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友達はもうやめだ 男女二人用
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××(男)「久しぶりだな、〇〇」
〇〇(女)「そうだね、いつぶりだっけ。仕事忙しかったからなぁ…」
××「大きなプロジェクトがあったんだっけ?」
〇〇「そうそう!入社して一番大変だったかも~。あーっ、もう色々とストレスが溜まって疲れたぁー…。今日は思う存分、飲んで!食べて!飲むぞーっ!」
××「お前…。酒弱いのに大丈夫なのか…。」
〇〇「いーのいーの、こんな時くらい!じゃ無いとやってけないし!」
××「…なぁ、まさか酔い潰れたら俺に送らせようって魂胆じゃないだろうな…」
〇〇「××のことは信頼してるからね~。それに、××が女の子と初デートだーって時は、相談に乗ったげたりするでしょ?ウィンウィンじゃない?」
××「…。あーっ、もうわかったよ。お前、俺以外の男にはこういうことさせんなよ、危ないから。」
〇〇「大丈夫!男の飲み仲間なんて××しかいないし。」
××「お前になにも起きないことを願うわ…。よし、行くぞ。」
〇〇「うん!」
~バーにて~
〇〇「くぁー!!甘露甘露♪」
××「おい、お前、初っ端からぶっ飛ばしてないか、それなに飲んでんだ」
〇〇「えっ、ジン」
××「あーっ!!お前はアホか!!前にふざけてスピリタス飲んだ時のこと覚えてないのか…」
〇〇「あれは流石にヤバすぎたけど、これぐらいなら何とかなるでしょ~。それに、最初にこう、天国に行ったらずーっと天国じゃない?」
××「あーっ、もう酒回ってるのか言ってる意味がわからない…。」
〇〇「へへへー、××も何か飲みなよー、ってうわっ!」
(〇〇の持っていたグラスが倒れる)
××「お前なぁ…。ほら、そこの手をのけろ、拭くから。あぁ、マスター、すみません。おしぼりありがとうございます。」
〇〇「悪いなー××」(とてもご機嫌そうに)
××「お前、相当酔ってるな。いつものお前なら流石にもっと真剣に謝るぞ…、ってあれ、お前、指輪つけてたっけ。お前が指輪してるところなんて、初めてみたんだけど。」
〇〇「あぁ、これー?元彼に貰った奴が、部屋の隅っこから出てきたー」
××「あぁ、海外赴任して別れたやつか。ダメ男と付き合って別れを繰り返していたお前にしては、めちゃくちゃいい男だったな…。って、なぜ今更?……。まさか、未練が、あるのか?……。あれ?嘘だろ、寝てんのか…。えええ…。まぁ、でもよくみたらすごい隈だな。仕事も大変だったみたいだしな…。しょうがない、送るか…。俺、まだ全然飲んでないんだけどなぁ…。」
~〇〇の家の玄関にて~
××「ほら、ついたぞ、この酔っ払いめ」
〇〇「んぁぁぁ」(玄関の上がり口に下される)
××「ウィンウィンって言ってたけど、これだと俺が損してばっかりだ。次会うときは覚えとけよ…って、なんだ〇〇」
(帰ろうとするところ、袖を掴まれて引き止められる)
〇〇「もう帰っちゃうのー?」
××「あぁ、そうだよ!この無自覚煩悩製造マシーンがぁぁあ!」(走り去る。)
~街中で独白~
××(あーっ、もういつまでもこの気持ちを隠し通せる気がしない…。何であんなに信用し切っているんだ…。それに、あの指輪…。いくら小指だったとはいえ、絶対値の張るやつだ。元彼も本気だったに違いない。あいつは元彼のことが今も好きなのか…?くそっ、ぐるぐる悩み続けてやってられないな。いや、こうやって悩み続けて何年経った?流石に我慢の限界だ。…。
もう遠慮はなしにいかせてもらうからな…。)
〇〇(女)「そうだね、いつぶりだっけ。仕事忙しかったからなぁ…」
××「大きなプロジェクトがあったんだっけ?」
〇〇「そうそう!入社して一番大変だったかも~。あーっ、もう色々とストレスが溜まって疲れたぁー…。今日は思う存分、飲んで!食べて!飲むぞーっ!」
××「お前…。酒弱いのに大丈夫なのか…。」
〇〇「いーのいーの、こんな時くらい!じゃ無いとやってけないし!」
××「…なぁ、まさか酔い潰れたら俺に送らせようって魂胆じゃないだろうな…」
〇〇「××のことは信頼してるからね~。それに、××が女の子と初デートだーって時は、相談に乗ったげたりするでしょ?ウィンウィンじゃない?」
××「…。あーっ、もうわかったよ。お前、俺以外の男にはこういうことさせんなよ、危ないから。」
〇〇「大丈夫!男の飲み仲間なんて××しかいないし。」
××「お前になにも起きないことを願うわ…。よし、行くぞ。」
〇〇「うん!」
~バーにて~
〇〇「くぁー!!甘露甘露♪」
××「おい、お前、初っ端からぶっ飛ばしてないか、それなに飲んでんだ」
〇〇「えっ、ジン」
××「あーっ!!お前はアホか!!前にふざけてスピリタス飲んだ時のこと覚えてないのか…」
〇〇「あれは流石にヤバすぎたけど、これぐらいなら何とかなるでしょ~。それに、最初にこう、天国に行ったらずーっと天国じゃない?」
××「あーっ、もう酒回ってるのか言ってる意味がわからない…。」
〇〇「へへへー、××も何か飲みなよー、ってうわっ!」
(〇〇の持っていたグラスが倒れる)
××「お前なぁ…。ほら、そこの手をのけろ、拭くから。あぁ、マスター、すみません。おしぼりありがとうございます。」
〇〇「悪いなー××」(とてもご機嫌そうに)
××「お前、相当酔ってるな。いつものお前なら流石にもっと真剣に謝るぞ…、ってあれ、お前、指輪つけてたっけ。お前が指輪してるところなんて、初めてみたんだけど。」
〇〇「あぁ、これー?元彼に貰った奴が、部屋の隅っこから出てきたー」
××「あぁ、海外赴任して別れたやつか。ダメ男と付き合って別れを繰り返していたお前にしては、めちゃくちゃいい男だったな…。って、なぜ今更?……。まさか、未練が、あるのか?……。あれ?嘘だろ、寝てんのか…。えええ…。まぁ、でもよくみたらすごい隈だな。仕事も大変だったみたいだしな…。しょうがない、送るか…。俺、まだ全然飲んでないんだけどなぁ…。」
~〇〇の家の玄関にて~
××「ほら、ついたぞ、この酔っ払いめ」
〇〇「んぁぁぁ」(玄関の上がり口に下される)
××「ウィンウィンって言ってたけど、これだと俺が損してばっかりだ。次会うときは覚えとけよ…って、なんだ〇〇」
(帰ろうとするところ、袖を掴まれて引き止められる)
〇〇「もう帰っちゃうのー?」
××「あぁ、そうだよ!この無自覚煩悩製造マシーンがぁぁあ!」(走り去る。)
~街中で独白~
××(あーっ、もういつまでもこの気持ちを隠し通せる気がしない…。何であんなに信用し切っているんだ…。それに、あの指輪…。いくら小指だったとはいえ、絶対値の張るやつだ。元彼も本気だったに違いない。あいつは元彼のことが今も好きなのか…?くそっ、ぐるぐる悩み続けてやってられないな。いや、こうやって悩み続けて何年経った?流石に我慢の限界だ。…。
もう遠慮はなしにいかせてもらうからな…。)
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