SSS

ねこSAM

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who?

who?

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「ごめんなさい、ごめんなさい」

平身低頭とはこういう姿を言うのであろう。男はコメツキバッタのように何度も謝った。その姿を見るとなんだかかわいそうになるくらいで私の怒りは収まっていた。
どうやらさほど悪い人ではなさそうだ。

「どうして私のことをつけてくるんですか?」

男の返答は意外過ぎるものだった。

「あなたは私の娘です。」

「えええっ!」

これは落ち着いてゆっくり話を聞かないと。近くにあったカフェに入り、話を聞くことに。

「それなら最初に言ってくれれば良かったじゃない。」
「いや、最初は似てるなとは思ったけど確証はなかったから。」
「それでスマホに変なアプリを入れたの?」
「本当に申し訳ない。」

なぜスマホのロックが解けたのかわかった。父親であれば母の生年月日は当然知っているもの。
どうやら私の容姿は写真か何かで知ってたらしく、先日タクシーに乗った時にもしやと思ったようだ。

いろいろ話をしていると妙に気が合う人だった。父だったら当然なのだろうか、いや、そうでもないよね。

これから定期的に合うということにしてその日は別れた。もちろんもう尾行なんてしないと約束を取り付けて。

その後、父とはおよそ1ヶ月に1回のペースで会った。ランチをしたり、買い物に行ったり。それはまるで恋人とデートをするように楽しい時間だった。

父と会う何度目だっただろうか、その日は一緒にランチをしているときだった。
珍しく母から電話がかかってきた。普段LINEでやり取りすることはあるが、電話がかかってくることはほとんどない。
父と定期的に会ってることは母には言ってないので、それがバレたのだろうか。
別に後ろめたいことではないので話しても良かったのだが、なんとなく伝えていなかった。

「みっちゃん、今まであなたたちに父親がいることは話していなかったんだけど・・・」

確かに母はその手の話は全くしてこなかったが、生物学上父親がいないと私は生まれてこないことは認識していたので、それはそうよね。
私は目の前にいる父の横顔を見ながら頷いた。

「さっき、その人が亡くなったって連絡があったの。みっちゃんには伝えた方がいいかなと思って・・・」
「え、そんなはずないじゃない」
「そんなはずって・・・、そう思いたいのはわかるけど、その人と一緒に暮らしてる人から連絡があったから間違いないのよ。」

???
じゃあ目の前でコーヒーをすすっているこの人は誰?
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