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第2章
第20話 ※
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「ひぅ…んんっ、」
ちょうど背中の真ん中を舌で舐められ、背筋にゾクゾクとした快感がかけあがる。屈辱的な姿をしているはずなのに、今はこのまま流されてもいいと思える。
「ヴヴゥ……」
アルゼオは、獅子特有の音を喉から発し、気分がよさそうに舐め続ける。
「ふぁ、!?」
突然、感じたことのない痛み、圧迫感を尻に感じた。生理的な涙が溢れてくる。アルゼオの指は人間の俺よりももっとごつごつとした指だ。それが1本入っている。
「うっ、ぐぁ、」
「悪い、」
さっきの愛撫のときとは違う声を出し始めたことに気づいたのか、アルゼオはようやく声をかけてきた。
「いや、大丈夫だ…。俺は大丈夫だから、続けていい」
「う"るる…」
何も言わず、アルゼオは素直に行為に戻る。数分かけて1本の指が馴染んできた頃、2本目が入ってくる。
「あッ、ぅん…あぁっ…」
2本目も時間をかけて馴らし、3本目の指も動かせるほどまでに広がっていた。そして、尻だけでなく俺自信も快感を拾うまでに慣れてしまい、アルゼオの指が掠める度に、何度も体が跳ねた。
その時点で、肩で息をするほどぐったりしていた。そんな俺の頭をアルゼオは優しくひと撫でして、
「挿れてもいいか、アオハ」
と耳に響く低音で囁いた。
「あぁ、…できれば、優しくしてくれよ」
そこからはもう正気ではいられなくなった。ただただ、意識を落とさないように必死になるしかなかった。
「あっ…あんっ、……ンぁ!んはっ…」
パン、パン、と肌と肌がぶつかり合う音が聞こえる。アルゼオの顔も体も見えない体勢で、腕を後ろに引かれているだけで、俺の体は繋がれている。
「あっ、ん!……うっ、くっ……ぁあッ!!」
腰を引きたくてもアルゼオに腕を引かれているせいで、快感を逃すことができない。アルゼオが一心不乱に腰を打ち付けて、快感を得ようとしているのが肌を通して伝わってくる。
「アル、っ……お"ッ、も、やめっ……あ"んっ」
この体勢だけで何度果てたか数えきれない。最初の1回や2回のときはまだ意識がはっきりしていた気がするが、そんなことを考えている余裕はもうない。
いつ終わるのかわからないでいると、今度は所謂正常位の体勢になり、アルゼオの顔が視界にいっぱいになった。
「あぅ、」
目が合うだけで後ろはひくんひくん、としているようで恥ずかしさが込み上げてくる。
「か、顔は見んな…」
せめてと思い、自分の顔を腕で覆う。しかしアルゼオは不満そう表情で、有無を言わさぬと手首を掴んでくる。
「おいっ、やめ、」
抵抗は試みるものの、アルゼオは諦めるつもりがないらしく、俺の方が折れて、顔を隠すことは叶わなかった。
ちょうど背中の真ん中を舌で舐められ、背筋にゾクゾクとした快感がかけあがる。屈辱的な姿をしているはずなのに、今はこのまま流されてもいいと思える。
「ヴヴゥ……」
アルゼオは、獅子特有の音を喉から発し、気分がよさそうに舐め続ける。
「ふぁ、!?」
突然、感じたことのない痛み、圧迫感を尻に感じた。生理的な涙が溢れてくる。アルゼオの指は人間の俺よりももっとごつごつとした指だ。それが1本入っている。
「うっ、ぐぁ、」
「悪い、」
さっきの愛撫のときとは違う声を出し始めたことに気づいたのか、アルゼオはようやく声をかけてきた。
「いや、大丈夫だ…。俺は大丈夫だから、続けていい」
「う"るる…」
何も言わず、アルゼオは素直に行為に戻る。数分かけて1本の指が馴染んできた頃、2本目が入ってくる。
「あッ、ぅん…あぁっ…」
2本目も時間をかけて馴らし、3本目の指も動かせるほどまでに広がっていた。そして、尻だけでなく俺自信も快感を拾うまでに慣れてしまい、アルゼオの指が掠める度に、何度も体が跳ねた。
その時点で、肩で息をするほどぐったりしていた。そんな俺の頭をアルゼオは優しくひと撫でして、
「挿れてもいいか、アオハ」
と耳に響く低音で囁いた。
「あぁ、…できれば、優しくしてくれよ」
そこからはもう正気ではいられなくなった。ただただ、意識を落とさないように必死になるしかなかった。
「あっ…あんっ、……ンぁ!んはっ…」
パン、パン、と肌と肌がぶつかり合う音が聞こえる。アルゼオの顔も体も見えない体勢で、腕を後ろに引かれているだけで、俺の体は繋がれている。
「あっ、ん!……うっ、くっ……ぁあッ!!」
腰を引きたくてもアルゼオに腕を引かれているせいで、快感を逃すことができない。アルゼオが一心不乱に腰を打ち付けて、快感を得ようとしているのが肌を通して伝わってくる。
「アル、っ……お"ッ、も、やめっ……あ"んっ」
この体勢だけで何度果てたか数えきれない。最初の1回や2回のときはまだ意識がはっきりしていた気がするが、そんなことを考えている余裕はもうない。
いつ終わるのかわからないでいると、今度は所謂正常位の体勢になり、アルゼオの顔が視界にいっぱいになった。
「あぅ、」
目が合うだけで後ろはひくんひくん、としているようで恥ずかしさが込み上げてくる。
「か、顔は見んな…」
せめてと思い、自分の顔を腕で覆う。しかしアルゼオは不満そう表情で、有無を言わさぬと手首を掴んでくる。
「おいっ、やめ、」
抵抗は試みるものの、アルゼオは諦めるつもりがないらしく、俺の方が折れて、顔を隠すことは叶わなかった。
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