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事件簿006 『江戸の夢』その3
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「30年も逃げ続けるってどんな人生なんだろうなぁ。」
いつものバー。
いつものように孔明さんとカウンターで飲んでいる。
30年前と言えばボクがまだ5歳の頃だ。
「ワシにもわからんなぁ・・・。おそらくこんな風にまったりと酒を飲むことなど一度も無かっただろうな。」
「孔明さん、30年前って何してました?」
「ん?まじめに毎日高校に通って青春してたぞ。」
「そっかぁ。・・・あれ?30年前に高校生って今40代ってことじゃん。サバ読み過ぎだっつーの!」
「はっはっは。昔の話はいいじゃまいか。それで、その男はどうして30年近くも経って、しかも時効直前に自首してきたのかね?」
「逃げるのに疲れたんだってさ。」
「ほぉ。まぁ嘘ではないだろうが、それだけで何十年も刑務所に行く決心がつくもんかなぁ。」
「それほど辛かったってことでしょ。逃げ隠れの30年が。」
「逃げると言えば、智恵ちゃんに逃げられたんだって?」
「そうなんです!・・・って、なんで知ってるの?!」
いつものバー。
いつものように孔明さんとカウンターで飲んでいる。
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「ん?まじめに毎日高校に通って青春してたぞ。」
「そっかぁ。・・・あれ?30年前に高校生って今40代ってことじゃん。サバ読み過ぎだっつーの!」
「はっはっは。昔の話はいいじゃまいか。それで、その男はどうして30年近くも経って、しかも時効直前に自首してきたのかね?」
「逃げるのに疲れたんだってさ。」
「ほぉ。まぁ嘘ではないだろうが、それだけで何十年も刑務所に行く決心がつくもんかなぁ。」
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「そうなんです!・・・って、なんで知ってるの?!」
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