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俺、異世界で置き去りにされました!?の番外編
ハロウィンは皆で
今日はハロウィン。というわけで、ライナードは朝から様々なお菓子を作ってくれている。
おばけやジャック・オー・ランタン型のクッキーに、ジャック・オー・ランタンが描かれた紫芋を配合したクリームで彩られたケーキ、もちろん、ジャック・オー・ランタンそのものもあるし、かぼちゃのタルトやら蜘蛛の巣キャンディーやら、本当に様々なものが存在する。ただ、これは、ここで食べるのではなく、持ち込んで皆で食べるものだ。
「カイト、ニナ、準備はいいか?」
「うん、大丈夫」
「んっ」
今日は、国をあげてのハロウィンパーティーが行われる。どこで? と言われたら、もちろん、城で、だ。
ただまぁ、実際に城のパーティー会場に行けるのは貴族階級のみで、庶民は城の外周見学ができるのと、スタンプラリーとかのちょっとしたイベントがあるくらいだったりする。
……そして、もちろん、仮装は必須だ。俺は、堕天使のコスプレ、ニナは天使のコスプレ、ライナードは……なぜか、クマのキグルミ。と、いっても、これは俺達が自分で選んだわけじゃない。国をあげての行事ということで、どんなコスプレにするかのくじを引かされて、それに合ったコスプレを用意することが求められるのだ。ちなみに、外には季節外れのサーファー姿の魔族が扉を開けたところで、外気の冷たさにすぐさま引っ込むなんて姿もある。
「なら、行こうか。俺の天使達」
「よし、ニナ、俺達はクマライナードに攫われておこうな」
「んっ」
ちなみに、ライナードのキグルミは、かなり可愛い。後で、モフモフと抱きつかせてもらおうとは思っているから、ぜひとも、今日一日、ずっとその姿で居てもらいたい。
馬車に乗って辿り着いたお城には、当然ながら、ユーカ様とリリス様も居る。ユーカ様は、猫耳に猫の手足と尻尾をつけたニャンコのコスプレで、リリス様は…………どこの悪の女王様だろうかと思える、漆黒のドレスに鞭を持つ姿だったりする。そして、彼女達の背後には、ミイラ男なジークフリート様と、獄卒長っぽいハミルトン様、あと、狼男なルティアスさんが目を光らせている。
(わー、カオス)
いや、もちろん、周りを見渡せば、色々なゲテモノ……じゃなかった、仮装が見られるものの、これもまた、なんとも酷いとしか言えない。
「カイトも来たのね。じゃあ、お菓子を漁りにいきましょう!」
「そうだなっ」
「わ、私も、良いですか?」
「良いに決まってますわっ!」
リリスさんの言葉で、俺達はお菓子をもらいに会場を巡ることにする。ただ、ニナはどうしようかと思って見てみると、何やら、あのマッドサイエンティストにしつこく『トリック・オア・トリート』を唱えているのが目に入った。と、いうか、あのマッドサイエンティストがヴァンパイアの仮装をしている様子が、どうしてもいつもよりまともに見えるという不思議を感じてしまう。少し迷っていると、ライナードに行ってきても良いと促されたので、俺は、ニナを任せて行くことにした。
最初に、見つけたのは、ルティアスのお兄さんラディスさんと、その片翼であるヒイナさんだ。ラディスさんは血塗れのナース姿。ヒイナさんは、ゾンビ姿だ。
「「「トリック・オア・トリート!」」」
「おや、王妃様にリリスさんにカイトさん、ですか。良いですよ。ほら、我が家特性のおばけマシュマロです」
「私からは、チョコバージョンをどうぞ」
そう言われて渡されたのは、マシュマロにチョコペンか何かで顔を作ったお菓子で、ヒイナさんのものは、茶色のマシュマロに蜘蛛の巣が白く描かれたマシュマロだ。
「相変わらず、魔族のお菓子ってすごいわね」
「それは確かに」
「ふわぁあっ!」
お礼を言って、お菓子用の魔道具となっている収納バッグにそれを入れるが、ユーカ様はとても目を輝かせてマシュマロを眺めている。ついでに、背後の二匹……じゃなかった、国王二人が、ラディスを睨んでいるようではあるが、ここは、関わらない方が良いだろう。
「ほら、次行こう、次!」
知り合いを探してウロウロしていると、次に見つけたのは、アメリアさん。言わずもがな、ライナードのお姉様だ。彼女は、死神の鎌を抱えた状態で、俺を見つけた瞬間走ってきて……ちょっと、怖かった。
「あっ、カイトちゃーんっ!! って、王妃様も!?」
ちなみに、背後でくたびれ果ててるのは、アメリアさんの片翼、フィロさんだ。仮装のうさ耳が萎れている様子を見るに、多分、きっと、色々と振り回されたのだろうことは、想像に難くない。
「えっと……」
「あっ、お菓子よねっ! はいっ、我が家では、カボチャ巾着ね!」
そう言って渡されたのは、なんともクオリティーの高いカボチャ巾着……というか、ガッツリ顔まで書くのはどうやったのか全く分からない。フィロさんと一緒に、黄色いカボチャ巾着と、紫のカボチャ巾着とがもらえる。
「あ、ありがとうございます」
「じゃっ、またねーっ!」
そうして、走り去っていくアメリアさん。お菓子を片手に呆然としてしまった俺は悪くないはずだ。
「ふわぁあっ!」
そして、またしてもお菓子に目をキラッキラさせるユーカ様。可愛いけども、背後の二匹が複雑そうなので、止めた方が良いだろうかと悩んで、隣のリリスさんに首を横に振られて断念する。気を取り直して、また別の人を……と思っていたら、背後から嬉しそうな声をかけられる。
「ユーカ! ここに居ましたのね!」
そこに居たのは、ユーカ様の専属護衛にして、ハミルトン様の妹、アマーリエさんで……ニッコニコと嬉しそうにしている。彼女は、猫耳メイドさんだ。
「あ、アマーリエさん。え、えっと、トリック・オア・トリート!」
「うふふ、えぇっ、良いですよ! こちらは、飴細工の黒猫です。ユーカには、こちらをあげますね? それと、わたくしも、トリック・オア・トリート、ですわっ」
「は、はい! えっと、私、まだあまり上手ではないんですけど、目玉飴です!」
会場を周る者は、お菓子をあげることに専念する者と、お菓子をもらうことに専念する者、あとは、どちらも行う者とに分かれる。俺達は、一応もらう専門として動いていたものの、ちゃんとお菓子を用意するのも礼儀らしい。だから、俺もリリスさんも、ユーカ様も、ちゃんとお菓子は持っている。確かに目玉にしか見えない飴を渡すユーカ様と、それぞれ赤いパイとか、黒と紫と黄色のマーブル模様なケーキとかを渡すジークフリート様やハミルトン様。
(あ、なるほど、おばけとかカボチャとかの形をとっていて可愛いお菓子に、ユーカ様は喜んでいたのか)
もちろん、ジークフリート様やハミルトン様のお菓子も悪くはない。むしろ、絶対に絶品なのだろう。しかし、可愛いさやら面白さといったものには欠けていた。
俺は、蜘蛛の巣キャンディー(ライナードにほとんど作ってもらった形だけど)と、リリスさんは、おばけ型のパイを渡して、それぞれお菓子交換を行う。
「結構色々集まったな」
「そうですわね」
「うんっ」
イベントが終わる頃、俺達の収納かばんには、かなり大量のお菓子が入ることとなっていた。途中でニナ達とも合流して、おかしを集め続けた成果だ。
「でも、これ、全部食べるとなると太りそうだよなぁ」
「「…………」」
そして、そんな感想を告げた途端、リリスさんとユーカ様がピシリと固まる。
「だ、大丈夫ですわ! 私は、ちゃんと運動もしますものっ!」
「ゆ、ゆっくり、食べる! それに、痩せる薬も開発しなきゃっ」
何やら取り乱し始めた二人を見て、ハタと気づく。
「なぁ、ライナード。俺が太っても、愛してくれる?」
「当然だ。どんな姿でもカイトはカイトだからな」
「そ、そっか」
ハロウィンイベントは大盛況のうちに終わり、俺達は、様々な想いを抱えながら、愛しい人と眠りにつくのだった。
おばけやジャック・オー・ランタン型のクッキーに、ジャック・オー・ランタンが描かれた紫芋を配合したクリームで彩られたケーキ、もちろん、ジャック・オー・ランタンそのものもあるし、かぼちゃのタルトやら蜘蛛の巣キャンディーやら、本当に様々なものが存在する。ただ、これは、ここで食べるのではなく、持ち込んで皆で食べるものだ。
「カイト、ニナ、準備はいいか?」
「うん、大丈夫」
「んっ」
今日は、国をあげてのハロウィンパーティーが行われる。どこで? と言われたら、もちろん、城で、だ。
ただまぁ、実際に城のパーティー会場に行けるのは貴族階級のみで、庶民は城の外周見学ができるのと、スタンプラリーとかのちょっとしたイベントがあるくらいだったりする。
……そして、もちろん、仮装は必須だ。俺は、堕天使のコスプレ、ニナは天使のコスプレ、ライナードは……なぜか、クマのキグルミ。と、いっても、これは俺達が自分で選んだわけじゃない。国をあげての行事ということで、どんなコスプレにするかのくじを引かされて、それに合ったコスプレを用意することが求められるのだ。ちなみに、外には季節外れのサーファー姿の魔族が扉を開けたところで、外気の冷たさにすぐさま引っ込むなんて姿もある。
「なら、行こうか。俺の天使達」
「よし、ニナ、俺達はクマライナードに攫われておこうな」
「んっ」
ちなみに、ライナードのキグルミは、かなり可愛い。後で、モフモフと抱きつかせてもらおうとは思っているから、ぜひとも、今日一日、ずっとその姿で居てもらいたい。
馬車に乗って辿り着いたお城には、当然ながら、ユーカ様とリリス様も居る。ユーカ様は、猫耳に猫の手足と尻尾をつけたニャンコのコスプレで、リリス様は…………どこの悪の女王様だろうかと思える、漆黒のドレスに鞭を持つ姿だったりする。そして、彼女達の背後には、ミイラ男なジークフリート様と、獄卒長っぽいハミルトン様、あと、狼男なルティアスさんが目を光らせている。
(わー、カオス)
いや、もちろん、周りを見渡せば、色々なゲテモノ……じゃなかった、仮装が見られるものの、これもまた、なんとも酷いとしか言えない。
「カイトも来たのね。じゃあ、お菓子を漁りにいきましょう!」
「そうだなっ」
「わ、私も、良いですか?」
「良いに決まってますわっ!」
リリスさんの言葉で、俺達はお菓子をもらいに会場を巡ることにする。ただ、ニナはどうしようかと思って見てみると、何やら、あのマッドサイエンティストにしつこく『トリック・オア・トリート』を唱えているのが目に入った。と、いうか、あのマッドサイエンティストがヴァンパイアの仮装をしている様子が、どうしてもいつもよりまともに見えるという不思議を感じてしまう。少し迷っていると、ライナードに行ってきても良いと促されたので、俺は、ニナを任せて行くことにした。
最初に、見つけたのは、ルティアスのお兄さんラディスさんと、その片翼であるヒイナさんだ。ラディスさんは血塗れのナース姿。ヒイナさんは、ゾンビ姿だ。
「「「トリック・オア・トリート!」」」
「おや、王妃様にリリスさんにカイトさん、ですか。良いですよ。ほら、我が家特性のおばけマシュマロです」
「私からは、チョコバージョンをどうぞ」
そう言われて渡されたのは、マシュマロにチョコペンか何かで顔を作ったお菓子で、ヒイナさんのものは、茶色のマシュマロに蜘蛛の巣が白く描かれたマシュマロだ。
「相変わらず、魔族のお菓子ってすごいわね」
「それは確かに」
「ふわぁあっ!」
お礼を言って、お菓子用の魔道具となっている収納バッグにそれを入れるが、ユーカ様はとても目を輝かせてマシュマロを眺めている。ついでに、背後の二匹……じゃなかった、国王二人が、ラディスを睨んでいるようではあるが、ここは、関わらない方が良いだろう。
「ほら、次行こう、次!」
知り合いを探してウロウロしていると、次に見つけたのは、アメリアさん。言わずもがな、ライナードのお姉様だ。彼女は、死神の鎌を抱えた状態で、俺を見つけた瞬間走ってきて……ちょっと、怖かった。
「あっ、カイトちゃーんっ!! って、王妃様も!?」
ちなみに、背後でくたびれ果ててるのは、アメリアさんの片翼、フィロさんだ。仮装のうさ耳が萎れている様子を見るに、多分、きっと、色々と振り回されたのだろうことは、想像に難くない。
「えっと……」
「あっ、お菓子よねっ! はいっ、我が家では、カボチャ巾着ね!」
そう言って渡されたのは、なんともクオリティーの高いカボチャ巾着……というか、ガッツリ顔まで書くのはどうやったのか全く分からない。フィロさんと一緒に、黄色いカボチャ巾着と、紫のカボチャ巾着とがもらえる。
「あ、ありがとうございます」
「じゃっ、またねーっ!」
そうして、走り去っていくアメリアさん。お菓子を片手に呆然としてしまった俺は悪くないはずだ。
「ふわぁあっ!」
そして、またしてもお菓子に目をキラッキラさせるユーカ様。可愛いけども、背後の二匹が複雑そうなので、止めた方が良いだろうかと悩んで、隣のリリスさんに首を横に振られて断念する。気を取り直して、また別の人を……と思っていたら、背後から嬉しそうな声をかけられる。
「ユーカ! ここに居ましたのね!」
そこに居たのは、ユーカ様の専属護衛にして、ハミルトン様の妹、アマーリエさんで……ニッコニコと嬉しそうにしている。彼女は、猫耳メイドさんだ。
「あ、アマーリエさん。え、えっと、トリック・オア・トリート!」
「うふふ、えぇっ、良いですよ! こちらは、飴細工の黒猫です。ユーカには、こちらをあげますね? それと、わたくしも、トリック・オア・トリート、ですわっ」
「は、はい! えっと、私、まだあまり上手ではないんですけど、目玉飴です!」
会場を周る者は、お菓子をあげることに専念する者と、お菓子をもらうことに専念する者、あとは、どちらも行う者とに分かれる。俺達は、一応もらう専門として動いていたものの、ちゃんとお菓子を用意するのも礼儀らしい。だから、俺もリリスさんも、ユーカ様も、ちゃんとお菓子は持っている。確かに目玉にしか見えない飴を渡すユーカ様と、それぞれ赤いパイとか、黒と紫と黄色のマーブル模様なケーキとかを渡すジークフリート様やハミルトン様。
(あ、なるほど、おばけとかカボチャとかの形をとっていて可愛いお菓子に、ユーカ様は喜んでいたのか)
もちろん、ジークフリート様やハミルトン様のお菓子も悪くはない。むしろ、絶対に絶品なのだろう。しかし、可愛いさやら面白さといったものには欠けていた。
俺は、蜘蛛の巣キャンディー(ライナードにほとんど作ってもらった形だけど)と、リリスさんは、おばけ型のパイを渡して、それぞれお菓子交換を行う。
「結構色々集まったな」
「そうですわね」
「うんっ」
イベントが終わる頃、俺達の収納かばんには、かなり大量のお菓子が入ることとなっていた。途中でニナ達とも合流して、おかしを集め続けた成果だ。
「でも、これ、全部食べるとなると太りそうだよなぁ」
「「…………」」
そして、そんな感想を告げた途端、リリスさんとユーカ様がピシリと固まる。
「だ、大丈夫ですわ! 私は、ちゃんと運動もしますものっ!」
「ゆ、ゆっくり、食べる! それに、痩せる薬も開発しなきゃっ」
何やら取り乱し始めた二人を見て、ハタと気づく。
「なぁ、ライナード。俺が太っても、愛してくれる?」
「当然だ。どんな姿でもカイトはカイトだからな」
「そ、そっか」
ハロウィンイベントは大盛況のうちに終わり、俺達は、様々な想いを抱えながら、愛しい人と眠りにつくのだった。
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