Groll und Liebe

十六夜ノ月

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そのまま俺は放心状態だった兄を殺し、『陽光ひかり』の1人
月宮が率いる『月光げっこう』の全滅に成功した。

「次は…っと!」

瞬間、俺の足元に3本の短剣が飛んできた。
1本は俺の制服のズボンを掠めたが、何という事は無かった。

「あららー…つっきー終わっちゃったか…
じゃあ俺も勝てるかわかんねーなぁ…
陽光ひかり』の中じゃあ、つっきーとはなちゃんがしっかりしてくれてたから、
俺らそんな真面目じゃなくて良かったからねー。ねぇ?イオ。」

「私を巻き込むな…」

…2人か。
確かコイツらは、

「空 徹!」
「…森坂 イオ」

天空てんくう』と『森林しんりん』を率いる2人だな。
だが、見たところ周りに人はいない。


「あ~そう言えば一つ言っておく事が!」

空はニヤニヤしながら言う。

「俺らが率いる『天空てんくう』と『森林しんりん』は…





今はなちゃんの『桜花おうか』と一緒に、お姫様を追ってるよ。」
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