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八章 明日へ
4.忘れてるんじゃないか? って、時々アララキは心配になるんです。
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感動的な場面に‥しみじみと、クズな発言するんじゃねえ‥。
相変わらずカツラギはゲスで、ホンの一ミリだって共感できる気がしない。
だけど、平和だな~って思う。
この頃、昼間は、桜子と買い物に行ったり、一緒にお茶を飲んだりすることもあるんだ。前みたいに四人で、じゃない。フミカが一緒の時もあるけど、それも、たまに、だな。
フミカは、昼間、料理教室に通っているんだ。公民館のカルチャーに戸籍は要らないからね。‥相変わらず空手の道場にも通ってるけど、だよ?
フミカが料理って。ちょっと驚いたけど、なんか「誰の為か」って分かるから‥ほっこりするね。
カツラギは、殆ど「一緒」することなんてない。デートで忙しいから‥ってのもあるんだけど、高校生の息子はもう母親とはお出かけしないよね。桜子もこの頃ではちょっと諦めてる。
「女の子を泣かすな。不誠実なことをするな。‥避妊をしろ」
だけは徹底している‥らしい。
桜子の口から、避妊って言葉が出ると、ちょっと驚くね。
でも、親なら当然する「教育」なんだ。‥普通の親って感覚、フミカしか子供(←?)がいない俺には分からなかったから、日々勉強になってるし、‥なにより、関心してる。
何しろ、桜子のことを小さい頃から見て来た。なんなら親みたいな感覚で接して来た‥と思っている。実際、年だって、親子ほど違う。だから、
「あの桜子が立派になって‥」
って感激もひとしおだ。
‥まあ。あのカツラギが高校生になるんだもんな。‥桜子だって成長するわな~。
あんまり、平和で時が経つのがあっという間だ。
カツラギの幼稚園にお迎えに行ってたのも、‥つい最近みたいな気もするし、もうずっと昔だった気もする。
ここ‥地球‥は時が経つのが早い。
たったの十余年で、
人間であるカツラギは勿論の事、成体までは成長するフミカもすっかり大人みたいな顔になった。
‥ここで、フミカの成長は(ひとまずは)ストップだ。
サカマキ同様、成体の状態でずっと過ごしていくだろう。
スーパーで買い物を済ませると、何となく‥かって小さかったカツラギたちと出かけた公園に立ち寄った。
冬の公園は寒くって、人影はない。
時折、茶色のコートを着て、寒そうに背中を丸めた老人が小さな犬を連れて散歩しているばかりだ。
桜子も桃色のスカーフにすっぽりくるまって、「寒いね」ってちょっと笑う。
期待に応えます‥とばかりに、一際冷たい風が吹き、地面に落ちて積もった落ち葉を散らす。
落ち葉は、秋に見たみたいに、赤や黄色に染まってはない。ただ、カサカサとした茶色の色をしていた。
雪でも降るのか、空は灰色の雲に覆われていた。
そんな茶色と灰色ばかりの世界に、まるで不釣り合いな‥
「いやいや、ホント、サカマキ、忘れてない? 」
真夏の太陽みたいな輝く美貌‥アララキが、呆れた様な顔で、座っているサカマキたちの前に立った。
その存在で、‥周りのセピア色の空間を一気に荘厳な宗教画に変える。
「アララキ‥」
転移魔法だろう。
サカマキの冷え切った手を握り込んだアララキの手は、暖かかった。
アララキの‥否、祖国Happynationの暖かさだった。
Happynationは、一年中そう気温が変わらない。常春っていったらいいのかな? って位の温度。‥ここの感覚では、春は花が咲き、生命のあふれる穏やかな‥みたいなイメージがあるが、あっちはそうでもない。
植物は種を蒔けば、日数がくれば実る。(地球と比べて成長が速い‥とかはない)
春は、イチゴの花が咲きいずれは、イチゴの季節が来る‥みたいな「季節感」はあの国にはない。あるといえば、「ここの土地は痩せてるからイチゴは育たない」とか、あの村の人間は農業に向いてる‥とかそんなぐらいだ。
基本皆働き者なんだけど、毎日同じ仕事をするのに向いてる人間と、狩猟みたいにその場その場‥の仕事に向いてる人間がいるんだ。
春が来る楽しみ、夏は何しよう‥とか、ここ‥地球に来て初めて知った。
ああ、‥アララキの手は、ここの春の木漏れ日みたいな暖かさだ。
「サカマキ、そんなに僕の手が恋しい? きゅーって握って離さないとか‥」
アララキが握り込んだサカマキの手を、自分の頬に持って行って、すりっと頬ずりした。
「ぬくい‥」
サカマキがぽつり‥と無意識って感じで呟く。アララキがもう溶けそうって甘々な顔で微笑む‥。
と
「‥あの、アララキさん。サカマキさんは何を忘れているんでしょうか‥? 」
っていうか、アンタ、ここに来た目的忘れてない??
こうなると長い、バカップルにさらっとツッコミを入れたのは、桜子だった。
普通ならこういう時のツッコミを入れるのは、フミカかカツラギだが、今この場所に二人はいない。
ツッコミ不在の時間が無駄に流れ‥、‥桜子はやむなく‥やむなくか?? ツッコミをひき受けることにしたらしい。桜子も強くなった‥。
で、
「あ‥」
サカマキがすぐに我に返って、
ちょっとアララキが「ちっ」って顔をする‥のがいつものパターンなんだけど、今回は
「あ、そうだそうだ。そうだった」
えらくあっさりと、アララキは表情を改めた。(ツッコミを入れたのがカツラギではなく桜子だったからだろう)
きりっとした顔で、一つ頷くと
「膜の綻びからの魔物の件、そろそろ本格的に手を打たないと、危ないね」
真剣な顔で、サカマキに言った。
膜の綻びから来た魔物。
実は膜一枚で隔てられているHappynationと地球の‥その、膜に綻びが出来たのを目ざとく見つけたのは下級の魔物だった。下級の魔物は上級及び中級の魔物の子分でも手先でもない。下級にとって、上級及び中級の魔物は、敵なのだ。
地球という、上級及び中級の魔物がいない‥そして、餌‥人間‥が容易に手に入るユートピア。彼らはそれを他のランクの魔物に教えるはずがなかった。
魔物に、助け合いやシェアなんて精神はない。
だけど、下級より中級、中級より上級の魔物の方が知能が高い。幸い今期の中級以上の魔物は、サカマキが中心となって狩りつくしている。
だけど、次の世代になればまた別な(上級や中級の)魔物が沸く。
高位魔法使いに課されているのは、主に上級の魔物の討伐だ。
下級は、ずっといる。数に限りが無くって狩りつくされることはない。普段は森の魔獣を食料とし、その数を調整する役目を担っている。そして、その下級の数を調節しているのが、中級以上なのだ。
そうやって調節されている。
魔物が人を食べるのは、魔物の数が増えすぎた時と‥人間の数が増えすぎた時だ。
中級以上の魔物は、‥神によって‥人口の調節がDNAに書き込まれている。
下級の魔物が人口調整に関わっていないのは、知能が十分ではないからだ。
しかし、地球に入り込んだ下級の魔物は「人の味」を覚えてしまった。
魔獣より容易に手に入る餌‥。下級の魔物にとって(魔物を狩ることを知らない)地球の人間はそういう存在でしかなかったし、地球は新しい狩場だった。
神の管理下にない知能が低い凶暴生物。
そんな危険な生物が地球に住み着いているのだ。
幸い地球人は持ち前の順応性から、魔物を敵と認識しそれを排除する術を身に着けつつある。
アララキの提案した「魔法」にも、案の定抵抗はなかった。
適性のあると認められた者は、抵抗することなく、また変に気負うことなく自らの運命と受け入れ、任務を全うしている。
国の為、祖国の為、自分の愛する人の為‥
まさに、美談。
‥予想以上っていうか‥ホント、この国の人間って順応性高いわ~。
ってか、ちょっとカッコつけすぎじゃない? 僕なら異世界人を攻め立てて、もっと欲求するけどねぇ。だって、異世界人にはそれが出来るんだもの。自分たちがしんどい思いしなくたって、出来る奴がやればいいって当然思うだろうに。
ま、それを思えない様にしたんだけどね。
今までは、発生すればすぐ来ていたところ、二回に一回にする。三回に一回にする‥。そうして、異世界人はそうあてにならないぞ‥と地球人に知らしめる。
そしたら、やるしかないって否応なしに思うじゃない?
それっ位で良かったんだ。
当てにならない異世界人ではなく、自分たちの力で‥。だけど、この世界の均衡を乱すわけにはいかないから、魔法は貸与って形をとった。
期間限定の特別な力。
日常生活には「なかったもの」で、特別な状況下のみで必要となる、‥つまり、普段には必要のない力。
‥って、位の位置づけのつもりだったんだけど。
‥思った以上に、地球はHappynationを信用していなかった。
突然与えたこの力を、突然奪っていくんじゃないかって。
‥地球人はそう思ったらしい。
魔法に頼らない兵器の開発、そして、‥魔法の複製。
魔法を永遠に自分たちの手に‥。
‥地球のテクノロジーはあなどれない。
「さっさと、魔物をこっちの力で片づけて、地球を撤退しよう」
‥圧倒的な力の差を見せつけて、ね。
かかっていこうなんて気も起きない程に‥、‥
‥地球がHappynationにとって、脅威にならないうちに。
夢は夢。
夢に現実味が見えちゃったら、‥がっかりする。がっかりしてその後は、その夢を打ち負かしたい、支配したいって思う。
リアル「ド●えもん」なんて、目指さない方がいい。
「‥分かった」
地球と袂を分かつ。
それは、桜子との別れを意味していた。
相変わらずカツラギはゲスで、ホンの一ミリだって共感できる気がしない。
だけど、平和だな~って思う。
この頃、昼間は、桜子と買い物に行ったり、一緒にお茶を飲んだりすることもあるんだ。前みたいに四人で、じゃない。フミカが一緒の時もあるけど、それも、たまに、だな。
フミカは、昼間、料理教室に通っているんだ。公民館のカルチャーに戸籍は要らないからね。‥相変わらず空手の道場にも通ってるけど、だよ?
フミカが料理って。ちょっと驚いたけど、なんか「誰の為か」って分かるから‥ほっこりするね。
カツラギは、殆ど「一緒」することなんてない。デートで忙しいから‥ってのもあるんだけど、高校生の息子はもう母親とはお出かけしないよね。桜子もこの頃ではちょっと諦めてる。
「女の子を泣かすな。不誠実なことをするな。‥避妊をしろ」
だけは徹底している‥らしい。
桜子の口から、避妊って言葉が出ると、ちょっと驚くね。
でも、親なら当然する「教育」なんだ。‥普通の親って感覚、フミカしか子供(←?)がいない俺には分からなかったから、日々勉強になってるし、‥なにより、関心してる。
何しろ、桜子のことを小さい頃から見て来た。なんなら親みたいな感覚で接して来た‥と思っている。実際、年だって、親子ほど違う。だから、
「あの桜子が立派になって‥」
って感激もひとしおだ。
‥まあ。あのカツラギが高校生になるんだもんな。‥桜子だって成長するわな~。
あんまり、平和で時が経つのがあっという間だ。
カツラギの幼稚園にお迎えに行ってたのも、‥つい最近みたいな気もするし、もうずっと昔だった気もする。
ここ‥地球‥は時が経つのが早い。
たったの十余年で、
人間であるカツラギは勿論の事、成体までは成長するフミカもすっかり大人みたいな顔になった。
‥ここで、フミカの成長は(ひとまずは)ストップだ。
サカマキ同様、成体の状態でずっと過ごしていくだろう。
スーパーで買い物を済ませると、何となく‥かって小さかったカツラギたちと出かけた公園に立ち寄った。
冬の公園は寒くって、人影はない。
時折、茶色のコートを着て、寒そうに背中を丸めた老人が小さな犬を連れて散歩しているばかりだ。
桜子も桃色のスカーフにすっぽりくるまって、「寒いね」ってちょっと笑う。
期待に応えます‥とばかりに、一際冷たい風が吹き、地面に落ちて積もった落ち葉を散らす。
落ち葉は、秋に見たみたいに、赤や黄色に染まってはない。ただ、カサカサとした茶色の色をしていた。
雪でも降るのか、空は灰色の雲に覆われていた。
そんな茶色と灰色ばかりの世界に、まるで不釣り合いな‥
「いやいや、ホント、サカマキ、忘れてない? 」
真夏の太陽みたいな輝く美貌‥アララキが、呆れた様な顔で、座っているサカマキたちの前に立った。
その存在で、‥周りのセピア色の空間を一気に荘厳な宗教画に変える。
「アララキ‥」
転移魔法だろう。
サカマキの冷え切った手を握り込んだアララキの手は、暖かかった。
アララキの‥否、祖国Happynationの暖かさだった。
Happynationは、一年中そう気温が変わらない。常春っていったらいいのかな? って位の温度。‥ここの感覚では、春は花が咲き、生命のあふれる穏やかな‥みたいなイメージがあるが、あっちはそうでもない。
植物は種を蒔けば、日数がくれば実る。(地球と比べて成長が速い‥とかはない)
春は、イチゴの花が咲きいずれは、イチゴの季節が来る‥みたいな「季節感」はあの国にはない。あるといえば、「ここの土地は痩せてるからイチゴは育たない」とか、あの村の人間は農業に向いてる‥とかそんなぐらいだ。
基本皆働き者なんだけど、毎日同じ仕事をするのに向いてる人間と、狩猟みたいにその場その場‥の仕事に向いてる人間がいるんだ。
春が来る楽しみ、夏は何しよう‥とか、ここ‥地球に来て初めて知った。
ああ、‥アララキの手は、ここの春の木漏れ日みたいな暖かさだ。
「サカマキ、そんなに僕の手が恋しい? きゅーって握って離さないとか‥」
アララキが握り込んだサカマキの手を、自分の頬に持って行って、すりっと頬ずりした。
「ぬくい‥」
サカマキがぽつり‥と無意識って感じで呟く。アララキがもう溶けそうって甘々な顔で微笑む‥。
と
「‥あの、アララキさん。サカマキさんは何を忘れているんでしょうか‥? 」
っていうか、アンタ、ここに来た目的忘れてない??
こうなると長い、バカップルにさらっとツッコミを入れたのは、桜子だった。
普通ならこういう時のツッコミを入れるのは、フミカかカツラギだが、今この場所に二人はいない。
ツッコミ不在の時間が無駄に流れ‥、‥桜子はやむなく‥やむなくか?? ツッコミをひき受けることにしたらしい。桜子も強くなった‥。
で、
「あ‥」
サカマキがすぐに我に返って、
ちょっとアララキが「ちっ」って顔をする‥のがいつものパターンなんだけど、今回は
「あ、そうだそうだ。そうだった」
えらくあっさりと、アララキは表情を改めた。(ツッコミを入れたのがカツラギではなく桜子だったからだろう)
きりっとした顔で、一つ頷くと
「膜の綻びからの魔物の件、そろそろ本格的に手を打たないと、危ないね」
真剣な顔で、サカマキに言った。
膜の綻びから来た魔物。
実は膜一枚で隔てられているHappynationと地球の‥その、膜に綻びが出来たのを目ざとく見つけたのは下級の魔物だった。下級の魔物は上級及び中級の魔物の子分でも手先でもない。下級にとって、上級及び中級の魔物は、敵なのだ。
地球という、上級及び中級の魔物がいない‥そして、餌‥人間‥が容易に手に入るユートピア。彼らはそれを他のランクの魔物に教えるはずがなかった。
魔物に、助け合いやシェアなんて精神はない。
だけど、下級より中級、中級より上級の魔物の方が知能が高い。幸い今期の中級以上の魔物は、サカマキが中心となって狩りつくしている。
だけど、次の世代になればまた別な(上級や中級の)魔物が沸く。
高位魔法使いに課されているのは、主に上級の魔物の討伐だ。
下級は、ずっといる。数に限りが無くって狩りつくされることはない。普段は森の魔獣を食料とし、その数を調整する役目を担っている。そして、その下級の数を調節しているのが、中級以上なのだ。
そうやって調節されている。
魔物が人を食べるのは、魔物の数が増えすぎた時と‥人間の数が増えすぎた時だ。
中級以上の魔物は、‥神によって‥人口の調節がDNAに書き込まれている。
下級の魔物が人口調整に関わっていないのは、知能が十分ではないからだ。
しかし、地球に入り込んだ下級の魔物は「人の味」を覚えてしまった。
魔獣より容易に手に入る餌‥。下級の魔物にとって(魔物を狩ることを知らない)地球の人間はそういう存在でしかなかったし、地球は新しい狩場だった。
神の管理下にない知能が低い凶暴生物。
そんな危険な生物が地球に住み着いているのだ。
幸い地球人は持ち前の順応性から、魔物を敵と認識しそれを排除する術を身に着けつつある。
アララキの提案した「魔法」にも、案の定抵抗はなかった。
適性のあると認められた者は、抵抗することなく、また変に気負うことなく自らの運命と受け入れ、任務を全うしている。
国の為、祖国の為、自分の愛する人の為‥
まさに、美談。
‥予想以上っていうか‥ホント、この国の人間って順応性高いわ~。
ってか、ちょっとカッコつけすぎじゃない? 僕なら異世界人を攻め立てて、もっと欲求するけどねぇ。だって、異世界人にはそれが出来るんだもの。自分たちがしんどい思いしなくたって、出来る奴がやればいいって当然思うだろうに。
ま、それを思えない様にしたんだけどね。
今までは、発生すればすぐ来ていたところ、二回に一回にする。三回に一回にする‥。そうして、異世界人はそうあてにならないぞ‥と地球人に知らしめる。
そしたら、やるしかないって否応なしに思うじゃない?
それっ位で良かったんだ。
当てにならない異世界人ではなく、自分たちの力で‥。だけど、この世界の均衡を乱すわけにはいかないから、魔法は貸与って形をとった。
期間限定の特別な力。
日常生活には「なかったもの」で、特別な状況下のみで必要となる、‥つまり、普段には必要のない力。
‥って、位の位置づけのつもりだったんだけど。
‥思った以上に、地球はHappynationを信用していなかった。
突然与えたこの力を、突然奪っていくんじゃないかって。
‥地球人はそう思ったらしい。
魔法に頼らない兵器の開発、そして、‥魔法の複製。
魔法を永遠に自分たちの手に‥。
‥地球のテクノロジーはあなどれない。
「さっさと、魔物をこっちの力で片づけて、地球を撤退しよう」
‥圧倒的な力の差を見せつけて、ね。
かかっていこうなんて気も起きない程に‥、‥
‥地球がHappynationにとって、脅威にならないうちに。
夢は夢。
夢に現実味が見えちゃったら、‥がっかりする。がっかりしてその後は、その夢を打ち負かしたい、支配したいって思う。
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