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わたくし、異世界で婚約破棄されました!?の番外編
ホワイトデー ルティアス編(ルティアス視点)
今日はホワイトデー。今回は、ぜひともリリスに仕返し……いや、お返しをしなければと、とあるものを入手してきていた。
「これで、リリスの可愛い耳と尻尾が見られる……」
そう、僕は、バレンタインの時にリリスに盛られた獣人化の薬を入手していたのだ。ユーカ様にほしいと言えば、すぐに用意してもらえたため、後は薬を盛るために、何か料理を作れば良いだけだ。
「朝食は、お浸しと味噌汁と照り焼きと……」
『和の朝食』とリリスが言っていたものを作って、僕はどこに薬を盛ろうか少しだけ考えて、味噌汁へと混入させる。
(リリスは味噌汁が好きだしね)
そうして、全ての準備を終えた僕は、外に出ているリリスを呼んで朝食の席につく。
「リリス、僕からのプレゼントだよ」
もちろん、ホワイトデーのプレゼントは忘れていない。今回のプレゼントは、プリザーブドフラワーというやつだ。犬好きなリリスのために、犬の置物と一緒になっているピンクの可愛らしい花だ。
「わぁっ、可愛いですわねっ」
案の定、喜んでくれた様子に、僕も嬉しくなる。
「ありがとうございます、ルティ」
「うん、喜んでもらえて、嬉しいよ」
そう言って、おでこに軽く口づけると、リリスは顔を赤くする。
「っ、もうっ」
そっぽを向いてしまったリリスに、僕は朝食が冷めるといって、意識をこちらに向けさせる。
「そう、ですわね。せっかくの朝ごはんが冷めてしまうのは悲しいですものねっ」
そう言いながら、リリスは朝食を食べ始める。
この時、僕はきっと、かなり気を緩めていた。まさか、数分後、あんな状態に陥るとは思わずに……。
「はい、ルティ、あーん、ですわ」
今、僕の目の前には、味噌汁を片手に、僕にスプーンをつき出すリリスが居る。何でも、プリザーブドフラワーが嬉しかったから、自分の好きな味噌汁を僕に食べさせてあげたいという考えゆえの行動らしい。
(いつもなら、大歓迎だよ? でも、でもね?)
なぜ、よりにもよって、獣人化の薬を入れた味噌汁をつき出されているのかと、僕は冷や汗を流しながら固まる。
(いや、うん、犯人は僕だけど……でも、これを食べたら、薬を入れたことがバレるっ)
しかも、バレてしまえば、僕はリリスの獣人姿を拝めない可能性が高い。
どうこの状況を打開しようかと考えるものの、良案はそう簡単に降りてはこない。
「ルティ? あーん、ですわ」
どこか不安そうな顔で味噌汁を勧めてくるリリスを前に……僕は、陥落した。
「あ、あーん」
パクりとスプーンを口に入れれば、味噌汁の味がジワリと広がる。そして……。
覚えのある感覚が、頭の上とお尻の方に生まれる。
「リ、リリス、これは、その……」
たった一口で効果を表したそれに、僕は必死になって言い訳を考えようとして……リリスが肩を震わせていることに気づく。
「リリス?」
「ふ、ふふふっ、気づいていないと、思っていたんですの?」
「へっ? あっ、えっ?」
「ふふっ、わたくし、これでも食事の混入物への警戒心は強いんですのよ? ルティが何かをこの味噌汁に入れたことくらい、分かってましてよ?」
「そん、な……」
なぜかは知らないが、僕の計画は全て、リリスに筒抜けだったらしい。
「さぁ、悪いことを考える狼さんには、お仕置きが必要ですわね?」
キラッキラとした目で迫ってくるリリスを前に、僕は、一月前の悲劇を思い出し、自分でも分かるくらいに顔が引きつる。
「覚悟、してくださいまし?」
その後、さんざんにモフモフされて、弄ばれて、男として、というより魔族としての尊厳が失われかける事態になったのは、言うまでもないだろう。
(もう、絶対、リリスには薬を盛らないっ!)
それだけを決意して、僕は翌日、足腰が立たなくなるまで攻め立てられるのだった。
「これで、リリスの可愛い耳と尻尾が見られる……」
そう、僕は、バレンタインの時にリリスに盛られた獣人化の薬を入手していたのだ。ユーカ様にほしいと言えば、すぐに用意してもらえたため、後は薬を盛るために、何か料理を作れば良いだけだ。
「朝食は、お浸しと味噌汁と照り焼きと……」
『和の朝食』とリリスが言っていたものを作って、僕はどこに薬を盛ろうか少しだけ考えて、味噌汁へと混入させる。
(リリスは味噌汁が好きだしね)
そうして、全ての準備を終えた僕は、外に出ているリリスを呼んで朝食の席につく。
「リリス、僕からのプレゼントだよ」
もちろん、ホワイトデーのプレゼントは忘れていない。今回のプレゼントは、プリザーブドフラワーというやつだ。犬好きなリリスのために、犬の置物と一緒になっているピンクの可愛らしい花だ。
「わぁっ、可愛いですわねっ」
案の定、喜んでくれた様子に、僕も嬉しくなる。
「ありがとうございます、ルティ」
「うん、喜んでもらえて、嬉しいよ」
そう言って、おでこに軽く口づけると、リリスは顔を赤くする。
「っ、もうっ」
そっぽを向いてしまったリリスに、僕は朝食が冷めるといって、意識をこちらに向けさせる。
「そう、ですわね。せっかくの朝ごはんが冷めてしまうのは悲しいですものねっ」
そう言いながら、リリスは朝食を食べ始める。
この時、僕はきっと、かなり気を緩めていた。まさか、数分後、あんな状態に陥るとは思わずに……。
「はい、ルティ、あーん、ですわ」
今、僕の目の前には、味噌汁を片手に、僕にスプーンをつき出すリリスが居る。何でも、プリザーブドフラワーが嬉しかったから、自分の好きな味噌汁を僕に食べさせてあげたいという考えゆえの行動らしい。
(いつもなら、大歓迎だよ? でも、でもね?)
なぜ、よりにもよって、獣人化の薬を入れた味噌汁をつき出されているのかと、僕は冷や汗を流しながら固まる。
(いや、うん、犯人は僕だけど……でも、これを食べたら、薬を入れたことがバレるっ)
しかも、バレてしまえば、僕はリリスの獣人姿を拝めない可能性が高い。
どうこの状況を打開しようかと考えるものの、良案はそう簡単に降りてはこない。
「ルティ? あーん、ですわ」
どこか不安そうな顔で味噌汁を勧めてくるリリスを前に……僕は、陥落した。
「あ、あーん」
パクりとスプーンを口に入れれば、味噌汁の味がジワリと広がる。そして……。
覚えのある感覚が、頭の上とお尻の方に生まれる。
「リ、リリス、これは、その……」
たった一口で効果を表したそれに、僕は必死になって言い訳を考えようとして……リリスが肩を震わせていることに気づく。
「リリス?」
「ふ、ふふふっ、気づいていないと、思っていたんですの?」
「へっ? あっ、えっ?」
「ふふっ、わたくし、これでも食事の混入物への警戒心は強いんですのよ? ルティが何かをこの味噌汁に入れたことくらい、分かってましてよ?」
「そん、な……」
なぜかは知らないが、僕の計画は全て、リリスに筒抜けだったらしい。
「さぁ、悪いことを考える狼さんには、お仕置きが必要ですわね?」
キラッキラとした目で迫ってくるリリスを前に、僕は、一月前の悲劇を思い出し、自分でも分かるくらいに顔が引きつる。
「覚悟、してくださいまし?」
その後、さんざんにモフモフされて、弄ばれて、男として、というより魔族としての尊厳が失われかける事態になったのは、言うまでもないだろう。
(もう、絶対、リリスには薬を盛らないっ!)
それだけを決意して、僕は翌日、足腰が立たなくなるまで攻め立てられるのだった。
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