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「爺ちゃんとミノル」の会話(3)~8
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(97)
「そんなにいたの?」
「一番好きな仕事じゃったからのう(笑)技能も学科も教えたし、送迎のマイクロバスも運転したし、ええ思い出じゃのう」
「僕もいっぱい経験したいな~」
「お金を稼ぐ必要がない社会なら誰でもいっぱい経験出来るんじゃがのう」
「僕にも出来るかな~?」
「出来るど。でもしっかり勉強せんにゃあダメど」
「何で?」
「何をするにしても資格が要るんじゃ」
「資格って?」
「例えばじゃのう、車の運転は免許証が要るじゃろうが」
「あ~そういうことか」
「資格を取るにはテストがあるから字を覚えんにゃあいけんし、文章の意味もわからんにゃあいけんじゃろうが」
「自分の夢を叶えるにはまず勉強が必要だということだね?」
「自動車学校にはいろんな人がおってのう。受け持った人で字が読めん人が学科で落ちるんじゃ」
「その人はどうなったの?」
「自宅まで行って教えたことがあるど」
「へ~そこまでやるの?家庭教師みたい(笑)」
(98)
「せっかく仮免の実技が合格しても学科が受からんにゃあ免許がもらえんじゃろうが」
「そういう人もいるんだね」
「他には身体障害者とか耳が聞こえん人も教えたど」
「それでも免許が取れるの?」
「身体障害者の人は障害者用の自家用車を使うたど。耳が聞こえん人はほとんど筆談じゃったのう」
「いちいちノートに字を書くの?」
「そうなんじゃ。番号札を作って割り箸に取り付けて3番の交差点を左に曲がってくださいとかの」
「大変だったんだね」
「でも楽しかったど(笑)」
「その人たちはみんな合格したの?」
「そうじゃ」
「へ~みんなすごいな~」
「小学校の勉強も中学校の勉強も大人になってから役に立つってことなんじゃ」
「勉強は好きじゃないけど勉強は大切だということがわかったよ」
「試験勉強も大切じゃがの考える力も付けんにゃあいけんど」
「うん。大人になってからの冒険も聞いたけど子供の頃の冒険ってあるの?」
(99)
「あまり覚えちょらんが田んぼや土手で遊んだり空き地で鬼ごっこやら缶けりやら三角ベースの野球やら」
「外で遊ぶことが多いんだね。僕は友だちとゲームで遊ぶことが多いよ」
「ミノルは星は好きか?」
「うん。好きだけど、どうして?」
「お爺ちゃんは子供の頃手作りで望遠鏡やらラジオを作ったど」
「へ~子供でも作れるの?」
「そうなんじゃ。本を買って作り方を見ながら作るんじゃがの。失敗をいっぱい経験すると面白いど」
「失敗したら楽しくないと思うよ」
「これが楽しいんじゃ(笑)」
「そういえばお爺ちゃんの所に望遠鏡があるよね。あれは買ったんでしょ?」
「あれは天体写真を撮るために買うたんじゃがの、もう40年くらい前の話じゃ」
「あの望遠鏡で星は見えるの?」
「見えるど。今は寒いから温うなってから見せちゃるの」
「うん。楽しみだな~。他におもしろ体験みたいなのはあるの?」
「あるど。死んだはずの母ちゃんが助けた体験やら木や草とお話したことかの~」
「死んだお母ちゃんってお爺ちゃんのお母さんのこと?」
(100)
「そうなんじゃ。産業廃棄物の運搬の時のことなんじゃがの2トントラックにガラクタを積み込んでシートをかける時シートから手が外れて荷台の上から後ろ向きに落ちたんじゃ」
「え~。それで」
「こりゃあまずいと思った時、死んだはずの母ちゃんの手を感じたんじゃ」
「それで?」
「スローモーションで地面に落ちたんじゃがの無傷じゃったんじゃ」
「へ~」
「その時周りにおった近所の人が救急車を呼ばんにゃあいけんと思うちょったって(笑)」
「そりゃあそうだろうね(笑)」
「その時思ったど。死んだ人が守ってくれることってあるんじゃのうって」
「波動もだけど目に見えないことっていっぱいあるんだね」
「見える世界っちゅうもんはほんの少しの世界なんじゃのう」
「それで、もう一つの木や草とお話したというのは?」
「それは次回にゆっくり話そうかのう(笑)」
「え~次回なの?」
「そろそろお父さんが迎えに来るじゃろうが」
「そうだけど・・・・じゃあ続きはまたね」
「爺ちゃんとミノル」の会話(4)に続く
「そんなにいたの?」
「一番好きな仕事じゃったからのう(笑)技能も学科も教えたし、送迎のマイクロバスも運転したし、ええ思い出じゃのう」
「僕もいっぱい経験したいな~」
「お金を稼ぐ必要がない社会なら誰でもいっぱい経験出来るんじゃがのう」
「僕にも出来るかな~?」
「出来るど。でもしっかり勉強せんにゃあダメど」
「何で?」
「何をするにしても資格が要るんじゃ」
「資格って?」
「例えばじゃのう、車の運転は免許証が要るじゃろうが」
「あ~そういうことか」
「資格を取るにはテストがあるから字を覚えんにゃあいけんし、文章の意味もわからんにゃあいけんじゃろうが」
「自分の夢を叶えるにはまず勉強が必要だということだね?」
「自動車学校にはいろんな人がおってのう。受け持った人で字が読めん人が学科で落ちるんじゃ」
「その人はどうなったの?」
「自宅まで行って教えたことがあるど」
「へ~そこまでやるの?家庭教師みたい(笑)」
(98)
「せっかく仮免の実技が合格しても学科が受からんにゃあ免許がもらえんじゃろうが」
「そういう人もいるんだね」
「他には身体障害者とか耳が聞こえん人も教えたど」
「それでも免許が取れるの?」
「身体障害者の人は障害者用の自家用車を使うたど。耳が聞こえん人はほとんど筆談じゃったのう」
「いちいちノートに字を書くの?」
「そうなんじゃ。番号札を作って割り箸に取り付けて3番の交差点を左に曲がってくださいとかの」
「大変だったんだね」
「でも楽しかったど(笑)」
「その人たちはみんな合格したの?」
「そうじゃ」
「へ~みんなすごいな~」
「小学校の勉強も中学校の勉強も大人になってから役に立つってことなんじゃ」
「勉強は好きじゃないけど勉強は大切だということがわかったよ」
「試験勉強も大切じゃがの考える力も付けんにゃあいけんど」
「うん。大人になってからの冒険も聞いたけど子供の頃の冒険ってあるの?」
(99)
「あまり覚えちょらんが田んぼや土手で遊んだり空き地で鬼ごっこやら缶けりやら三角ベースの野球やら」
「外で遊ぶことが多いんだね。僕は友だちとゲームで遊ぶことが多いよ」
「ミノルは星は好きか?」
「うん。好きだけど、どうして?」
「お爺ちゃんは子供の頃手作りで望遠鏡やらラジオを作ったど」
「へ~子供でも作れるの?」
「そうなんじゃ。本を買って作り方を見ながら作るんじゃがの。失敗をいっぱい経験すると面白いど」
「失敗したら楽しくないと思うよ」
「これが楽しいんじゃ(笑)」
「そういえばお爺ちゃんの所に望遠鏡があるよね。あれは買ったんでしょ?」
「あれは天体写真を撮るために買うたんじゃがの、もう40年くらい前の話じゃ」
「あの望遠鏡で星は見えるの?」
「見えるど。今は寒いから温うなってから見せちゃるの」
「うん。楽しみだな~。他におもしろ体験みたいなのはあるの?」
「あるど。死んだはずの母ちゃんが助けた体験やら木や草とお話したことかの~」
「死んだお母ちゃんってお爺ちゃんのお母さんのこと?」
(100)
「そうなんじゃ。産業廃棄物の運搬の時のことなんじゃがの2トントラックにガラクタを積み込んでシートをかける時シートから手が外れて荷台の上から後ろ向きに落ちたんじゃ」
「え~。それで」
「こりゃあまずいと思った時、死んだはずの母ちゃんの手を感じたんじゃ」
「それで?」
「スローモーションで地面に落ちたんじゃがの無傷じゃったんじゃ」
「へ~」
「その時周りにおった近所の人が救急車を呼ばんにゃあいけんと思うちょったって(笑)」
「そりゃあそうだろうね(笑)」
「その時思ったど。死んだ人が守ってくれることってあるんじゃのうって」
「波動もだけど目に見えないことっていっぱいあるんだね」
「見える世界っちゅうもんはほんの少しの世界なんじゃのう」
「それで、もう一つの木や草とお話したというのは?」
「それは次回にゆっくり話そうかのう(笑)」
「え~次回なの?」
「そろそろお父さんが迎えに来るじゃろうが」
「そうだけど・・・・じゃあ続きはまたね」
「爺ちゃんとミノル」の会話(4)に続く
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