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素敵な高校生活
3話
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なんでこのタイミングでこいつが入ってくんだよ…っ!!ふざけんな!!
そんな威嚇的な態度をもちろん出せるわけもなく俺はただ俯いて、知らないふりをしていた。
どうしよう、明らかに目があったよな。いや、あっちは俺のこと忘れてる…そうだ。そうだよ!俺が俺だということに気づいてない。うん!それでいこう。
静かな保健室に1人の足音が響く。
俯いてるからあいつがどこに居るのか分かんねぇよ…。ベッドか?寝るならはやく行ってくれ。ベッドはそっちです!!!
ストンッ
ん……?ストンッ…?座った…こいつ座ったのか?どこに??しかも結構近くだよな。
俺は困惑しながら人生で初めてと言っていいほどにゆっくり顔をあげて、あいつの位置把握をする。視界が明るくなるとあいつの居場所がすぐに分かった。
えっ。なんで目の前にいんの????え、もっと椅子他にあるだろ…っ!!そっち座れよ。えっ、しかもなんか…こっち見て、ああああ!!!
目が合って俺はまた視線を下に戻し、最初の状態へ戻った。上がった心拍を落ち着かせようとしているとにだった。
「それいつまで続けるの。」
話しかけてくるとは思わず、俺は驚きで顔をあげた。そこには椅子にもたれながらこちらを見る橘淳弥がいた。さすがに逃げ場のないと思われたこの状況だったが、俺は困惑のあまり立ち上がり逃げようと試みた。
「逃げるなよ。」
「は????」
お前がそれを言う??流石にカチンと来たので振り向いて文句でも言ってやろうと思ったら、想像以上に近い位置に移動していた。近…っ。
「な、んだよ………今更…。」
「もう俺のこと避るのやめろよ。」
「…っ、お前が!…お前が原因じゃん……嫌だよ。」
「………ごめん。」
「え。」
「あのときは悪かった。」
「…っ。」
そんなの許すしかないじゃないか。
ここで俺が、やだ俺はまだ許さないって馬鹿みたいじゃん。俺まだ引きずってるってどんだけあの子のこと好きなのってなるじゃん。
見た感じ橘淳弥は反省してそうな感じだった。目線を下げて、少ししゅんとなっていた。
「別に…高校生になってまで引きずるつもりはない…けど。俺、本当に…本当にショックだった。ずっと信頼してたのに…裏切られたと思った。絶望みたいな、ずっと近くにいた奴がそんなこと…する…って思ってなかったし…。好きな人全員…お前に取られたのも、俺なんかよりお前の方がかっこいいから仕方ない…って………。」
なんか俺、ひがみすごくない?もしかして俺にも非がある?なんかこんなこと言っといてなんだけど、超恥ずかしい。みっともないな、俺。こんなことでムキになってさ。
「そうするしかなかった。」
「お、俺と好きな人被ってるって教えてくれるぐらいしてくれてもよかったじゃん…っ。」
いつの間にか泣いていた涙を拭おうすると、橘淳弥が中指で拭き取ってくれた。
「……違う、そうじゃない。」
「じゃあどういうことだよ…。」
俺の恋路を邪魔したいってこと?でもなんで??俺に彼女ができるのが嫌だったとか??
「ずっと好きだったからだよ。」
好きだからって言ったって許されることじゃないだろ。
…………ん??
待てよ……。
好き??誰が誰を?…こいつが?誰を??…ん?
「お前と一緒に居た昔からずっと。今も、お前が好きなの。だから、お前に彼女がいちゃ困るの。」
「……誰が俺を好きだって?」
「俺がお前を好き。分かる?」
「いや…わ、かんない…え?」
はぁ、と一息ついて俺にぐっと近づく。近づく顔に困惑していると首に柔らかいものが触れる。
「んっ!…え、ちょっと…何してる…ひ…っ」
首に触れているのは唇だということを認識すると身体が妙にぞわぞわした。密着する体を拒もうと押すも力が思うように入らずに押し返せなかった。そんな最中、俺の行動を気にする様子もなくいろんなところに唇を押し付け吸い付く。
どういう状況、これ。なんかくすぐったいし…一方的すぎて流されるがままなんだけど。でもなんか変な気分になる。淳弥の息が首にかかるたびに体がぞわっとしてしまう。
少し体との間に隙間ができたと思ったが束の間、制服のボタンに手をかけられ素早く外されていく。
「や…めっ…、ねぇ…俺が悪かったから、避けてたの謝るからっ、もう…んっ…ぁ…あ」
素肌まで到達した淳弥の手の温もりに体が信じられないほど反応する。人肌ってこんなに気持ちいいっけ。それより、俺なんで謝ってるんだ。訳がわからず俺は勢いでとりあえず謝ってしまう。何が起きてるのかが分からなかった。俺のことが好きなのって本当なの。ずっと前から?俺の好きな人を取ったのも全部俺が好きだったから?あまりにも強引なやり方で俺は戸惑った。好きだったからだ、と言われると淳弥のしてきた行動がなんだか可愛く思えてしまった。いや、でも俺は…。
「好きだ。あの時からずっと。お前が可愛くて仕方がなかった。」
「んあっ!…っん…ぅ…ひぁ…」
そう言いながら俺のやたら血色のいいとがった先端に優しく触れる。割れ物を扱うみたいに大切に大切に撫でられる。昔淳弥に同じようなことをされたことがある。1人でする時は普通は乳首を弄るのだと言われた。最初は感じなくても回数を重ねると気持ち良くなると。初めてでどうしたらいいのか、先に精通がきていた淳弥に教えてもらっていた。「友達ならこうやって2人ですることぐらいよくある」と言って、何度も淳弥と抜きあった。実際そっちの方が気持ちがよかった。そういえば、中学生になってからは別に誰かと抜きあったりしなかったなぁ。
「感度よくなったけど何考えてる?…昔こうやって触ってたよな。」
そう言いながら乳首の先端をコリコリと左右に動かす。俺が1番好きな触れ方だった。
「んんっ!!……あ…ん、っあ…」
気持ちい…何も考えられない。淳弥の大きくなった手は、俺の乳首を包み込む。あったかい。淳弥の手大きくてあったかい。
俺の先端に触れている手と逆の手は、ズボンのベルトに手をかけていた。
「ま、待って!学校だから…いや、そうじゃなくても……や…っ」
「昔からお前は快楽に弱いよなぁ。もうこんなになってるのになぁ?」
そう言って淳弥は俺の大きくなったあそこに触れる。下から這う様にしてゆっくり軽く触れる。
「う……っ。が、っこうだから…んん……っ」
「学校じゃなきゃいいってことか。」
「ちが!そうじゃなくて……っ、いいから、トイレで抜くから。はやくどっか行って…。」
先生来たら高校生活終わりだよ。今日入学式で大事な日っていうのに、初日からこんなところで何やってるんだよ。それにさっきまで俺、淳弥のこと嫌ってたのになんでこんな昔みたいな関係に戻ってるんだろ。ご褒美みたいに気持ちよくしてもらって、俺超単純じゃん。
「やっぱ俺のこと許してくれないよな。もう昔みたいに一緒にいれない?」
俺に触れていた手を離し悲しそうに呟いた。
そんな面と向かって言われたら断れないし。別にもういいし。なんか全部どうでもよくなってきた。
「許す…から。一緒にいるから…。」
「本当に?」
「うん…、この学校に居たのは驚いたけど…。」
そうだ、なんでこいつこの学校に入れたんだよ。俺、淳弥に流されてばかりで忘れてたけど色々気になることあったな。とりあえず抜いてこよう。
そういって、淳弥の横を抜けて保健室の向かいのトイレに向かう。
淳弥はそんな俺の手首を掴み、引き留めた。
早く抜かせろよ!俺このまま収まるの待つなんて耐えれない。身体は発情するように火照って熱い。下半身がうずうずして仕方がなかった。
「一緒に帰ろ。」
「え?」
俺は訳がわからずまた、淳弥に流されるがままにおんぶをされて学校を後にした。
そんな威嚇的な態度をもちろん出せるわけもなく俺はただ俯いて、知らないふりをしていた。
どうしよう、明らかに目があったよな。いや、あっちは俺のこと忘れてる…そうだ。そうだよ!俺が俺だということに気づいてない。うん!それでいこう。
静かな保健室に1人の足音が響く。
俯いてるからあいつがどこに居るのか分かんねぇよ…。ベッドか?寝るならはやく行ってくれ。ベッドはそっちです!!!
ストンッ
ん……?ストンッ…?座った…こいつ座ったのか?どこに??しかも結構近くだよな。
俺は困惑しながら人生で初めてと言っていいほどにゆっくり顔をあげて、あいつの位置把握をする。視界が明るくなるとあいつの居場所がすぐに分かった。
えっ。なんで目の前にいんの????え、もっと椅子他にあるだろ…っ!!そっち座れよ。えっ、しかもなんか…こっち見て、ああああ!!!
目が合って俺はまた視線を下に戻し、最初の状態へ戻った。上がった心拍を落ち着かせようとしているとにだった。
「それいつまで続けるの。」
話しかけてくるとは思わず、俺は驚きで顔をあげた。そこには椅子にもたれながらこちらを見る橘淳弥がいた。さすがに逃げ場のないと思われたこの状況だったが、俺は困惑のあまり立ち上がり逃げようと試みた。
「逃げるなよ。」
「は????」
お前がそれを言う??流石にカチンと来たので振り向いて文句でも言ってやろうと思ったら、想像以上に近い位置に移動していた。近…っ。
「な、んだよ………今更…。」
「もう俺のこと避るのやめろよ。」
「…っ、お前が!…お前が原因じゃん……嫌だよ。」
「………ごめん。」
「え。」
「あのときは悪かった。」
「…っ。」
そんなの許すしかないじゃないか。
ここで俺が、やだ俺はまだ許さないって馬鹿みたいじゃん。俺まだ引きずってるってどんだけあの子のこと好きなのってなるじゃん。
見た感じ橘淳弥は反省してそうな感じだった。目線を下げて、少ししゅんとなっていた。
「別に…高校生になってまで引きずるつもりはない…けど。俺、本当に…本当にショックだった。ずっと信頼してたのに…裏切られたと思った。絶望みたいな、ずっと近くにいた奴がそんなこと…する…って思ってなかったし…。好きな人全員…お前に取られたのも、俺なんかよりお前の方がかっこいいから仕方ない…って………。」
なんか俺、ひがみすごくない?もしかして俺にも非がある?なんかこんなこと言っといてなんだけど、超恥ずかしい。みっともないな、俺。こんなことでムキになってさ。
「そうするしかなかった。」
「お、俺と好きな人被ってるって教えてくれるぐらいしてくれてもよかったじゃん…っ。」
いつの間にか泣いていた涙を拭おうすると、橘淳弥が中指で拭き取ってくれた。
「……違う、そうじゃない。」
「じゃあどういうことだよ…。」
俺の恋路を邪魔したいってこと?でもなんで??俺に彼女ができるのが嫌だったとか??
「ずっと好きだったからだよ。」
好きだからって言ったって許されることじゃないだろ。
…………ん??
待てよ……。
好き??誰が誰を?…こいつが?誰を??…ん?
「お前と一緒に居た昔からずっと。今も、お前が好きなの。だから、お前に彼女がいちゃ困るの。」
「……誰が俺を好きだって?」
「俺がお前を好き。分かる?」
「いや…わ、かんない…え?」
はぁ、と一息ついて俺にぐっと近づく。近づく顔に困惑していると首に柔らかいものが触れる。
「んっ!…え、ちょっと…何してる…ひ…っ」
首に触れているのは唇だということを認識すると身体が妙にぞわぞわした。密着する体を拒もうと押すも力が思うように入らずに押し返せなかった。そんな最中、俺の行動を気にする様子もなくいろんなところに唇を押し付け吸い付く。
どういう状況、これ。なんかくすぐったいし…一方的すぎて流されるがままなんだけど。でもなんか変な気分になる。淳弥の息が首にかかるたびに体がぞわっとしてしまう。
少し体との間に隙間ができたと思ったが束の間、制服のボタンに手をかけられ素早く外されていく。
「や…めっ…、ねぇ…俺が悪かったから、避けてたの謝るからっ、もう…んっ…ぁ…あ」
素肌まで到達した淳弥の手の温もりに体が信じられないほど反応する。人肌ってこんなに気持ちいいっけ。それより、俺なんで謝ってるんだ。訳がわからず俺は勢いでとりあえず謝ってしまう。何が起きてるのかが分からなかった。俺のことが好きなのって本当なの。ずっと前から?俺の好きな人を取ったのも全部俺が好きだったから?あまりにも強引なやり方で俺は戸惑った。好きだったからだ、と言われると淳弥のしてきた行動がなんだか可愛く思えてしまった。いや、でも俺は…。
「好きだ。あの時からずっと。お前が可愛くて仕方がなかった。」
「んあっ!…っん…ぅ…ひぁ…」
そう言いながら俺のやたら血色のいいとがった先端に優しく触れる。割れ物を扱うみたいに大切に大切に撫でられる。昔淳弥に同じようなことをされたことがある。1人でする時は普通は乳首を弄るのだと言われた。最初は感じなくても回数を重ねると気持ち良くなると。初めてでどうしたらいいのか、先に精通がきていた淳弥に教えてもらっていた。「友達ならこうやって2人ですることぐらいよくある」と言って、何度も淳弥と抜きあった。実際そっちの方が気持ちがよかった。そういえば、中学生になってからは別に誰かと抜きあったりしなかったなぁ。
「感度よくなったけど何考えてる?…昔こうやって触ってたよな。」
そう言いながら乳首の先端をコリコリと左右に動かす。俺が1番好きな触れ方だった。
「んんっ!!……あ…ん、っあ…」
気持ちい…何も考えられない。淳弥の大きくなった手は、俺の乳首を包み込む。あったかい。淳弥の手大きくてあったかい。
俺の先端に触れている手と逆の手は、ズボンのベルトに手をかけていた。
「ま、待って!学校だから…いや、そうじゃなくても……や…っ」
「昔からお前は快楽に弱いよなぁ。もうこんなになってるのになぁ?」
そう言って淳弥は俺の大きくなったあそこに触れる。下から這う様にしてゆっくり軽く触れる。
「う……っ。が、っこうだから…んん……っ」
「学校じゃなきゃいいってことか。」
「ちが!そうじゃなくて……っ、いいから、トイレで抜くから。はやくどっか行って…。」
先生来たら高校生活終わりだよ。今日入学式で大事な日っていうのに、初日からこんなところで何やってるんだよ。それにさっきまで俺、淳弥のこと嫌ってたのになんでこんな昔みたいな関係に戻ってるんだろ。ご褒美みたいに気持ちよくしてもらって、俺超単純じゃん。
「やっぱ俺のこと許してくれないよな。もう昔みたいに一緒にいれない?」
俺に触れていた手を離し悲しそうに呟いた。
そんな面と向かって言われたら断れないし。別にもういいし。なんか全部どうでもよくなってきた。
「許す…から。一緒にいるから…。」
「本当に?」
「うん…、この学校に居たのは驚いたけど…。」
そうだ、なんでこいつこの学校に入れたんだよ。俺、淳弥に流されてばかりで忘れてたけど色々気になることあったな。とりあえず抜いてこよう。
そういって、淳弥の横を抜けて保健室の向かいのトイレに向かう。
淳弥はそんな俺の手首を掴み、引き留めた。
早く抜かせろよ!俺このまま収まるの待つなんて耐えれない。身体は発情するように火照って熱い。下半身がうずうずして仕方がなかった。
「一緒に帰ろ。」
「え?」
俺は訳がわからずまた、淳弥に流されるがままにおんぶをされて学校を後にした。
応援ありがとうございます!
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