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よし!迷わず資料室に来れた!
「失礼します!ニコ・セラフィムスです!」
「どうぞ」
あれ?なんか声が鋭いような?
「失礼します。」
「そちらに座ってください。」
「はい」
「ではまず、なぜこんなに遅れたのかを教えてください」
やばい!すごく怒ってる!!
顔は笑ってるけど目は笑ってない
「え、えっと~ロザリ、、はっ!」
ん、待てよ。ロザリアって名前出して大丈夫かな?
誰にも言われたくないことかもしれない。
「ゴホン、えっと、友達が絡まれてたので助けてたら遅れました。」
「それで、ロザリアさんは大丈夫でしたか?」
「はい!、、ん?どうしてロザリアだと!!」
「昼間のこともありましたし、予想ですが」
すごいさすがだスピカ先生
「それが理由なら構いません」
……やっぱり、怒ってる。
「これをどうぞ、紅茶です。」
「いいんですか?ありがとうございます!」
すごくいい匂いがする!
「では、本題に入りましょう。なぜ、呼び出されたかわかりますか?」
「はい。……まったく、わかりません!」
「はぁ……」
変なこと言ったかな?
「ニコさんが噴水に落とされた時のことですよ」
「ん~~何かしました?」
「ご令嬢に悪口を言ったでしょ?」
「あー、性格ブスですか?」
「それです。」
「でも、私悪くないですよね?だって、ロザリアのせいにされたんですよ?」
「そうですが……あちらはあなたより身分が上です。」
「だからといって、やっていいことと、悪いことがあります。」
「そうですね。ですが、一つだけ言わせてください。」
「なんですか?」
「私は教師として、あなたを対等に扱います。
ですが……身分差は消えません。
だから、考えて行動してください。」
「ちゃんと考えてます。」
「いえ、今が考えてないと言っているのではないです。何かあっては遅いので無理をしないでください。」
「でも、」
「いいですか?」
「はい……わかりました。」
確認するように、先生の手が一度だけ頭を撫でた。
「では、そろそろ戻られた方がいいですよ、リリィさんがかなり心配してました。」
「そうなんですか?」
確かに結構時間経ってるしすごく心配してるだろう
だけどその前に
「先生!紅茶飲んでいいですか?」
「え?いいですが」
「やった~いい匂いがしてたのに飲めなくて悲しかったんだよね~」
あっ、冷めてる、悲しい
「貸してください」
「…?はい、何するんですか?」
「温め直そうかと」
「いえいえ!大丈夫ですよ!温め直すものもないですし」
「わかりやすく悲しんでましたよ。」
「え!」
顔に出てただろうか、今度から気をつけよう。
「魔法で温め直すので大丈夫です。」
そういうと、魔力を手に貯め温め直してくれた。
「どうぞ、できましたよ。」
「ありがとうございます!!」
美味しい~ちょうどいい温度だ~
ローズ先生といいスピカ先生といい魔力の操作が上手なんだな~
紅茶温めれるくらいあったかいならスピカ先生の手もあったかいのかな?
「スピカ先生、手を貸してください!」
「?、いいですが」
「ありがとうございます。」
差し出された手を、迷いなく両手で包む。
「な!?」
……あれ?
思ったより、普通だ。
「あなたは、何をしているんですか?」
「紅茶を温められるくらいなら手もあったかいのかな?って思って」
うーん、やっぱりあったかくない
「あの、もういいですかね?」
「はっ!すみません」
無意識に、ずっと握ったままだった。
あれ?スピカ先生、顔が若干赤いような?
「スピカ先生、大丈夫ですか?」
「どうしてですか?」
「いえ、顔が赤いような気がして」
「気のせいでしょう。」
気のせいか、ならよかった!
「紅茶美味しかったです!ありがとうございました!失礼します!!」
「はい、気をつけて帰ってくださいね」
「はーい」
次はリリィのところに行かないと!!
もう寮に帰ってるかな?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「……はぁ」
深く、長いため息が落ちた。
一人取り残された資料室で、
温め直したはずの紅茶よりも、自分の顔の方が熱を帯びていた。
「失礼します!ニコ・セラフィムスです!」
「どうぞ」
あれ?なんか声が鋭いような?
「失礼します。」
「そちらに座ってください。」
「はい」
「ではまず、なぜこんなに遅れたのかを教えてください」
やばい!すごく怒ってる!!
顔は笑ってるけど目は笑ってない
「え、えっと~ロザリ、、はっ!」
ん、待てよ。ロザリアって名前出して大丈夫かな?
誰にも言われたくないことかもしれない。
「ゴホン、えっと、友達が絡まれてたので助けてたら遅れました。」
「それで、ロザリアさんは大丈夫でしたか?」
「はい!、、ん?どうしてロザリアだと!!」
「昼間のこともありましたし、予想ですが」
すごいさすがだスピカ先生
「それが理由なら構いません」
……やっぱり、怒ってる。
「これをどうぞ、紅茶です。」
「いいんですか?ありがとうございます!」
すごくいい匂いがする!
「では、本題に入りましょう。なぜ、呼び出されたかわかりますか?」
「はい。……まったく、わかりません!」
「はぁ……」
変なこと言ったかな?
「ニコさんが噴水に落とされた時のことですよ」
「ん~~何かしました?」
「ご令嬢に悪口を言ったでしょ?」
「あー、性格ブスですか?」
「それです。」
「でも、私悪くないですよね?だって、ロザリアのせいにされたんですよ?」
「そうですが……あちらはあなたより身分が上です。」
「だからといって、やっていいことと、悪いことがあります。」
「そうですね。ですが、一つだけ言わせてください。」
「なんですか?」
「私は教師として、あなたを対等に扱います。
ですが……身分差は消えません。
だから、考えて行動してください。」
「ちゃんと考えてます。」
「いえ、今が考えてないと言っているのではないです。何かあっては遅いので無理をしないでください。」
「でも、」
「いいですか?」
「はい……わかりました。」
確認するように、先生の手が一度だけ頭を撫でた。
「では、そろそろ戻られた方がいいですよ、リリィさんがかなり心配してました。」
「そうなんですか?」
確かに結構時間経ってるしすごく心配してるだろう
だけどその前に
「先生!紅茶飲んでいいですか?」
「え?いいですが」
「やった~いい匂いがしてたのに飲めなくて悲しかったんだよね~」
あっ、冷めてる、悲しい
「貸してください」
「…?はい、何するんですか?」
「温め直そうかと」
「いえいえ!大丈夫ですよ!温め直すものもないですし」
「わかりやすく悲しんでましたよ。」
「え!」
顔に出てただろうか、今度から気をつけよう。
「魔法で温め直すので大丈夫です。」
そういうと、魔力を手に貯め温め直してくれた。
「どうぞ、できましたよ。」
「ありがとうございます!!」
美味しい~ちょうどいい温度だ~
ローズ先生といいスピカ先生といい魔力の操作が上手なんだな~
紅茶温めれるくらいあったかいならスピカ先生の手もあったかいのかな?
「スピカ先生、手を貸してください!」
「?、いいですが」
「ありがとうございます。」
差し出された手を、迷いなく両手で包む。
「な!?」
……あれ?
思ったより、普通だ。
「あなたは、何をしているんですか?」
「紅茶を温められるくらいなら手もあったかいのかな?って思って」
うーん、やっぱりあったかくない
「あの、もういいですかね?」
「はっ!すみません」
無意識に、ずっと握ったままだった。
あれ?スピカ先生、顔が若干赤いような?
「スピカ先生、大丈夫ですか?」
「どうしてですか?」
「いえ、顔が赤いような気がして」
「気のせいでしょう。」
気のせいか、ならよかった!
「紅茶美味しかったです!ありがとうございました!失礼します!!」
「はい、気をつけて帰ってくださいね」
「はーい」
次はリリィのところに行かないと!!
もう寮に帰ってるかな?
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「……はぁ」
深く、長いため息が落ちた。
一人取り残された資料室で、
温め直したはずの紅茶よりも、自分の顔の方が熱を帯びていた。
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