近未来判事「タクヤ」

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事件簿003 『五貫裁き』その8

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毎朝、八五郎の大声で夜明け前に起こされ寝不足続き。徳力屋、回らない頭で考えた。
毎回八五郎に渡す一文分の受取証、実は紙代だけで一枚三文。
奉行所まで同行してもらう5人分の役員の謝礼、一日五百文。
うーん、結構な無駄金・・・。

ところで、五貫は五千文。罰金が終わるのが五千日後・・・。
「!!!!」
さすがの徳力屋も、ことの重大さにやっと気付いた。
「げげぇぇぇ!!14年間これが続くのか!!しかも出費が二千五百両!!」

それから数ヵ月後。
立派な店構えの八百屋が建ち、その店の主人としてマジメに働く八五郎の姿があった。
その費用を全て徳力屋が負担したことは言うまでもない。

わ~お!
これにて一件落着!!!よっ!名裁き!!大岡越前サイコー!!

「・・・では、タクヤ判事のご意見を。」

急に現実に呼び戻されたボクは咄嗟に言葉を発した。
「立派な裏があったんだぜぇ!!」

3秒ほどでタクヤ語の解釈を終えた書記官サエが宣言する。
「それでは、借用書の条件は有効とみなします。A夫は、C作に毎月訪問返済を続けること。」

え?ええええぇぇぇっっ?!
いじめはだめだってー!!!

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