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第二幕 5場 交易都市マリーム
第33話 1万ギルスの小銭少年
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俺が落ち着いたことを確認したアリシアはフォクスをお供に連れて宝石店に入って行った。俺にとっては記憶を消してしまいたくなるほど店である。実際消えていたのだが……、それは俺一人の都合であって彼女らに罪はない。
「カリンは本当に店に入らなくていいのか? 今なら何でも買ってもらえそうな雰囲気だったぞ?」
カリンはお気に入りのチェック柄のジャンパースカートを着て、カルバスと共に馬車の中で待機している。ショートカットの黒髪から茶色い小さな角が2本、ちょこんと突きだしているけれど、見た目は普通の女の子。アクセサリーや宝石に興味があっても不思議ではない。
「カリンは宝石には興味ないのです。女は見た目ではない、中身が大切とお兄様に教わったのです」
「えっ……本当に? カルバスってそんなキザなことを言う奴だったの?」
カルバスの意外な一面を知り、俺は御者台から振り向いた。
カリンの真向かいに座って武器の手入れをしていたカルバスが――
「拙者達は隠密行動を得意とする部隊に所属しているゆえに、華美な装飾は邪魔になるだけ……」
小さなナイフの様な飛び道具をじらりと懐にしまい込み――
「しかし今回の任務は戦いが目的にはあらず。人間の女に変装するための作戦と考えれば……」
口元は黒い布で覆っているけれど、その下には妹思いの兄として優しい笑顔が俺の目には見えた。
「ほら、カルバスもそう言っている。二人で行ってこいよ。俺は馬の面倒をみているからさ」
「せ、拙者が行くのでござるか、この格好で?」
言われてみれば確かに無理があった。
しかし、俺は……正直に言うともうあの店には近づきたいはない。
とは言え、カリンを一人で行かせる訳にもいかない。
うーん……
「カリンは……いいのです。宝石には興味はありません!」
そう言ってカリンは笑った。
*****
結局、俺はカリンを連れて店に入ることにした。
幼馴染みのマーレイがジロス兄貴に取られたショックで俺は記憶を失った。何とも情けない話だ。そんな俺自身にケジメをつけるためにもカリンをしっかりとエスコートするのだ。
カラン――
ドアベルが鳴ると俺は目眩を覚える。
「ユーマ様?」
カリンの声で我に返る。一体何なのだろうこの症状は。
「大丈夫だ。さあ、見るだけならタダだ。遠慮なく見て回ろう」
そう声をかけると、カリンは宝石やアクセサリーなどのショーケースを目を輝かせて見始めた。やはり興味がないと言ったのは嘘だったな。彼女なりに俺に気を遣っていたんだろう。
店の奥では黒服店員が3人とも、アリシアにつきっきりで応対している。店員が次から次へと品物を運んできたものをフォクスが受けとって、鏡の前に座っているアリシアに試着させている。
うわっ、なんか凄い光景だな。金を持っていそうというだけでこうも扱いが違うのか。あれに比べたらジロス兄貴の存在なんて霞んでしまうな。
そもそもジロス兄貴はもちろん、王立魔導士部隊にいるタロス兄貴ですら俺と同じ農民出身なわけだ。しかし、この国では王立大学の学生はエリートコースの将来が約束されている。たとえ農民出身であっても、馬鹿にされることはない。だからマーレイは……俺ではなく兄貴を選んだのか……
愚痴のようなことをあれこれ考えていると――
「あっ、ユーマ。こっちよこっち!」
アリシアが店の奥から俺を手招きしている。いつの間にかカリンも合流して、女子3人組で楽しんでいる様子。
俺は躊躇いながらも近寄っていくと、3人の店員の一人と目が合う。丸縁眼鏡のあの店員だ。俺の脳裏に店員の蔑んだあの顔が浮かんでくる。
「君はたしか……1万ギルスの小銭少年か?」
いやなあだ名をつけられてしまったようだ。
「ほう……農民の子が貴族のお嬢様の付き人に出世したのか。ふふふっ、このお嬢様のご機嫌をとって沢山買わせてくれたら駄賃をやろう」
丸縁眼鏡の店員は俺の耳元で囁き、今日もまた蔑んだ目で俺を見た。やはり店員はアリシアを貴族のお嬢様に、そして俺のことは付き人と勘違いしているようだ。
「ねえユーマ、アタシはこのハリィネズミのブローチが可愛いと思っているの。でもカリンとフォクスはこの星形のブローチがアタシに似合っているというの。あなたはどう思う?」
アリシアは左右の手でブローチを胸元に当てて見せてきた。彼女は椅子に腰をかけている。ピンク色のドレスの胸の谷間が大きく見えて心臓が波打つ。
左手のハリィネズミは、銀色のボディからハリに見立てた宝石が埋め込まれている。装飾品になるぐらいハリィネズミは人気があるんだな。びっくりした。一方の星形のブローチは、様々な色に光る宝石がギッシリと星形に詰め込まれている。
あー、どちらもすごく高そうだ。
「ハリィネズミは俺とお揃いだな。だから選んだのか?」
「はあっ? そ、そんなこと……ないけど。偶然よ、偶然!」
少し照れているアリシアは可愛い。
「俺もハリィネズミが好きだな」
そう答えると、アリシアの表情がぱあっと明るくなる。
同時に首飾りに擬態しているハリィがぴくぴく動いた。
「では、それらをお買い上げということで。それでしたらこちらのイヤリングと腕飾りをご一緒にいかがでしょうか。同じくハリィネズミのデザインになっておりまして――」
間髪入れずに3人の店員がショウケースに置かれた紺色のトレーに品物を並べた。
「あら、そうなの? それも素敵じゃない」
アリシアはそう言いながら品物を手に取ろうとする。
その時、俺の目には彼女耳から下がっているイヤリングが目に留まる。
丸い輪っかに鳥の羽根の形を模した二つのアイテムがぶら下がっている。
俺とアリシアが魔王城の祭壇で初めて出会ったときと同じイヤリング。
「俺……今お前がしているイヤリング……好きなんだよな……」
ぼそっと言ってしまった。キザなセリフを。
カリンとフォクスは『はわぁー』みたいな感じの声を発して下がっていく。
アリシアは――
顔を真っ赤にして俯いていた。
「おい、農民出身のクソガキが生意気なことを言ってんじゃねぇぞ。何様のつもりなんだテメエは? 営業妨害で警備隊に突き出してやるぞ!」
丸縁眼鏡の店員は俺を睨み付け、恫喝してきた。
「カリンは本当に店に入らなくていいのか? 今なら何でも買ってもらえそうな雰囲気だったぞ?」
カリンはお気に入りのチェック柄のジャンパースカートを着て、カルバスと共に馬車の中で待機している。ショートカットの黒髪から茶色い小さな角が2本、ちょこんと突きだしているけれど、見た目は普通の女の子。アクセサリーや宝石に興味があっても不思議ではない。
「カリンは宝石には興味ないのです。女は見た目ではない、中身が大切とお兄様に教わったのです」
「えっ……本当に? カルバスってそんなキザなことを言う奴だったの?」
カルバスの意外な一面を知り、俺は御者台から振り向いた。
カリンの真向かいに座って武器の手入れをしていたカルバスが――
「拙者達は隠密行動を得意とする部隊に所属しているゆえに、華美な装飾は邪魔になるだけ……」
小さなナイフの様な飛び道具をじらりと懐にしまい込み――
「しかし今回の任務は戦いが目的にはあらず。人間の女に変装するための作戦と考えれば……」
口元は黒い布で覆っているけれど、その下には妹思いの兄として優しい笑顔が俺の目には見えた。
「ほら、カルバスもそう言っている。二人で行ってこいよ。俺は馬の面倒をみているからさ」
「せ、拙者が行くのでござるか、この格好で?」
言われてみれば確かに無理があった。
しかし、俺は……正直に言うともうあの店には近づきたいはない。
とは言え、カリンを一人で行かせる訳にもいかない。
うーん……
「カリンは……いいのです。宝石には興味はありません!」
そう言ってカリンは笑った。
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結局、俺はカリンを連れて店に入ることにした。
幼馴染みのマーレイがジロス兄貴に取られたショックで俺は記憶を失った。何とも情けない話だ。そんな俺自身にケジメをつけるためにもカリンをしっかりとエスコートするのだ。
カラン――
ドアベルが鳴ると俺は目眩を覚える。
「ユーマ様?」
カリンの声で我に返る。一体何なのだろうこの症状は。
「大丈夫だ。さあ、見るだけならタダだ。遠慮なく見て回ろう」
そう声をかけると、カリンは宝石やアクセサリーなどのショーケースを目を輝かせて見始めた。やはり興味がないと言ったのは嘘だったな。彼女なりに俺に気を遣っていたんだろう。
店の奥では黒服店員が3人とも、アリシアにつきっきりで応対している。店員が次から次へと品物を運んできたものをフォクスが受けとって、鏡の前に座っているアリシアに試着させている。
うわっ、なんか凄い光景だな。金を持っていそうというだけでこうも扱いが違うのか。あれに比べたらジロス兄貴の存在なんて霞んでしまうな。
そもそもジロス兄貴はもちろん、王立魔導士部隊にいるタロス兄貴ですら俺と同じ農民出身なわけだ。しかし、この国では王立大学の学生はエリートコースの将来が約束されている。たとえ農民出身であっても、馬鹿にされることはない。だからマーレイは……俺ではなく兄貴を選んだのか……
愚痴のようなことをあれこれ考えていると――
「あっ、ユーマ。こっちよこっち!」
アリシアが店の奥から俺を手招きしている。いつの間にかカリンも合流して、女子3人組で楽しんでいる様子。
俺は躊躇いながらも近寄っていくと、3人の店員の一人と目が合う。丸縁眼鏡のあの店員だ。俺の脳裏に店員の蔑んだあの顔が浮かんでくる。
「君はたしか……1万ギルスの小銭少年か?」
いやなあだ名をつけられてしまったようだ。
「ほう……農民の子が貴族のお嬢様の付き人に出世したのか。ふふふっ、このお嬢様のご機嫌をとって沢山買わせてくれたら駄賃をやろう」
丸縁眼鏡の店員は俺の耳元で囁き、今日もまた蔑んだ目で俺を見た。やはり店員はアリシアを貴族のお嬢様に、そして俺のことは付き人と勘違いしているようだ。
「ねえユーマ、アタシはこのハリィネズミのブローチが可愛いと思っているの。でもカリンとフォクスはこの星形のブローチがアタシに似合っているというの。あなたはどう思う?」
アリシアは左右の手でブローチを胸元に当てて見せてきた。彼女は椅子に腰をかけている。ピンク色のドレスの胸の谷間が大きく見えて心臓が波打つ。
左手のハリィネズミは、銀色のボディからハリに見立てた宝石が埋め込まれている。装飾品になるぐらいハリィネズミは人気があるんだな。びっくりした。一方の星形のブローチは、様々な色に光る宝石がギッシリと星形に詰め込まれている。
あー、どちらもすごく高そうだ。
「ハリィネズミは俺とお揃いだな。だから選んだのか?」
「はあっ? そ、そんなこと……ないけど。偶然よ、偶然!」
少し照れているアリシアは可愛い。
「俺もハリィネズミが好きだな」
そう答えると、アリシアの表情がぱあっと明るくなる。
同時に首飾りに擬態しているハリィがぴくぴく動いた。
「では、それらをお買い上げということで。それでしたらこちらのイヤリングと腕飾りをご一緒にいかがでしょうか。同じくハリィネズミのデザインになっておりまして――」
間髪入れずに3人の店員がショウケースに置かれた紺色のトレーに品物を並べた。
「あら、そうなの? それも素敵じゃない」
アリシアはそう言いながら品物を手に取ろうとする。
その時、俺の目には彼女耳から下がっているイヤリングが目に留まる。
丸い輪っかに鳥の羽根の形を模した二つのアイテムがぶら下がっている。
俺とアリシアが魔王城の祭壇で初めて出会ったときと同じイヤリング。
「俺……今お前がしているイヤリング……好きなんだよな……」
ぼそっと言ってしまった。キザなセリフを。
カリンとフォクスは『はわぁー』みたいな感じの声を発して下がっていく。
アリシアは――
顔を真っ赤にして俯いていた。
「おい、農民出身のクソガキが生意気なことを言ってんじゃねぇぞ。何様のつもりなんだテメエは? 営業妨害で警備隊に突き出してやるぞ!」
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