約したくないのですか?」


「したい……とても」

????意味が理解できないのだけど。


「あのな…俺は導き関係なく…
ティアナに惹かれているだよ!!なのに…導きだと思われて婚約するのがとっても不本意なんだ!!!!」

あーーーーなるほど……。
なんか面倒くさいタイプかなこの人。


「面倒くさい人ですね!!!!どうでもいいでしょそんなの!!!」


「どうでも良くないだろ??」

んーーーーー。


「ガブリエル様、婚約します?」ニコッ

「はい!!婚約します!!」


「はい、宜しくお願い致します」ニコッ

「こ、こちらこそ!!!!」


「叔父上………チョロッ…」ボソッ


「おい!!!エヴァンジェル今なんと言った!!!」

「な~んにも」ニコッ


「チョロッと言わなかったか!?」

「聞こえてた癖に聞き返すなんて…性格が悪いですよね。ティアナやめるなら今です!!」


「なっ!?なんてことを言うんだ!!!!ティアナ…性格が悪いなら直すから…」


「性格なんて早々直らないですよ~」ふふん


「お、お前は!!!!」

プッ……


「「!?」」


「あはははは………面白すぎる…二人共……あははは……苦しいぃ……」

「あ~あ…咲良が笑いのスイッチ入ると……長いのに」


「だよな……」


「確かに…良くテレビみて爆睡してましたね…」

ラサム、響介、ステファンで
思い出す……。


しばらくして……ようやく収まった。

「あ~久しぶりにこんなに笑ったわ。面白かった~」


「ティアナに…喜んで貰えたなら良しとします…」

「そ、そうだな……」

「婚約申請するし、父上に挨拶に行きますよガブリエル」

「お、分かった。ティアナまた後でな」

手をひらひらと振りながらも
エヴァンに回収されていく…
苦笑


「シュウのバイオリンも素敵だだったけど、レオルとシオンのピアノの連弾も最高だったわね」

「久しぶりに弾いたから楽しかったな」

「ああ」

「セドとシュウのバイオリンも最高だったわね」

ほぼ全員が楽器を弾けるって…
貴族って凄いわよね。

カリンはなぜかカスタネットだったわね…。

「カリンは楽器は苦手なの?」

「実は……恐ろしいくらい下手なのよ……」

「なるほど~」

「だからこれからもカスタネットで頑張るね!!!」


「ふふ、そうね」ニコッ

「ティア、ピアノ弾いて」

「いいよ」ニコッ

カリンにリクエストされて
何曲か弾いたけど、それに合わせて婚約者達がそれぞれ弾いてくれる。
んーー気持ちいい!!!!!

イケメンなのに…楽器も弾けるとか…完璧すぎる!!!

イオなんて、ピアノもバイオリンもフルートも弾けるのよ!!
すっごい意外な才能だった。

パンくんとイオで弾いてくれたアニーマルの国歌もとても素敵な音色だったなぁ~。

楽しい一日だったわ!!
また皆で楽器を弾けるといいな~!




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